瀬戸内海の夜明け
 天気予報を見ていたら、この週末は天気がいいようです。
4月に入って暖かくなったし、のんびりツーリングでもするか〜と、金曜日の夜にフェリーに乗船しました。
 翌朝、瀬戸内海でお目覚めです。ちょっと雲が多いかなあ? 

関門海峡大橋
 新門司港に上陸して、九州自動車道に乗ります。
PAで一休みして、関門大橋を見物します。
 この日は風が強くって、ちょっと寒いくらいでしたねえ。

北九州市街を望む
 ひとしきり海峡の風景を堪能した後、出発します。
 が!!!
 この日はきびしい強風が!さんざんハンドルを取られたあげく、前輪が浮いた!!(ような気がした)有様。
 死ぬかと思いました(^^;

錦帯橋
 今日は広島まで行く気だったので、そのまま中国道・山陽道をのんびり走ります。
太陽の日差しが心地よく、快適に走りました。
 岩国で高速を降りて、錦帯橋を見物に立ち寄ります。
ここ岩国は吉川家(きっかわ)6万石の城下町でした。
 この吉川家、関ヶ原の敗戦の責任をしょわされ、幕府公認の藩でもあり参勤交代もやってながら、毛利本家に藩として認めてもらえなかったというかわいそうな大名でもあります。
 ちょうど桜が終わったところで、人も少なくてのんびり橋を堪能できました。

厳島神社
 ここからは二国(国道2号線)を走ります。
広島県に入ったところで、世界文化遺産の厳島神社を見物に出かけます。
 この連絡船、JRが運行してるんですよね。
かつての青函、宇高と同じ扱いなんですよ〜(確か18切符もいけたはず)
 船はわざわざ鳥居の前まで行ってから左に折れて桟橋に向かいます。
 島ではたくさんの鹿がお出迎え。奈良公園のようでした。

秋にはさぞきれいでしょう
 海が参道になっている神社は珍しいと思う方もいらっしゃるようですが、西日本では決して珍しくはないんです。
 対馬、五島をはじめとする九州の西海岸、瀬戸内海にはたくさんあるんですよ〜

厳島神社

大鳥居
 ただ、規模の点から言うと、平清盛の保護を受けた厳島神社が一番です。
 この日は潮が引いていたので、大鳥居まで歩いていけました。
下から見上げて写真を撮ります。

原爆ドーム
 ひどい渋滞に巻き込まれながらもなんとか広島市内へ。
広島駅の案内所で宿を紹介してもらい、ビジネスホテルに決めました。
 が、駅前すぎて駐輪場がなく、仕方なく駅横の駐輪場に駐車しました。
門限?の関係で翌朝7:00まではバイクを出せなくなってしまいました。
 駐輪場の係の人としばらく話をしたあと、路面電車に乗って広島市民球場に出かけました。
 あわよくば地元で広島戦を・・・と思ったのですが、なんとこの日はデーゲーム!
涙をのみました(笑)
 余談ですが、広島の野球ファンの皆様、野球は球場で見た方がいいですよ〜
球団がなくなってからでは遅いですよ(元南海ファン)
 広島市民球場から原爆ドームまではすぐ近く。
よってみることにしました。
 なぜここが爆心地になったかというと、ドームの左に架かっている橋が実はT字型になってまして、上空から目標にしやすかったからなんだそうです。
 なんか運不運ってあるのかもしれません・・・
 夕食はお好み村で広島のお好み焼きです
(地元の人は行かないそうですが・・・)
 私は大満足でした(^0^)
 

広電
 さて、広島では路面電車がいまだにバリバリ走ってます。うらやましいです。
新型車両

音戸ノ瀬戸
 翌朝、駐輪場が開くのを待ちかねるように広島市内を出発します。
 かつての軍港、呉を通過して音戸ノ瀬戸を見に行きます。
 なんでもここは平清盛が開かせた運河なんだとか。すごいですよねえ。

音戸ノ瀬戸

瀬戸内海の風景
 しかもここをフェリーが通過するんですよ〜
(このフェリーには後日乗船しました)
 そこからは海沿いを走っていきます。
竹原、三原を通過して尾道を目指します。

5分間の船旅
 尾道には対岸の向島との間にいくつかの渡し船があります。
その一つに乗ってみるのが夢だったんです。
 早速乗船です。
 乗船時間は5分ほど、あっという間の瀬戸内クルージングです。
もちろん最短乗船時間を更新しました(^^;

車両甲板
 料金も200円ほどだったかな?往復してもたいしたことないです。
料金表

尾道市街
 向島までは尾道大橋で行かずに渡し船で行くことをおすすめします。
尾道市街

因島大橋
 さていよいよしまなみ海道に入りました。
向島からは因島大橋で因島に渡ります。
 因島はポルノグラフティの地元です
(どうでもいいね(笑)
 PAから写真を撮りました。
 続いて生口島、大三島とわたっていきます。
大三島で多々良大橋を見物してお昼ご飯にします。
 大三島には「大山祇神社」があり、昔から瀬戸内の船乗り(海賊も)の信仰を集めてきました。
 伊予の河野氏、越智氏とも関係が深いようです。
 で、代々奉納されてきた品々が、併設の博物館に展示されてます。
時間があれば見ていくと楽しいですよ〜

展望台からの眺め
 塩で有名な伯方島を越えて伊予大島までやってきました。
 ここには亀老山展望台があり、来島海峡大橋を眺めることができます。
 来島海峡は船舶の通行がとても多いので、眺めていても飽きませんし、夕日の撮影スポットでもあります。
 アマチュアカメラマンもたくさんきてますよ〜

来島海峡大橋

徳島港にて
 この日は素直に高速使って帰りました(次の日仕事だし)
 
しまなみ海道をゆく 完
2006.1.17作成
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