れんと、国境地帯を行く

対馬ツーリングの巻(3)



豆酸崎
 翌朝は対馬最終日。早めに出発します。
 対馬の南端、豆酸崎(つつざき)を目指します。
 ついに豆酸崎に到着。
あいにくの曇り空でしたが、最果て感満載です。
この先は韓国ですからねえ〜。

豆酸崎
 
豆酸崎

豪華な昼食
 ちょっと早い(11:00)けど、お昼にします。
美女塚にある茶屋(「ペンションもやってるようです)で、
豪華(1500円)な昼食です。

お品書き

 さざえめし
 いか・マグロ・鯛・サザエの刺身
 切り干し大根と、タケノコ、椎茸の煮物
 キュウリの漬け物
 古代米の茶がゆ
 ろくべえ
 イカとピーマンの天ぷら
 ろくべえぜんざい
 つけもの

です。対馬の味覚を堪能しました。
もうね、だいまんぞくですよ〜

鮎返し

対馬の山々

金石城
 この美女塚には、悲しいお話があります。
 昔(奈良時代だったかな?)この集落に、一人の娘さんがいたそうです。
 絶世の美女だったので、遠く都にまでその評判が伝わり、
宮中に召し出される事になりました。
 娘は生まれ故郷を離れることを、たいそう悲しんでいたそうです。
 娘をつれた行列が、この場所に差し掛かったとき、
娘は「トイレにいきたい」と言って茂みのなかに入り、自害したそうです。
 で、美女塚と呼ばれるようになったのだとか。
(´Д⊂
 食事の後は、厳原に帰ります。
 途中「鮎もどし公園」に立ち寄ります。
あまりの急流に鮎も登れないということで、この名が付いたそうです。
 遊歩道が整備されていて、美しい公園でした。
 厳原市内に戻って、金石城の城門を見物。
対馬藩、宗氏の居城の跡です。
 対馬藩は朝鮮との玄関口として、10万石格を与えられていました。 

厳原港フェリーターミナル
 
厳原港に入港する
フェリーニューつしま

厳原港
 厳原港に戻ってきました。
 港の手前の駐車場で、ライトバンでお弁当を売っているお店があったので、
夕食用にお弁当を購入。500円でした。
 15:20、船は厳原港を出航。博多港を目指します。
 船中でいろいろプランを練ったのですが、翌日の走行距離を抑えるため、
今晩中に別府
まで移動しておくことにしました。
 お弁当で夕食を済ませ、海から見る福岡の夜景に感動したりしつつ
、20:00に博多港入港。別府への移動を開始します。
 都市高速から九州自動車道へ、大分自動車道へと快調に走破します。
 が、日田市を過ぎたあたりからが降り出しました。
 走るにつれて雨は激しさを増し、
湯布院あたりからは強風
も加わって、
高速道路上を40`ぐらいでしか走れない状態になってしまいました。
 泣きそう
になりながら必死に走りきり、午後10時に別府に到着。
 別府駅裏のビジホにチェックイン。ようやく一息つきました。
 

晩ご飯です
  
博多港
遠くに見えるのは福岡ドーム

別府観光港のフェリーえひめ
(この後、地獄が待ってました・・・)
 翌朝も雨は降り続いていました。
 9:35発の八幡浜行きの「ふぇりーえひめ」に乗船します。
 バイクをやたら縛り上げてるので、(そんなに縛らなくても)と思いました。
 出航して、佐賀関の岬を通過したとたん、船は

ぼっこんばっこん

揺れ出しました!
 まっすぐに歩けないほどで、船室の窓を波が叩いてます!
 ツアーらしいおばさんの団体がきゃーきゃー騒ぎ出しました。
 僕は船員さんをつかまえて、「今、どのくらいの波ですか?」と尋ねると、
2.5メートルくらいかな」という答え。
 「ちなみに欠航は何メートルくらいでやります?」と聞くと、
「生活路線ですからねえ〜ちょっとやそっとで欠航しませんよ」との答え。
 (これ以上の大波でも船を出すのか〜)と少し恐ろしくなりました。
 船が佐田岬の陰にはいると、少し波も穏やかになりほっとしました。
とても怖かったデス。

ツーリングレポート対馬編 完
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