襟裳岬に昇る朝日
 翌朝目が覚めると、そこは船の上。ちょうど夜明け前でした。
 東の空を見ていると、えりも岬の方から朝日が昇ってきました!
なんという美しさ!

 今日もいいことありそう
な予感がします。 
 苫小牧港に上陸するのは今回が初めてです。
今日は天気が良さそうです。
 心ウキウキワクワク
です。
 苫小牧市街を抜けると国道234号線を北上します。
途中のセイコーマートで朝食です。
 追分というところで道道には入り、国道274号線へショートカットします。
 放射冷却で底冷えのする中、東へと向かいます。
 日高町の国道237号線との交差点角にあるセイコーマートで一休みです。
 最初は知人の住む池田町を目指していたのですが、
あまりの天気の良さに、つい富良野・美瑛をのぞいて見たくなりました。
 そこで急遽方向転換!国道237号を北上します。
 占冠を通過し、やがて国道38号線と合流しお昼頃に富良野に到着します。
 富良野にモスバーガーが出来ていました。
モスで早い昼食をすませると、237号線から脇道に入ってのんびり走ります。

快晴のふらの・十勝岳

快晴のふらの・十勝岳

快晴のふらの

快晴の美瑛
 見てくださーい!この雲一つない空を!!
 1994年以来、毎年のように富良野・美瑛に来ていますが、
雲一つない快晴は初めてです!

 もう興奮状態で走って、止まって、写真を撮ってを繰り返します。
 裏道裏道と走って、やがて美瑛までやって来ました。
 ここで観光名所巡りをやってみました。
 普段は混雑を嫌って、「○○の木」とかは見に行ったことはなかったのですが、
今日に限っては話は別!
 おおいに堪能し、日没まで走り回ってました〜

快晴の美瑛

快晴の美瑛
 
快晴の美瑛

秋の菜の花

ハム・ソーセージのお店
歩人(ホビット)

雨の美瑛

色づきはじめてます

フェリーすずらん
 翌朝は一転して雨模様。一応お出かけしました。
 昼食は美瑛にある、ハムとソーセージのお店、「歩人」(ほびっと)です。
 ハムとソーセージを堪能しました。
 

日本海の夕暮れ
 さらに翌日の明け方近く、結構長い揺れがありました。
 あまり大きくはなかったので、十勝岳の火山性微動かな?
とか思ってまた寝てしまいました。
 と、早朝にもかかわらず、友人からメールでたたき起こされました!
 
「なんだ〜こんな早くに〜」とメールを見ると
「だいじょうぶか〜!!!」の文字。
 「何のこと?」と返信すると、
「知らんのか〜?十勝地方を巨大な地震が〜

「なに〜〜?!!」

 びっくり仰天!あわてて宿の談話室のTVをつけます!
 「ひえ〜」
津波で釣り人がさらわれたとか、苫小牧の石油タンクが炎上したりとか、大騒ぎです。
 池田の知人が心配で電話しますが、回線がパンクしているらしくつながりません。
 
様子を見に行きたいけど、今夜のフェリーに乗らないと仕事に間に合わないし・・・
 現地の状況もつかめないし、行くのは無理と判断。
 友人から次々と入ってくる安否のメールに返事を書きつつ、新日本海フェリーに電話で運行状況を確認。
 道路が寸断されている可能性を考え、遠回りですが札幌経由で苫小牧東港を目指します。
 途中、日高道が通行止めになっていたものの、
苫小牧の石油タンクも鎮火していて、なんとか苫小牧東港に到着しました。
 ターミナルのTVで被害状況を確認。
 今朝、苫小牧入港予定だった八戸発のフェリーが、タンク火災のために入港できなかった事を知りました。
 何日かの差で巻き込まれていたかもしれないと思うと、ぞっとしました。
 しかも、もし快晴に恵まれずにあのまま池田町に向かっていたら・・・
運がよかったとしか言いようがありません!

 幸い東港は火災の影響もなく、フェリーは予定通り出航しました。
 知人の無事を確認できたのは、自宅に着いた翌日の事でした。
 知人はとっさに飛び起きたおかげで、倒れてきたタンスにつぶされずに済んだそうです。
ホントによかった・・・
2003年9月東北・北海道ツーリング完
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