珊瑚礁ツアー中の私と友人
 翌朝、まだ夜の明ききらないうちに昨日の海岸に、
デジカメの捜索に出かけました。(笑
 もちろん友人も一緒です。友人も気の毒がってついてきてくれました。
 空が白みかけてから(石垣島は本州より夜明けが遅い)一時間くらい探しましたが、
やっぱりありませんでした。
 今日は白保にある「民宿白保」に移動して白保の珊瑚礁のツアーに行くので、
あまり時間もないので八重山荘に戻りました。
 八重山荘で朝ご飯を食べたあと、民宿白保に移動して珊瑚礁ツアーに参加します。

白保の珊瑚とクマノミ
 民宿のオジーはすごくいい方でした。
ほんわりとした方言がまた良くって、旅気分を味わえます。
 シュノーケルをつけていざ出発!

うっひゃ〜!

 すごく美しい珊瑚礁です。昨日の海岸なんて目じゃありません!
そしてものすごい数と種類の魚たち!
目を奪われる光景が続きます。

こんな時こそ

デジカメがあれば・・・


(´Д⊂

珊瑚
 悔やんでいても始まらないので、脳裏に焼き付けようとひたすら泳ぎます。
 しかしホントに美しいです。ここを埋め立てて空港を作ろうという話があったとか。
 信じられません。見所つぶして空港作りなんて矛盾してますよね。
残ってなによりです。

すごい群れです
 普段の生活からはあり得ないくらい泳ぎ続けている私。
 さすがに連日ともなると、疲れてきます。
休みながら泳ぎます。
 めがねがずれてきたので、ひょいと押さえると、

ばきっ

とフレームが壊れてしまい、片方のレンズがはずれてしまいました。
いきなり海水が目に入り、

がはげへがはっ

とおぼれそうになる私。

うひゃあ〜
 ようやく体勢を立て直し、めがねを交換してもらいました。
昨日のデジカメといい、まったくついてません。
しかも友人には、「クラッシャー」と呼ばれる始末。
 あげくの果てに、友人はそれをネタにして、
同じツアーに参加している女の子達から笑いまで取ってます。

・・・私はいい友人に恵まれて幸せもんです(泣

お昼ご飯はまたも八重山そば
 ツアーはお昼前には終了。石垣市街に「丸八そば」という、
八重山そばの名店があるというので車で出かけます。
 さすが噂に違わずすごい人です!
早めに行って大正解でした。
 おいしいですねえ。さすが地元との名店です。

再び米原
トミーのパン屋で紅芋あんぱんげっと!
 食べ終わったので、島一周ドライブの続きをすることにしました。
 途中で、もう一度「トミーのパン屋」に寄ってみました。
 ありましたよ〜「紅芋パン」が!!おいしいですよ〜
すごく大きくて、ずっしりと重たいあんパンです。
 紅芋のアンがぎっしりと詰まってます。勝利の記念撮影をしました。(左)
マングローブの密林にて  海岸沿いを北上します。途中でマングローブの密林を見つけました。
早速車を止めて記念撮影です。
 昨日の夜、酔っぱらった勢いで購入した
「畑人(はたんちゅ)」の笠
(農作業用の笠)
をかぶってみました。
 意外と似合うんですよ〜これが。

平久保崎にて
(石垣島最北端)
 ついに島の最北端、、平久保崎に到着しました。
 時間も遅いのに、結構な数の観光客がいました。
ここでも笠かぶって記念撮影です。
 雨が降ってきたので、宿に向かうことにしました。

平久保崎灯台

民宿白保の夕ご飯
 民宿白保に戻って夕食です。
 これがまたエライ豪華なんですよ〜感動ものでした。
 とりあえずオリオンビールで乾杯!同宿の人たちと、旅の話で盛り上がります。
 夕食が終わると、今度は酒盛り。宿のオジーは方言全開!!
 何を言ってるのか、半分くらいしか分かりません。
こんな経験は津軽弁以来です。
 すごいカルチャーショックでした。
 あとオジーは、泡盛をコーラで割って飲んでました。
 甘すぎるけど確かに飲みやすいです。
これもまたカルチャーショックでした。
 酒が入ると眠くなる体質の私。10時半には部屋に引き上げて寝てしまいました。
 そんな私の寝相を、友人は同宿の女の子達に見せて笑いを取っていたそうです。

・・・ほんとにいい友人だよ(号泣

雨の石垣島空港
 翌朝、朝ご飯を食べ終わると、すっかり仲良くなった同宿の子達と記念撮影をしました。
 車に乗り込むときに畑人の笠かぶってたら
オジーとオバーが
「とっても似合ってる、地元の人みたいだ」
と誉めてくれました。
 とてもうれしかったです。
 楽しかった宿に別れを告げ、石垣市街に移動し、街をぶらぶらします。
 バスターミナルの近くに、オリジナルTシャツを作れるところがあったので、
チャレンジしてみました。
 で、石垣最後の昼食はやっっぱり「八重山そば」でした。
 僕は違うもの食べたかったのに、友人が気に入ってしまい、
またもそばになってしまいました。
 時間が来たので、石垣空港に移動。ついに石垣島を離れることになりました。

さようなら石垣島!また来る日まで!
エピローグ
 帰りも那覇空港経由で関空に帰った我々。
 関空上空はものすごい荒れ模様でね大雨降ってました。
雷も鳴ってたかな?
 そんな関空に、半袖半ズボンにサンダル、おまけに畑人の笠をかぶって降りたった私。
かなり場違いでしたよ
、ええ。
 上を一枚だけ羽織ってそのまま家まで帰りました。
めちゃくちゃ寒かったです。
後日談
 第四話、いかがでしたかか?
なに?
写真が少ない?ケンカ売ってるんですか、あなた(笑)
 
デジカメ流しちゃったんだから、しょうがないでしょ!
 第4話の写真は、友人のカメラ、私の一眼レフ、同宿の方に送っていただいた写真で構成しました。
みなさん、ありがとうです。

 で、「ダイビングのデータを、デジカメごと流したって言ってたのに、何で写真あるの?」という質問が出ました。
当然の疑問ですね。
ではお答えしましょう!

 デジカメ、戻ってきたんです!

 第3話で、近くのキャンプ場のオーナーが「2,3日で打ち上げられるよ」と言ってたのを覚えてますか?
ホントに打ち上げられたんです!
 
石垣島を離れる前に、オーナーさんに、「もし打ち上げられたら、着払いで送って下さい」と、
住所を書いた紙を渡してきてあったんですが、期待はしていませんでした。
(そりゃそうだ)
 ところが、キャンプ場に来ていたお客さんが、たまたま打ち上げられていたデジカメを見つけてくれ、
オーナーさんが送ってくれたんです。
ほんとにありがとうございました。
 で、送られてきた小包をおそるおそる開けてみると、

「ぎゃー」

 中には全然掃除してない金魚の水槽のようになったデジカメの防水ケースが入っていたのです。
 防水ケースに入れていたものの、何日も波間を漂えば、当然浸水するでしょう。
 デジカメ内部からの錆水で、ケースの中が見えない状態になっていました。
 ケースを開けてみると、見るも無惨な錆だらけのデジカメ本体が出てきました。
 しかし、ダイビングのデータをあきらめ切れない私は、カメラからコンパクトフラッシュを抜き取り、
丁寧にふき取ったあとパソコンにつないで見ました。

「生きてる!データが生きてる!」

 なんということでしょう!
 丸一週間水浸し状態だったにもかかわらず、データは残っていたのです!

 これを奇跡と呼ばずしてなんと呼びます?
そのおかげで、こうしてHPでダイビングを紹介できたと言うわけです。
 これにて石垣島編は終わりです。
 それではみなさん、またお会いしましょうね。さよなら、さよなら、さよなら。
2003年10月石垣島編 完
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