さすが3月だ!まだまだ寒いぜ!

平戸島へ

〜その2〜


「STRIKE」とラスト・ロングツーリング


菜の花
 昼過ぎの出発になってしまいましたが、相変わらずのんびりモードです。
 途中に菜の花が咲いていて、春を教えてくれます。
太陽も出ていて、ぽかぽか陽気です。(風は冷たいですが)

愛車と海
 ついに地続き(橋続き?)でいける本土最西端「宮の浦」に到着しました。
何もない漁港ですが、いい感じの集落でした。

地続き(橋つながり)でいける
本土最西端
宮の浦

根獅子の浜

たぶん根獅子浜
 全国海水浴場88選にも選ばれているという、根獅子の浜が見えてきました。
まだ三月だというのに、美しい海の色です。
 その隣の人津久の浜もとてもきれいでした。
 生月島へも行こうかと思ったのですが、九十九島にも行きたかったし、
通行料金も高いのであきらめました。

人津久浜

生月大橋

九十九島
(向こうは平戸島)
 九十九島を見下ろせる冷水岳にやって来ました。
あいにくの逆光ですが、海と島がとてもきれいです。
 風が強くて冷たいので、あまり長居ができませんでした。
 そのあと「僕どこライダー」も訪れた、日本本土最西端の碑を見てきました。
近所の人が犬を連れて歩いていたりと、日常に埋もれている場所(笑)でしたが、
とりあえず記念撮影。
 ここは午後からは太陽がさんさんと当たるので、お昼寝に最適です。
しばらく寝てました。
  時間がないのに、昼寝してさらに時間がなくなった私。
大急ぎで夕日のきれいそうな場所を探します。

九十九島
 
本土最西端の碑

佐世保夕景
 佐世保に向かって走っていると、「弓張岳」という看板が出ていました。
高いところなら夕日もきれいなハズ。表示の通り脇道に入り、グングン山道を登ります。
 到着〜!
おお〜なかなかきれいな所じゃないですか。
 東に佐世保の町を見下ろし、西に夕日と九十九島が見渡せる絶好のポイントです。
 三脚立てて夕日を待ちます・・・・が、雲が出てきていまいちでした。
 めちゃめちゃ寒いのに、カップルがたくさんいたところを見ると、
地元でも結構有名なポイントっぽいです。
 佐世保に行ったらぜひ寄ってみてください。
 さて、長崎の夜景も見たかったのに、佐世保で夜を迎えてしまった私。
ここから長崎までは70`強もある。
 どうしようか迷いましたが、強行することにしました。
 弓張岳から佐世保市内に降りる道は、とても狭くてややこしくて、国道に出るまで一苦労でした。
国道35号線をしばらく走ると、長浜ラーメンのお店がありました。
 すっかり体も冷えてしまったし、まずは暖まろうと入ることにしました。
 ラーメンのおいしさもさることながら、店長さんがいい人で「長崎まではどのルートが早いですか?」と尋ねると、
真剣に悩んでくれたうえ、常連さんらしい人たちにも聞いてくれたんです。


 店中のみんなで相談した結果、この時間からだと国道202から206号使うのが一番早い、
ということになりました。
 お礼を言って出ようとすると、みんな口々に
「一人旅か?」「俺も若い頃はな〜」「気をつけていけ〜」
暖かい言葉をちょうだいしました。
 お腹も満タン、心も満タンです!ありがとうみなさん!
佐世保の人はいい人です!
 とっぷり日も暮れた午後7時、お腹も心も満タン。
 さあ出発しようとすると「セ、セルが・・・」そうです、なぜかセルがまわらないんです。
 「く、くそ〜」夜間走行を前に焦る〜キックしまくってようやくエンジンをかけました。
 真っ暗闇のなか、前の車のテールランプについて行きました。
途中休憩したかったのですが、エンジン止めるとまたキックなのでひたすら耐えました(^^;
 午後9時過ぎ、ようやく長崎のビジホにチェックイン。
フロントで確認すると、ロープウェーは10時までとのこと。
 あわてて荷物だけ放り込み、稲佐山を目指します。
 山裾のロープウエー乗り場を見つけられず、中腹までバイクで登って、そこの歩道にバイクを停めます。
 カメラと三脚担いでロープウェー乗り場にダーッシュ!!山頂目指します。
 ロープウェー降りてまたダッシュ!展望台を目指します。
21:40頃山頂到着。三脚立ててチャンスを狙います。
 が、ものすごい強風!!三脚が安定しません。
必死にがんばって撮影しました。
 山頂滞在約10分。再び下り乗り場にダーーッシュ!
強風でぶらぶら揺れるロープウエーにおびえながら下山しました。
(マジで怖かったデス)
 宿に帰ったら10:30・・・長い一日が終わりました。

九十九島夕景
 

長崎の夜景

橘湾
 翌朝も晴れ渡りました〜が、相変わらずセルはまわりません(ToT)
蹴りまくってエンジン始動。出発です。
 が、うちの職場で大人気!の
「長崎のカステラ」を買って帰らねば〜
と言うわけで、長崎の駅前のお店に立ち寄ってカステラゲット!
 長崎の街を後にします。
 国道34号>251号>57号とたどり、島原半島を横断。
島原港に到着します。
 ここからは熊本行きのフェリーが出ているのです。
 出航と同時にかもめの群れが船に襲いかかります!!
観光客がえさあげるので、すっかり餌付けされちゃってんですよ〜困ったもんです。
 約1時間の船旅で熊本港到着。熊本市街を大きく迂回し、国道57号で阿蘇に向かいます。
 阿蘇からは山並みハイウェイで湯布院へ。
湯布院から別府にでました。別府の回転寿司で早い夕食。
 別府YHに泊まろうかとも思ったのですが、曇りだしていたしバイクも調子悪いので、
フェリーに乗れたら乗って帰っちゃおうと別府観光港に行きました。
 関西汽船の「さんふらわあ こばると」がいたので、カウンターに向かいます。
 思ったより混雑していて、2等は満席でした。
 じゃあ2等寝台は?と尋ねると、受付のおねいさんが
「運がいいですね〜いま、キャンセルで空席出来たんです」
と言うではありませんか。
 私めの日頃の行いの良さと、それをきちんと見ている神さまに感謝を・・・(ワラ)
 船内は大混雑。私は案の定2段ベットの上段に。
 翌朝自宅で風呂はいったらいいや〜とお風呂もパス。
そのままビ〜ル飲んで寝ちゃいました。
 翌日、大阪港の朝日はなまらきれいでした。


                                

走行距離:890`

島原港


熊本行き

雲仙普賢岳・平成新山

おまけ
大阪港の朝日
追記

 このツーリングから帰った日に、バイクを修理に預けました。セルのほうはすぐ直ったんですが、
カムチェーンがゆるみきって危ない状態だということが判明。
 長期入院が必要だ、ということになりました。
 しかしもうすぐ桜の季節、バイクがないのはとってもまずい。
 60,000`走ってるし、ここらが潮時だろうと買い換えを決意しました。
 結局この平戸へのツーリングが最後のロング・ツーリングとなりました。
(ショートは翌月の桃の花ツーリングまで)
 沖縄から北海道まで、文字通り日本中を共に走った「Strike」とも、これでお別れとなりました。
ご苦労様、たくさんの思い出ありがとう。
さすが3月だ!まだまだ寒いぜ! 完
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