これがれんとだ？！
鹿児島へ無計画ツーリング
新車投入
「ＧＷやお正月は高いし混むし、出かけるもんじゃない」というのが正直なところでして。
この年までは寝て過ごしておりました。
まったりと過ごしていた連休初日、友人からメールが来まして。
なんと屋久島に出かけるらしい。
「な、なにー？！」
むむむ～こりゃ負けてられないぞ～
しかし休みは５日しかない。しかもすでに半日消化している。
屋久島だと行っただけで終わってしまう～。そんなのはつまらないぞ。
４日で行けるところは・・・・・
「４日？」
脳裏に昨年の奄美弾丸ツーリングがよみがえる（笑）
「ふふふ、ヤツには負けんぞ」
急遽出かけることになったのであーる。
私の脳内思考図
慣らしも終了し、実戦に初投入である。（うれしい）
しかし旅は難航を極めます。
かもめ埠頭まで出かけたのに宮崎行きのフェリーは満席（あたりまえである←キートン山田風に）
それならばと、フェリーターミナル側へ回ったが、もちろんどこへ行く船も満席。
あっさりと苦境に陥る。
しかし神さまは日頃の行いを見ていてくださった！
阪九フェリーに電話してみると、「若干ですが空席が・・・」
「お願いします！バイク１台！大人１枚！」
時間がない！あわてて泉大津まで私的史上最高速度で走りきり、
船上の人となったのである。
「これ、北九州行きじゃん・・・・」
気が付いたときには、船は明石大橋を通過していた・・・・
人吉ループ橋
だいたい阪九フェリーの２等で枠指定されたのは初めてだ～
（いつもはがらがらでヘタをすると２等貸切状態のことも・・・）
しかしマリンエクスプレスの２等よりはまし
（寝返りすらうてないもんなあ・・・あの幅じゃ）なのでほっとする。
お風呂・食事をすませて作戦タイム。
突入角度のズレから、降下地点が宮崎から北九州へと大きくずれてしまった。
（ガ○ダムみたい）
行き先を変更するか、計画を続行するか議論は分かれたが、結局、
「奄美へ行く」
という結論に達した。
そうと決まれば明日は大移動である。
早々と寝ることして、ざわざわとした船内で眠りについたのであった。
脳内司令部からの
「経費はいくらかかっても良い。１６：００には鹿児島新港へ到着せよ」
という命令のもと、門司から高速に乗り南下作戦を開始する。
ＧＷで混雑が予想されるので、１１：００前に菊池のあたりのＰＡで熊本ラーメンをたべる。
ゆで卵がおまけで付いてきた。妙にうれしい。
がんばって南下したおかげで予定より早めに人吉あたりまでやって来た。
以前「ツーリングＧＯ！ＧＯ！」という雑誌の「僕どこライダー」という企画で、
「人吉ループ橋」
というのが紹介されて気になっていたので、寄っていくことにした。
あいにくの雨で、眺めはいまいちだったが、ループをくるくると回って大満足だった。
えびのに入ってからは、いつもの県道１号線経由で鹿児島入り。
途中、国道１０号線が渋滞していたものの、１６：００鹿児島新港に到着した。
「な、なんじゃこりゃ～？！」ｂｙ松田優作
予定通り到着したことで満足していた私の目に飛び込んできたのは、結構広いロビーいっぱいにあふれた、
人・人・人
だったんである。口を大きく開けたまま、それでもかろうじて乗船券購入の列に並び、
待つこと３０分・・・・
ようやく窓口にたどり着いた私に、
「え～行きは乗船券はお取りできます。でもバイクを積めるかどうかはまだ分かりません。」
という言葉。さらに
「帰りの乗船券は現地購入になりますが、乗船できる保証はありません。」
「多分大丈夫だと思うんですが」
という言葉が追い打ちをかける。
ロビーで知り合って、一緒に並んでいた堺のライダーさんとしばし相談。
「やはり帰って来れないかもってのはやばい」
ということになり、奄美行きの夢は露と消えたのである。
とりあえず時間も遅いので、堺のライダーさんと鹿児島市内のビジホにそれぞれ部屋を取って落ち着いた。
晩ご飯をご一緒しようかとドアをノックしてみたが、返事がなかったので一人で出かけた。
鹿児島随一の繁華街「天文館」に繰り出した私。
宿で教えてもらった黒豚専門店は「お二人様からになります」（ひ、ひどい）
とあっさり断られ、またも挫折を味わう。
結局、来店した芸能人の写真をべたべたと貼った品のない居酒屋（すいません）で、
一人飲むことに。
おでんやキビナゴのお刺身、そして芋焼酎（安かった。ジョッキで３００円）などなどを堪能し、お腹いっぱいになったので宿に帰った。
（品はなかったが、ふつうにおいしかったです。３０００円くらいだったし）
「シロクマ」も食べたかったけど、雨が降り出して寒かったので次回にする。
＊シロクマ・・・・・鹿児島で有名な、バリーボンズ級のメガトン・ゴージャスなかき氷。
私は未だに食べていない。興味のある方はググって！
まんじゅう屋さん
さらに鬱になる。鹿児島地方の観光をあきらめ、引き上げを決定。
そうそうに出発する。途中、以前から気になっていた
「かじきまんじゅう」
を食べてみることに。
普通の蒸し酒まんじゅうなのだが、「あつあつ」なのがいい！
ハフハフ言いながら食べました。満足です。
そこから霧島山系を東に回り込み野尻方面へ。
野尻を過ぎたあたりのラーメン屋さんで昼ご飯を食べて出発すると、いよいよ本降りに。
長距離フェリーはどこも満席だろうと勝手にあきらめ、自走で帰る事に。
ルートをいろいろ検討した結果、臼杵から八幡浜に渡り四国経由で帰宅することに決定した。
雨はひたすら降り続き、気温はグングン下がっていく。
宮崎・大分県境ではずいぶん寒い思いをした（いやほんとに）
臼杵に到着した時にようやく雨があがり、ほっと一息つけた。
臼杵港で九四オレンジフェリーに乗り込むと、すぐ出航になった。
（たしか１５：４０発だった）
２等船室で横になるとすぐ寝てしまった。８：００に鹿児島を出発して臼杵まで下道で約７時間半。
かなり疲れてみたいです。八幡浜着１８：００頃。
結局自宅に到着したのは翌日朝２：３０ごろであった。
ほんとーに何しにいったんだか分からないツーリングでした。
こういうのって旅の醍醐味っていうのかな？
しかも２泊しかしてないし。
（ちなみに屋久島に行った友人はあきれていましたよ～）
（あ、親もあきれてた）
（全走行距離 ９８０㌔）
かじきまんじゅう
（ホントはもっとおいしそうです）
どこで撮ったかな～？宮崎県内
フェリー「九州」
臼杵湾上
