山陽路ツーリング

さんふらわあ こばると(関西汽船)
松山観光港
 いつもなら12月は冬眠する季節なのですが、
今年は妙に暖かいので出かけて見ることにしました。 
 一度乗ってみたいと思っていた、大阪南港からの松山寄港便に乗船できました。
 しかし、乗船が遅々として進まずに出航は1時間遅れとなりました。
松山からフェリーを乗り継いで呉に向かう予定だったのですが、
これで始発への乗り継ぎがあっさり不可能に。
 乗船してお風呂にはいるとすぐに寝てしまい、(病み上がりだったもので)
神戸寄港時には爆睡してしまってました〜(神戸の夜景が・・・)
 次の日、目が覚めるとちょうど松山入港1時間前。
船内でサンドイッチとコーヒーを購入し、朝ご飯を食べました。
(松山入港前はレストランは営業しません)
 下船して呉行きのチケットを購入すると、松山市内までちょっと走ってみました。
が、すぐに時間切れ。お城をちらっと見ただけで、すぐ港に戻りました。
 

音戸ノ瀬戸
 松山〜呉〜広島のフェリーは生活路線なんですが、
途中「音戸ノ瀬戸」を通過するなかなかの航路なのです。
「音戸ノ瀬戸」は平清盛が開いた「運河」で、結構狭い水路なので通過はなかなか見応えがあります。
ここを抜けるとかつての軍港、呉はすぐそこです。
 呉には今でも海上自衛隊の基地があり、たくさんの船が停泊していました。

現在通過中

呉の自衛隊基地

お昼ご飯
 呉に着くと、すぐに竹原に向けて走り出しました。
天気も良く暖かい日差しを受けて快適に走れました。
竹原に着くとスーパーでお好み焼きを購入。
景観保護地区?の手前のベンチで昼食にしました。
 次に竹原の町並みを散策しました。作り酒屋の「小笹屋」がありました。
ここは「ニッカウィスキー」創始者の実家だそうで、「竹鶴」という銘柄の日本酒を作っています。
お土産に1本購入しました。結構古い家並みが残っていて、見応えがありました。
あまり広くなく、短時間で回れるのでお勧めですよ〜。
 そこからは海沿いを走り、尾道を通過。鞆の浦を目指しました。
到着した時はもうかなり日が傾いていました。
週末にもかかわらず、結構人は少なめでした。

小笹屋
(ニッカウィスキー創始者の実家だそうです)

本陣跡

植木屋さん
(最近あまり見なくなりましたね〜)

鞆の浦
 静かな雰囲気の鞆の浦をしばし散策しました。
初冬のすこし寂しげな感じがまた最高でした。
このまちには「保命酒」という有名な薬用酒があり、
かつて製造を独占していた「太田家」は巨万の富を得たそうです。
 その屋敷も残っていて、入館すると女性の方にガイドしていただきました。
お屋敷はとても立派なもので、かつての繁栄が偲ばれます。
 さらに歩くと保命酒の蔵「岡本亀太郎商店」がありました。
このお店の建物は、かつて福山城の城門で、お城の解体時に落札して移築したものだそうです。
ここでは「保命酒」「酒粕」「本みりん」を購入しました。

鞆の町並み

鞆の港

干物

太田家屋敷の蔵の壁
海が近いので、地面に近い壁は湿気を避けるために瓦ふきになっています。
 夕暮れが近づいてきたので、夕焼けを撮影しようと、
場所を変えることにしました。
 鞆から10分ほど離れた場所にいいところを見つけて、
日が沈むまでずっと海を見ていました。
 こういう景色を見ると生きてて良かった〜と思いますね。
 その日は尾道に宿を取りました。
 駅前でお好み焼きを食べて、
目の前にある向島のクレーンのライトアップをみて夜を過ごしました。

「保命酒」の蔵
岡本商店

鞆の浦夕景

瀬戸は日暮れて

尾道の夜

福山城天守
 翌朝、天気予報を見ると昼ぐらいから雨の予報。
あわてて出発しました。
 途中福山城に寄りました。
このお城も福山駅にその敷地を削り取られて、肩身が狭そうでした。
ここまでは少しは日が差していましたが、
どんどん雲が厚くなって来ました。
 岡山で昼食。地元で有名な
「ナッシュカリー」

でハンバーグカレーを食べました。
大満足〜
明石から雨に降られましたが、
何とか無事帰宅しました。


(全走行距離 546`)

「ナッシュ」のハンバーグカレー
山陽路ツーリング 完
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