天文館アーケード
 翌朝、鹿児島港に帰って参りました。
奄美大島は雨で不完全燃焼で終わってしまいました。
なんか盛り上がらないと、このまま帰れません。
 鹿児島で以前から気になっていた食べ物があるのを思い出しました。

「シロクマ」です。

簡単に言ってしまえばかき氷なんですが、普通のかき氷とはちょっと違います。
まずデカい!(普通のかき氷の倍以上)
さらに豪華!(フルーツがいっぱい乗ってる)
まさに
「キング・オブ・かき氷」

と呼ぶにふさわしいかき氷なんだそうです。
いよいよ本物とご対面です。ワクワクします。

天文館むじゃき
 鹿児島一の繁華街「天文館」に、「シロクマ」の元祖のお店があると言う情報をキャッチ。
天文館にやって来ました。
(江戸時代に天文観測所が置かれたことから、「天文館」という地名が付いたそうです。)
 まずは「かるかん」をゲットするために「明石屋」に向かいます。
ところが「かるかん」は見あたりません。
 店員のお姉さんに聞くとと、去年の台風で原料となる自然薯が大打撃を受けたそうで、
限定生産になってるんだとのこと。
 「本店に在庫があればお取り寄せします」とのことで取り寄せをお願いしました。
 ついでに「シロクマ」の元祖、「天文館むじゃき」の場所も教えてもらいました。
結構近いようです。
いざ「むじゃき」に出陣! 
むじゃきの前にやって来ました〜
 まだ開店には少し早かったようです。
とりあえずマスコット?のシロクマ君を一枚撮りました。
 

ショーウィンドウ
 開店までの間、ショーウィンドウを見て何を食べるか考えてました。
 かき氷ってシロップがきちんとかかってなくて、最後は氷だけになったりするなあ〜とか考えて、上にソフトクリームの乗っかったシロクマを注文することにしました。
 

で、でかい・・・

ソフトシロクマ(表)
 開店と同時に店内に入り、お店の人に「ソフトシロクマ!!」と注文します。
緊張した時間が流れます。やがてお店の方がやって来ました。

「お待たせしました〜」
「ぶっ!!!」

なんという・・・これまたなんという・・・デカすぎます。
(下のテーブルコショウとの比較写真をご覧下さい)
もう笑うしかない大きさです。

「ま、まさかこれほどとは・・・」

とりあえず体勢を立て直し、勝負を挑みます!

ソフトシロクマ(裏)
 いや、でもこれおいしいです。たっぷりかかった練乳がグーです。
 しかし量が半端ではありません(笑)食べても食べても減りません。

「いや〜厳しいなあ〜」

ひたすら食べ続けます。練乳はしっかりかかっていて、
最後は氷だけという心配は杞憂に終わりました。
そうなるとソフトクリームは失敗です(笑)
ボリューム増やしてるだけですもん。(笑)

もくもくと食べ続けて10分ちょっと
ようやく完食です。
でもめちゃくちゃおいしかったですよ!!

かっこいい路面電車
 シロクマとの対決に勝利した私。
頼んであったかるかんを取りに向かいます。
明石屋のお姉さんに「シロクマどうでした?」と尋ねられました。
「いや〜おいしかったですけど、すごい量ですねえ。びっくりしました」
「そうでしょう〜でもたまに無性に食べたくなるんですよね」
「でしょうねえ、おいしいですもん。でも量がねえ〜10分かかりましたよ
「えっ?!早いですよ?お一人でしょう??」
鹿児島ではカップルで食べるものらしいです(^^;
ひとりで食べるものではなさそうです。知らなかった〜
お姉さんとは話が弾みました。
ついでにもう一つ「ぢゃんぼ餅」についても、どこで食べられるのか聞いてみました。
 さすがお菓子屋さん勤務しているだけあって、甘いものが好きなんでしょうねえ。
即答でしたよ。
「私のお薦めは中川家さんというところなんですが」
「ほうほう」
「磯海岸ってご存じ?」
「10号線のもう一本海側の?」
「そうですそうです。市内から走ると右側にローソンが」
「ありますあります」
「そこを鋭角に右折れして」
「はいはい」
「右側にある古い建物なんですが」
「へえ〜」
「一人前500円です。12本入ってます。2人前とか食べる人いますよ」
「ええ??12本も??しかも2人前?!(食いきれるのか〜)」
「ああ、一本が小さいですから大丈夫ですよ」
「あ〜よかった」
お姉さんとは甘いもの話が尽きませんでした。メアドでも聞こうかとも思いましたが、
勇気がありませんでした。

名残惜しかったのですが、時間もないのでお店を後にしました。

中川家
 教えられた通りに走っていくと、目指す「中川家」さんは見つかりました。
どっかの漫才コンビみたいな名前お店は、昭和の香り満載の店構えでした。
(「なかがわけ」ではありません。「なかがわや」です)
持ち帰りもあったんですが、店内でも食べられるとの事だったので、中で食べることにしました。

ぢゃんぼ餅
 お餅がやってきました〜おいしそうです。
 「ぱくっ」
「お〜これはうまい〜」
軽く焦げ目のついたお餅に、みたらしのような醤油だれがかかっておいしいです。
シロクマ食べてなければ、二皿くらいはいけそうなんですがねえ(^^

渋いきゅうす

店内
 で、名前の由来なんですが、昔、武士は2本刀を差していたことから
「両棒(りゃんこ)」
と呼ばれていたそうで。
 このお餅も2本串が刺さってます。
 「りゃんこ」が鹿児島弁でなまって「ぢゃんぼ」になったそうです。

桜島

真上から愛車を撮る
 見事「ぢゃんぼ餅」も完食。
 はち切れんばかりのお腹を抱えて、桜島フェリーに乗船。鹿児島を後にします。

さようなら鹿児島市

おおさかエキスプレス
 さて、今回はネットで知り合った友達「しゅんさん」と待ち合わせしています。待ち合わせ場所の都城に向かって、国道10号線を北上します。
 ようやく都城に到着。市内某所にて「しゅんさん」にお会いできました〜
 しゅんさんはほぼイメージ通り?でした。
背はそこそこでがっしりとした「九州男児」のイメージ通りの体型でした(笑)
でも、体育会系の体型とはうらはら(失礼!)よく気が回る方で
「きっと仕事もやり手なんだろうなあ〜」
とか思ってしまいました。
 本人曰く「普段は寡黙」なんだそうですが、この日は違いました(笑)
おもしろいネタ満載の話で、大いに笑わせてもらいました。
 「ぢゃんぼ餅」には中川家と人気を二分するお店があり、
それぞれ焼き方が違うらしいが自分には区別できない」とか、
「鹿児島で、芋焼酎より日本酒がイイ!とかいうと裏切り者扱いされる」とか、
「奄美では仕事中の夕方から飲んでる」話、
「与論献棒につかまると大変」などなど豊富な話題の持ち主でした〜
 

宮崎港を出航する「フェリーひむか」
 楽しい話を聞いているとすっかり遅くなってしまいました。
 しゅんさんと別れて宮崎を目指すことにしました。
しゅんさんにはお土産までいただきました。
ほんとにお世話になりました。

 途中所々で雨に降られたものの、ようやく宮崎市内までたどり着きました。
 しゅんさんにチキン南蛮のおいしいお店「おぐら」を教えてもらっていたので、
宮崎市内を探したのですが見つからず、ラーメンで晩飯を済ませてしまいました。
 食べ終わって交差点を曲がると・・・そこにはなんと「おぐら」の看板が!!
あ〜もう食べられませんよう(泣
 チキン南蛮は次回のお楽しみとなりました。(がっかり)
 うれしいニュースを一つ。貝塚(大阪)〜宮崎航路が休止になり、
由良港に係留されていた「フェリーひむか」が復活し、
宮崎港に接岸していました。
(2005年2月・れんと雪中観梅を参照)
一時は売船か?と言われていただけに、元気な姿を見ることができてうれしかったです。
また一度乗船してみたいものです。
 私の方は19:30発の大阪南港行き「おおさかエクスプレス」に乗船しました。
いよいよ旅も終わりです。
2005年奄美大島弾丸ツアー  完
2005ツーレポトップへ
Home