鹿児島市内
 翌朝、すっかり疲れも取れたようで早起きできました。
 そそくさと荷造り、朝食を済ませて7:30に出発です。
 鹿児島を出る前に、平日朝の鹿児島市内をぶらぶらと走ります。

鹿児島中央駅
 鹿児島中央駅(かつての鹿児島西駅)前です。新幹線の開通に伴って駅名を変更しました。こちらの方が鹿児島駅より駅前がにぎやかなんですよねえ。
 朝の出勤&通学の人で駅前はごった返していました。

鶴丸城
 鹿児島城前までやって来ました。
 鹿児島藩では領内に出城をたくさん持っていたせいか、本城の規模はとても小さいものです。公称77万石の居城とはとても思えず、お隣の人吉城や飫肥城と変わらないほどです。機能も藩主の居住と政庁としてのものだったようです。まあ背後に城山が控えていますから、いざというときはそちらに立てこもる計画だったのでしょう。

串木野港
 朝の国道3号線を西へ向かいます。あわよくば長島まで行ってみよう〜という計画です。しかし予定は未定、と申します(笑)
 この道を行くのは初めてです。やはり初めての道はウキウキしますねえ〜
 やがて串木野に到着しました。枕崎で情報をゲットした、「まぐろラーメン」をぜひ食べなくてはイケマセン。あと、ここの港から甑島行きのフェリーが出ているんですよ。乗り場を確認に行くことにしました。

次回予告?(笑)
串木野港旅客待合所
 乗り場を発見。ダイヤ・運賃を確認するために待合所内へ。
 待合所内に売店を発見。甑島の商品を販売していました。
 甑島の海洋深層水で仕込んだという芋焼酎「五郎」ゲットです。
 売店の方に「マグロラーメン」情報を確認。市内の各店で食べられるそうです。おすすめのお店を聞くと、国道沿いにある「みその食堂」とのこと。

「五郎」

みその食堂
 さっそく到着(笑)まだ10:00です。開店は11:00からだそうなので、向かいにある本屋さんで時間を潰します。
 まだ買ってなかった「ツーリングGO!GO!」を購入しました。

おしゃれな店内
 開店と同時に入りました。お店は宮崎から移築した農家の建物だとかで、とてもおしゃれでした。いろいろおいしそうなメニューが並んでいたんで、すごく迷ったんですが、かろうじて本来の目的を思い出し、「マグロラーメン」を、ミニ焼き豚ご飯と注文しました。
 キタ・キターb
 さっそく記念撮影。いやいやうまそうです。あっさり和風スープがいいんですよ〜〜。で、手前のわさびに注目!これをスープに溶かしていただくと、また違った微妙な味わいに!うまいぞ〜っと感激しながら食べてると、お店のご主人らしい方が出てきました。
「どこから来たの?」
「○○からです」
「遠いところから来たんだねえ〜マグロラーメンはどこで知ったの?」
「枕崎のかつおラーメンのお店で教えてもらったんですよ」
「そうだったんだ〜あそことね、一緒にやりましょう〜ってことで開発したんだよね。だから味とか似てると思うんだけどね。どっちがおいしい?」
「難しい質問ですね〜(笑)どっちもおいしいですけど、どっちかというとまぐろラーメンの方かな?」
「そうか〜(笑)」
楽しい時間でした。帰るとき、「気をつけてね」と笑顔で送り出してくれました。
「みその食堂」オススメです!!

マグロラーメン!

500年蔵
 串木野の隣、さつま川内市には、「田苑酒造」があります。
 しゅんさんに「寄ってみれば〜」と教えてもらっていたので、寄ってみることにしました。
 学を申し込んだんですが、あいにくお昼時。あ〜しまったなあ〜と思いましたが、初老の男性の方が案内して下さいました。

煮立て

源流
 田苑酒造では「音響熟成」(れんとと同じですね)がおこなわれています。音楽を聴かせると、酵母の活動が活発になって発酵期間が1日短くなるんだとか。ビックリですね。最初はベートーベンの「田園」を聞かせていたので「田苑」というネーミングになったんだとか。今は有線でクラッシクを流しているそうです。
樽の中に流れる音楽を聴かせてもらいました。結構いい音でしたよ。
 芋焼酎の蔵だと思ってたんですが、6割?は麦なんだとか。芋が注目されてしまって複雑な気持ちなんだそうです(笑)(ちなみに芋が2割ほど)
 発酵中のタンクをのぞかせてもらったんですが、「雑菌とか入らないんですか?」と尋ねると、「焼酎用の黒麹などは強い菌なので、少々の菌は殺してしまう」んだそうです。日本酒とは違うんですねえ。
 最後に直販所で試飲を堪能。試飲の結果、3年寝かせた芋焼酎「五百年蔵」(1升5000円!)、一番蒸留のみの「煮立て」、麦メインの蔵に敬意を表して、全量麦仕込み(麦+麦麹)「源流」を購入しました。
 長い時間案内頂いてありがとうございました。(^^)

蘭牟田池
 酒造の方に教えていただいた「蘭牟田池」に来てみました。
 静かな雰囲気の池でした。噴火口の跡に水がたまって出来たものです。近所の高校生?が遠足に来ていました。

藺牟田温泉
 アルコールを抜くべく、池の麓にある藺牟田温泉に来てみました。
 この下の湯、入浴料は100円!

入り口
 自動販売機の右側が受付です。かなり大きな声で呼ばないと出てきてくれません(笑)
 入ってみると小さな脱衣所の奥に小さな温泉がありました。共同浴場の雰囲気ただよういい温泉です。かけ流しのいい温泉でしたよ〜。

ふぁみり〜おぐら
 時間がなくなってきました。長島なんか絶対無理です(笑)
 鹿児島空港経由で宮崎に向かうことにしました。加治木で一瞬高速に乗ろうかと考えたのですが、オフ車は高速走行は苦手なので、下道を霧島越えで小林へ抜けるルートを選択しました。が、これが裏目に・・・
 国道223号でねずみ取りにひっかかってしまい、捕まってしまいました・・・罰金15000円・・・最悪です。
 小林からは高速に乗りました(笑)都城で日没を迎えました。バックミラーに映る夕日がとても綺麗だったです。
 17:00、宮崎市内に到着。しゅんさんに教えてもらっていた、「チキン南蛮」発祥の店、「おぐら」に向かいます。
 「おぐら」は、ファミリーレストランのような店構えでした。

元祖!チキン南蛮
 しかしチキンの唐揚げ?にタルタルソースをかけるなんて、誰が思いついたんでしょうねえ〜感心しますよ。しかもそれがマッチするんですからねえ〜
 みなさんも宮崎に来たらぜひ食べて見て下さい。
 さて、チキン南蛮を食べ終わったところで、九州での全行程を終了。宮崎港からフェリーに乗船して、一路大阪を目指します。

大阪港
 翌朝、大阪港に入港する頃、ちょうど日の出を迎えました。
大阪港

さんふらわあ霧島
 隣には「さんふらわあきりしま」が、志布志から先着していました。しゅんさんの顔を思い出しました。

朝の大阪港
 「さんふらわあきりしま」の向こうに名門大洋フェリーが入港してきました。朝の大阪港はにぎやかです。(夜もだけど)
鹿児島いやしの旅 完
2005.12.10作成
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