とんかつ「みその」
 さあ〜九州本土に帰って来ました。まだ夕方17:00前ですが、お友達のsyunさんに教えてもらったトンカツ食べるまでは帰れない!
 ってことで、めちゃくちゃ早い夕食にすることにしました〜
串木野市内にあるトンカツのお店にレッツゴー三匹です
(^^

鹿児島名産「黒豚トンカツ定食」です!
 「いらっしゃいませ〜」
 とりあえずカウンター席にどっかりと腰をおろし、しっかりとメニューを眺めます。
 (どれもうまそうだ・・・)
思わず
「ここからここまで全部持ってきて〜」
といいそうになるくらい、魅力的なメニューです。
 「うーむ」
 大いに悩みます。どうして胃袋は一つしかないんだろう。牛には5つあるから食い放題だな〜とくだらないことを考えるので、なかなか注文が決まりません(笑)
 ようやく、「黒豚トンカツ定食」に決定しました。
お値段2000円とひじょ〜に高いですが、前沢牛ステーキや、鹿児島市内での黒豚しゃぶしゃぶで、樋口さん一枚使った私の敵ではありませぬ。
キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!!!
 待つことしばし。ようやくトンカツとご対面です。
「いや〜これはうまそうだ〜」
思わず笑みがこぼれます。まずはトンカツを一切れ・・・・
「ウマー!」
上品な甘さ、さくっとした歯ごたえ、口の中でお肉がとろける感触・・・
「生きててよかった〜」
もうちょっとで天国に行くところでした。(^^;

西方海岸の夕日
「ちといまいちだな・・・」
 さて、ここでおみやげをな〜んにも買ってないことに気がつきました。(島内には土産物屋さんなかったもんで・・・)どうしようか悩んだ末、国道沿いにあるスーパーに向かいます。
 そこのお菓子売り場に売ってるだけの「げたんは」を買い占めて、家族などへのおみやげにすることにしました。
 すいません、串木野のみなさん。この日「ブラッセだ○わ」に売っていた「げたんは」を買い占めたのは私です
(^^;
 おみやげ問題を解決してご機嫌の私は、一路ふるさとへ帰ることにしました。国道3号線を北上します。18:10川内市街通過。18:45阿久根市街通過。途中夕日で有名らしい「西方海岸」を通過しましたが、天気が下り坂のため、きれいな夕日はみることが出来ませんでした。
 19:23出水市を通過。熊本県水俣市に突入。ローソンでコーヒー飲みました。ひたすら国道3号線を北上します。GWの渋滞をさけるため、徹夜で走ることにしました。津奈木、芦北を通過し、八代へ到着。高速使おうかとも考えましたが、節約のためにあきらめて、ひたすら下道を行きます。
 22:00前に熊本市内に突入。ここで猛烈な眠気が襲ってきました。目を開けていようにも耐えられません。安全のために徹夜走行を断念。楽○トラベルで宿の検索に入ります。熊本駅近くに宿確保。22:30、ようやくチェックインとなりました。
 久々の宿泊(フェリー以来)とあって、少しお酒を飲むとあっさりと寝てしまいました・・・

早朝の熊本駅
 くたくたに疲れていたにもかかわらず、翌朝5:00に目が覚めました。
 睡眠をあきらめてシャワーを浴びて荷造り開始。
 6:00過ぎにはチェックアウトしていました。
 目指すは臼杵。石仏の街です
(笑)

熊本市内の道路

阿蘇山
 国道57号線をひたすら東に走ります。
 7:40、阿蘇乙姫にあるコンビニで、立ったまま朝飯を食べます。(お行儀悪いなあ・・・)
 朝早く出たせいか、大きな渋滞に捕まることなく、阿蘇を横断することが出来ました。

坂の上よりの阿蘇山

ややっ?みたことある光景が・・・
 熊本県を出て、大分県に入ります。このまま国道57号線を走っていくと、竹田市に入ることに気がつきました。
 竹田市といえば、「水曜どうでしょう」でも紹介された、「姫だるま」を作っている「姫だるま工房」のあるところ。こりゃあ寄るしかないっしょ〜?ということで、寄ってみることにしました。
 竹田の警察署で道を尋ねてから、姫だるま工房に向かいます。

こっちか〜
 案内板に従って走っていくと、みたことのある風景が広がり、やがて姫だるま工房に到着しました〜 
到着〜

どう馬鹿分布図
 姫だるま工房の後藤さんは、初対面の私をとても暖かく迎えてくれました。勧められるままに工房にあがらせて頂くと、壁に大きな日本地図が!
 よく見ると小さなピンがたくさん刺さっています。なんでもこの工房を訪れたどうでしょうファン一人一人に、血液型別に色分けされたピンを居住地に刺してもらってるんだとか。
 よく見てるとやはり関東・関西勢の多さが目につきます。私も自分の住んでるところにピンを刺してきました。
(*^ー゜)b

北海道のどう馬鹿分布図
 どうでしょうの本拠地、北海道勢が意外と少ないのに気がつきました。やはり北海道から九州へは遠いのかもしれません・・・
 しかし猛者はどこにでもいるもの。遠くは稚内、湧別、根室、標津、奥尻からも、この地を訪れた人がいるようです。スゴイナア・・・
 全国でいうと、沖縄本島や屋久島、隠岐からも来た人がいるようです。
ウーム

お約束のサイン本
 グッズや本もたくさん置いてました。
 サイン本もありましたね。

サイン本

すごいポスター
 左のポスター笑いました。
 標識の左方向が「地獄」になってて、ローマ字表記が「shinya bus」になってます。

ファンが作って持ってきたんだそうで・・・

プチ復活ででたチビだるま達
 左の記念写真もファンなら感動ものでしょうねえ・・・

白水ダム
 後藤さんのお薦め、工房からさらに山奥に入ったところに「白水ダム」があります。
癒されますなあ・・・

あ〜癒されるの〜
 すごく女性的?な流れのダムでして、水が「しゅわ〜」といいながらきれいな模様を描いて流れていく様は必見ですよ〜

竹田は湧水の街
 ひとしきり癒された後、岡城を見物に出かけます。岡城は山城でして、全国でも有数の高石垣があるお城です。
 お城に行く途中、湧水を見つけました。竹田は湧水の街でして、市内の各地にこういったところがあるそうです。
 大勢の人が水をくみに来ていました。

岡城
 おいしいお水をいただいた後、岡城に到着。
 バイクを停めて歩き出します。

岡城縄張

岡城大手筋
 さすが島津勢の猛攻に耐えたお城だけあって、ものすごい坂を登っていきます。
 甲冑着てこの坂を登るだけでも大変なのに、上から石落とされたり、鉄砲撃たれたりしたら、攻略は無理ですなあ・・・

すごい階段・・・

高石垣
 ものすごい高石垣です。まさに全山が要塞化されています。
 しかも北側と南側には川が流れており、西側からしか攻められないのです。

本丸よりの眺め
すごい断崖の上に立てられてるのがわかります?

雲行きがあやしい・・・
 本丸から下を見ると、ものすごい断崖です。
 ちょっと怖くなってきました。
 ふと空を見上げると、西の空に厚い雲が出ていたので、引き上げることにしました。

西の丸あと

城下町もいい雰囲気
 岡城下の街並みもいい雰囲気でした。観光客も結構いましたよ〜
 今度は秋に来てみたいですねえ・・・

武家屋敷?
 名残惜しいですが、雨雲が近づいてきています。
 竹田を出発することにしました。

土塀もいいなあ・・・

原尻の滝
 この期に及んで、まだ原尻の滝に寄り道です。結構いい滝でしたが、すごい人でした。さすがはGWです。

鶏飯?とだごじるセット
 ついでに道の駅でお昼ご飯にすることにしました。
 鶏飯と団子汁のセットです。
 団子汁はやっぱり阿蘇で食べたのが最高ですね。
 ついでに大分特産の「カボス」(柑橘類です)を使ったソフトクリームを食べました。おいしかったですが、もうちょっとカボスくさくてもいいんじゃないかなあ?

かぼすソフト

鷹来屋
濱嶋酒造
 さてもう一軒立ち寄ります。
 後藤さんに教えていただいた酒蔵、「濱嶋酒造」さんです。
 ここの「鷹来屋」(たかきや)というお酒が、「水曜どうでしょう」の藤村Dのお気に入りなんだそうです。
 私も買ってみました。自宅で飲んだ感想は、「すっきり端麗系」です。するすると飲めますねえ。山中にあるので、塩分の多い食事が多かったんでしょうか?
 さ〜て、楽しかったツーリングも終盤に近づいてきました。16:30、臼杵市から八幡浜までのフェリーに乗船しました。
 GWなので乗船できるかびくびくものでしたが、なんとか乗船できました。ただ、船内は満席。2等席にも座れず、ラウンジの椅子にずっと座ってました。疲れが出てきたのか、すぐに眠ってしまいました・・・
 30分ほどしか眠れず、そこからは退屈な航海でした。約2時間ほどで八幡浜着。八幡浜はすでに土砂降りの雨でした・・・
うんざりしながら合羽を着込みます。八幡浜港は乗船待ちの車で大渋滞していました。そこはバイクの強さ、すり抜けてクリアします。
 大洲から高速道路へ。しかし横からの強風が徐々に強くなってきました。松山市まで来たときに強風で危険を感じたので、高速を降りることにしました。松山ICから伊予三島までは、悪天候時にはかなりの強風が吹くのです。
 17:30に松山市内通過。4車線が2車線になり、やがて真っ暗な峠道に差し掛かりました。峠を越えたところは西条市です。下道でもけっこう風が吹いてました。高架上の高速ではもっと強い風が吹いているでしょう。高速を降りたのは、いい判断だったと思います。
 土砂降りの雨の中を、もくもくと東へ走り続けます。晩御飯食べたかったのですが、どのお店も合羽をかけて置けそうなところがなかったので、あきらめました。しかしお腹が空いてると結構いらいらするほうなので(^^;途中のローソンでお弁当を購入。軒先で平らげました。(すごい怪しまれましたけど・・・)
 川之江からは国道192号へ。ひたすら東へと走り続けます。眠くなってきましたが、歌って眠気を飛ばしました(笑)徳島市が近づいてくると、今までにない強風が吹き始めました。
「こりゃ〜フェリー大丈夫だろうか・・・・」心配になってきました。まあ予備日があるので、徳島で1泊しても大丈夫なんですけど・・・徳島港到着は22:50でした。長くつらい道のりもようやく終わりました。
 23:30、ようやく南海フェリーに乗船しました。ほっとため息がもれます。船は結構揺れましたが、疲れのほうが上回り、ぐっすり寝てしまいました・・・久しぶりの長期ツーリングはこうして幕を閉じたのでした。

ここまでのルート
れんと、甑島を訪ねる 完
2006.7.2作成
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