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![]() 岡崎城 |
3月に連休を取ったんですが、例によってだらだらと過ごしてしまい・・・ いえ、天気予報が悪かったんですよ・・・ で、どうしようかな?て・・・ ようやくエンジンかかったのがお昼前。 あわてて出発して東を目指します。 東名阪から名古屋湾岸道路を行きます。空はいまにも降り出しそう・・・ で、降る前にどっか寄っていこうってんで、岡崎ICで降りてみました。 岡崎城を見に行こうって算段です。 岡崎城といえば、神君家康公生誕の地。 徳川氏の本拠地が江戸に移ってからも、岡崎城主は代々譜代大名が務めました。 大手門前にバイクを停める頃にはぽつぽつと雨が・・・・(T0T) しかし負けずに城跡を歩きます。 が、天守閣は開いてなくって、城内にあった三河武士の館も閉館間際。 中に私がいるのにシャッターを降ろされかけるしまつ。 どうもいけません。 仕方ないので、岡崎城からほど近い、八丁味噌の蔵を見学したりします。 (ちなみに城から八丁(約800メートル)の距離にあるんで八丁味噌言うらしい・・・) 八丁味噌といえば、味噌カツをはじめとする味噌料理の基本。 名古屋飯を代表する調味料です。 現在は「カクキュー」と「まるや八丁味噌」の2軒で製造されているそうです。 |
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![]() ウナギパイののぼり |
雨はいよいよ激しくなってきました。 しかし目的地は伊豆。 少しでも近づいておかないと明日以降の日程がつらい・・・ てことでがんばって走り出します。 雨の中道に迷うのも嫌なので、高速道路の一手。岡崎ICから高速道路の人になります。 じゃぶじゃぶ降る雨の中を黙々と走ります。 ガソリンの残量が微妙になってきたので、浜名湖SAで休憩を取ります。 ついでに人間様も燃料補給。ほっと一息つきます。 この日の雨は暖かい雨だったので、凍えなくて良かったです。 なんかぬるいシャワーを浴びているような感じの雨でした。 |
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![]() ホテルの室内 |
給油もすませて再び走り出します・・・が! ここでトラブルが! ぼろいジャケット着ていたせいか、 袖の生地からじわじわと浸水 が始まりました・・・ だんだん腕が重くなっていきます・・・なんせ中はフリースだからよく水を吸うわけです・・・ 思わず 「パトラッシュ・・・」 とつぶやいてしまいました。 しかしめげずに走り続けます・・・ しかし吉田あたりで沈没。 お友達から教えてもらっていたおしゃれなホテルで泊まることにしました。 吉田ICにほど近いそのホテルは、 シングル6800円 と私的には高いホテルでしたが、その設備は最高でした。 で、そこの従業員のお姉さんに話しかけられまして・・・ なんか自分もバイクに乗ってるとかで、ツーリングは楽しいですか? とかいろいろ質問されるんですよ・・・ でね、そのおねーさん、めちゃくちゃかわいいんです。 (*^▽^*) 思わずね・・・・ メアド聞きそうになりましたよ! いえ、どーせ私はへたれですから聞けなかったですがね・・・ (´・ω・`)ショボーン |
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![]() 朝焼けの富士 |
翌日は昨日の雨が嘘のような快晴でした。(^^) うれしくなって朝ご飯もそこそこに走り出します。 途中、富士山の写真を撮りつつ、東名高速をひたすら東に走ります。 沼津ICで高速を降りて、国道1号線、さらに国道136号線とつないで南に向かいます。 途中で国道414号線に入り、天城峠をめざします。 演歌とか「伊豆の踊子」で有名ですからね〜どんなところかな・・・と(笑) |
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![]() 富士山 |
国道から旧道に入るといきなり道がダートに変わりました。 しかし私の愛車はオフロードですから平気のかっぱ。 すいすいと坂道を登っていきます。 そしてついに・・・ |
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![]() 天城トンネル |
天城トンネルまでやって来ました〜 開通したのが明治37年で、総切石造り。 歴史を感じさせるトンネルでした。 中はかなり暗い上、車のすれ違いは無理そう・・・ 心霊スポットでもあるそうです・・・確かに夜中に来たら怖いかもね・・・ (^^; |
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![]() 伊豆の海 |
天城峠を堪能した後は、河津桜を目指します。 ソメイヨシノと違って2〜3月に咲く桜なんだそうで、時期になると大勢の花見客でにぎわうんだとか。 私はループ橋の下辺りで見てました。 かなり散り始めていましたが、木によってはまだまだ満開でした。 きれいでしたねえ・・・・うっとり 途中で国道を外れて河津市街へ ようやく海が見えてきました! 春の日差しを浴びながら海岸を走るのは乙なモノ。 国道135号線を南にはしります。 下田の街を通過した辺りでお腹が空いてきました。 道沿いにあったお店でお昼ご飯です。 せっかく伊豆に来たのだから・・・てなことで、 「きんめ鯛の煮付け」 を頼んでみました。 お値段高かった(4000円くらいだったかな?)けど、おいしかったですよ。 普段お魚をあまり食べない人ですが、これなら大丈夫です(笑) |
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![]() 菜の花満開です |
お友達のしいなっちさんからメール 「近くに伊勢エビラーメンのお店があるよ〜」 ・・・ほな行きましょか・・・汗 確か弓ヶ浜だったと思うのですが、浜の近くにお店があって、 お昼過ぎてるのに結構人がいました。 とりあえず伊勢エビラーメンを注文して待ちます・・・ あ、来た来た〜 伊勢エビの半身が入ったラーメンでした。 お腹いっぱいだったのもあるのか、いまいちだったような・・・ しいなっちさん、ごめんね(^^; またお腹空いてるときに行ってみます。 |
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![]() 土肥港 |
お腹がふくれたところで、最南端の石廊崎まで足を伸ばしました。 断崖絶壁まで歩いてみましたよ・・・ 高所恐怖症だからちょっと怖かったですが・・・ その後は国道136号線で北上開始。 関東のビックバイク乗り達ががんがんコーナーを攻めて走り去っていく中を、 とことこと走るおっさん一人・・・ みんな早いなあ・・・・ 恋人岬とか、黄金岬とか、 私の人生にはさっぱり縁のないようなところを観光しつつ、 土肥港を目指します。 ん、土肥港で何するのかって? |
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![]() 駿河湾フェリー |
これに乗るためです(笑) 土肥港と対岸の清水港を結ぶフェリーなのです。 これを使うと沼津の渋滞をカレイにスルー出来るのです。 というか、単に乗りたかったんですけどね(笑) (去年10月で廃止になるって言ってたけど、まだやってるみたいですね〜) 最終便に乗って、1時間ちょいのクルーズ。 夕日も船上からみました。 で、この日も昨日と同じ宿に泊まっちゃいました。(笑) 「べべべ、別にお姉さんに会いたかったからじゃななな、ないんだからね!」 (^^; |
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![]() ホテルの朝食 |
・・・お姉さんはいませんでした(´・ω・`)ショボーン シフトかなあ・・・ いやいや、お姉さんに会いたかった訳ではなく! この朝ご飯を食べたかったからなんですよ!(力説) バイキングなんですが、品数がと〜っても豊富。 これのためなら少々料金高くても許せちゃいますよね〜 |
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で、お気に入りのホテルを出発。 帰宅の途につきます。 吉田ICから高速に乗って、鼻歌出るようないい天気の中を西に走るれんと・・・ |
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![]() 解説板 |
もう飽きて途中下車(笑) 浜松ICで降りて、浜松城に向かいます。 浜松城は海に突き出した台地の先端に築かれたお城でした。 かつては曳馬城と呼ばれていましたが、徳川家康がこの城を攻め落とし、岡崎から移るにあたって「浜松城」と名前を変えています。 徳川家康は1570年から1586年までをこの城で過ごしました。 |
![]() 浜松城縄張り図 |
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徳川家康が関東に移ってからは、豊臣家譜代の堀尾吉晴・忠氏父子が入りますが、関ヶ原合戦後に出雲松江に移されます。 一時駿河の徳川頼宣の持城だった時期もありますが、その後は譜代各家が城主を務めました。 |
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![]() 浜松城模型 |
江戸時代の浜松城には天守はありませんでした。 が、現在は天守台の上に天守風の建物が建てられて、中は展示室になってます。 江戸時代の浜松城模型にかぶりつきだった私・・・ |
![]() 浜松城天守から三方原方面を望む |
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![]() 浜松城天守 |
浜松城天守から北を望むと、三方原が見えます。 誘いに乗ってしまった徳川家康が、武田信玄に完膚無きまでに敗北を喫した場所です。 お城の下にある美術館では、 「東海道53次展」が開催されていたので見てきました。 やっぱり本物はいいですね。 ただ風景だけではなくて、風俗が分かったり、くすりと笑えるユーモアがあったり・・・ 私もこんな風にツーレポかけたらいいなあ・・・ |
![]() 東海道53次展 |
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![]() 吉田城解説板 |
さて、浜松城を出発して国道257号線から浜名バイパスに入ります。 無料化されてるのしらなくって感動しました。 青い遠州灘の海が心地よかったです。 国道42号線、国道1号線に戻って走り続けます。 次にやって来たのは豊橋市 ここには吉田城がありまして、その見物にやって来ました。 吉田城跡には陸上競技場や球場、テニスコートがあって、ものすごい人でした。 バイクを停めるところがなくって・・・苦労しましたよう。 |
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![]() 吉田城縄張り |
吉田城は家康支配の時代は四天王と言われた酒井忠次が城代として入り、東三河を統率していました。 家康の関東移封後は池田輝政(吉田時代は照政)が15万石余で入城し、現在の吉田城を築きました。 関ヶ原の合戦後、輝政は姫路に移り、現在の姫路城を築きました。 一方の吉田は、東海道を押さえる要として譜代大名が城主を務めています。 |
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![]() 吉田城空堀 |
吉田城は川を背にした後堅固の構えの城で、半円状に二の丸、三の丸、総構えの堀を構えました。 川からの攻撃に備えるため、本丸北側に腰曲輪を設けて二重の防衛ラインを引き、さらに本丸に高石垣を築いています。 |
![]() 吉田城空堀 |
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![]() 鉄櫓(くろがねやぐら) |
吉田城に天守はありませんでしたが、本丸北側にある鉄櫓がその代わりをしていました。 現在、鉄櫓が復元されていて、内部が展示室になっています。 |
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![]() 本丸北側 |
鉄櫓内に、在りし日の吉田城本丸の模型が展示されていました。 | ![]() 本丸南側 |
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![]() 本丸東側 |
全体模型もあったんですが、彩色されていないので見づらかったですね・・・ | ![]() 吉田城全体模型 |
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![]() 川から見上げる鉄櫓 |
川岸まで降りてみたり、城内を散策しました。 | ![]() 本丸大手門跡 |
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![]() 路面電車 |
豊橋には路面電車が健在でした。 また乗ってみたいなあ・・・・ 川の対岸に回って吉田城を見てみました。 鉄櫓がこちらを睨んでますよ・・・ (^^ |
![]() 吉田城 |
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![]() ラーメン屋さん |
すきっぱら抱えてうろうろしてたら、行列ができてるラーメン屋さんがあったので、寄ってみました。 結構濃い味付けで、なかなかうまかったです。 さて、この時お友達のケントさんから 「寄ってけ〜」 ってメール来てたんで、東名阪を通って名古屋市街に向かいます。 少々迷ったモノの、ケントさんの職場に到着。 「ホントに来たんだ!」 そりゃーないっすよ・・・ 「ごめんごめん、もう行っちゃったかな〜と思って」 で、しばらくお話しまして帰宅の途につきました。 |
![]() ラーメン |
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あなたと越えたい天城越え? 完 | |||
2009.5.5作成 | |||
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