鹿児島港
 船内では2等で雑魚寝ですから、なかなか安眠とはいきません(笑)
 翌日も朝早くから目が覚めて船内をうろうろ。
 Ipodで音楽を聴きつつ、まったりとすごします。
 屋久島沖では、永田岬の灯台の灯が見えました。
 船は8:30、定刻通りに鹿児島港に入港接岸しました。

フェリーみしま
(次回予告?(笑))
 しばらくドルフィンポートや鹿児島港をうろうろ。
 船の写真を撮ってました。
 左は三島村営のフェリーみしまです。
 今度は三島村に行ってみたいですね・・・

フェリーとしまは先に帰ってきてました。

びわ茶(180円)
 さて、桜島フェリーで大隅半島に渡ることにします。
 船内でねじめびわ茶やぶ金のおうどんいただきます。
 やぶ金のうどんは鹿児島の定番ですよね。
 びわ茶って体にいいらしいですよ。

やぶ金のおうどん
 お昼ご飯は、垂水漁協の直営店で、カンパチの漬け丼いただきました。
 とってもウマーでした。
ごちそうさまです。

鹿屋にやってきました
 お腹も一杯になったし、鹿屋(かのや)まで移動しました。
 鹿屋には帝国海軍の時代から続く海上自衛隊の基地がありまして、
その敷地内に鹿屋航空基地資料館が併設されていまして、
その見学です。

二式大艇
 屋外に、帝国海軍が輸送などに使用した大型機、
二式大艇の実物(!)が展示されていました。
 4発のエンジンをつけた大型機で、レシプロエンジン搭載機としては当時世界最大の機体でした。
 水上にも着水・離陸が可能なので、南方戦線との輸送などに活躍しました。
 また、その頑丈な機体と攻撃力で攻撃機としても使用されています。
 終戦時に4機残っていましたが、そのうちの一機がアメリカに渡り、性能テストを受けています。
 その後日本に返還され、整備ののち、鹿屋の資料館に静態保存されています。

機首

機体後方
 なぜ「二式」かといいますと、戦前の日本では神武皇紀(神武天皇即位の年を元年とする)が採用されていまして、昭和15年が皇紀2600年になります。
 皇紀2602年(昭和17年)に制式採用された機種ですので、「二式」となります。
 ちなみに有名な「零戦」は、皇紀2600年(昭和15年)に制式採用された機種なので、その名がつきました。
(正式名称:式艦上闘機)

乗降口
小さい・・・

酸素魚雷
 左は帝国海軍の誇った酸素魚雷です。
 エンジンでの燃焼に空気ではなく酸素を使ったため、燃焼後の排気が炭酸ガスのみになります。
 炭酸ガスは水に溶けやすいために航跡が発生しにくくなり、
発見されにくく回避が困難なるという利点がありました。
(空気で燃焼させると窒素が残る。窒素は水に溶けないために気泡になり、敵に発見されてしまう)
 ただ、酸素のみでは爆発しやすいために管理が難しく、
戦前に実用化できたのは日本だけだったのです。

栄21型エンジン
 超有名な「栄」(さかえ)エンジンです。
 え?知らない?
 私くらいの世代では知らない人は少ないと思うんですが・・・(笑)
 零戦のエンジンに採用されたことで有名になりました。
 空冷星形14気筒OHVエンジンで、27900CCの排気量で1000馬力の出力がありました。
 開発は中島飛行機(現:富士重工)です。
 錦江湾で漁網にひっかかって引き揚げられたものです。

解説板

誉21型エンジン
 栄エンジンの発展型である「誉」(ほまれ)エンジンです。
 これは紫電改に搭載されていたものです。
 空冷星形18気筒エンジン、35800CCの排気量で2000馬力の出力がありました。
 いいエンジンだったそうですが、対戦末期のために資材などに恵まれずに不良品の発生率が高かったこと、ハイオクガソリンの供給が滞りがちだったことからなかなかカタログスペックを満たすことが難しかったようです。
 写真のエンジンは宮崎県門川沖で引き揚げられたものです。

解説板

零式艦上戦闘機52型
 資料館内は撮影禁止ですが、零戦だけは撮影可能でした。
 主翼の上に「ここに乗るな」とか書かれていて面白かったですよ。
 

志布志名物
けせんだんご
 この日は志布志泊まり。
 夜はお友達のsyunさんに、飲みに連れてってもらいました。
  いつもおつきあいいただいてありがとうございます
(^^)

黒糖を使った黒い団子です。

志布志郊外の風景
 翌日は夕方のフェリー乗船まですることがありません(笑)
 鹿児島市内までお土産の買い出しに出かけました。
 桜島フェリーで鹿児島市内に入ります。

桜島フェリー

フェリーきかい
 鹿児島港にフェリーきかいが接岸していました。
 到着直後らしく、荷役の真っ最中でした。
 フェリーとしまは次の航海に出たらしく不在でした。

荷役中でした。

黒豚カレー大盛り(笑)
 垂水道の駅前にあるマミーズカフェで、またも黒豚カレーをいただきました。
 今回は大盛りに挑戦です。(笑)
 オーナーさんにいろいろ楽しいお話を聞かせていただきました。
ありがとうございます〜

さんふらわあ
志布志港にて
 14:00くらいから雨が降り出しました。
 マミーズカフェを出て志布志に戻ります。
 17:00に乗船開始。
17:50に出港し、鹿児島県に別れを告げました。
 今回の旅で出会った皆さんに感謝です。
鹿児島県の人はいい人多いですね・・・
 まだイヤな人にあったことないです。
かごんまよかとこですよ・・・

乗船直前
十島村訪問記 完
2010.6.18作成
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