鳥取駅前
 鳥取城にほど近い本屋で中国・四国の地図を購入。
 今後の計画を立てていると、ココスの駐車場で、車がぶつかってました。
こんなヤツに免許やったの誰?というくらい、無様な衝突でした。

それはさておき

 取りあえず鳥取駅前まで来ました。
 写真右側の屋根付き歩道のあたりで、
サイコロを振ってた人
がいたそうです(笑)
 鳥取中央郵便局でお金を降ろして、鳥取市内の目的地に向かいます。

中川酒造
 鳥取市立川町にある「中川酒造」です。
 「福寿海」という銘柄のお酒を造ってますが、
最近は
「いなば鶴 強力(ごうりき)」
というお酒の方が有名ですかね?
 強力というのは、いわゆる酒米の品種のことです。
 酒米の品種としては山田錦(兵庫)という品種が有名ですが、
他にも五百万石(新潟)や雄町(岡山)も有名ですね。
 強力は戦前に鳥取県で栽培されていた酒米なんですが、
背が高くて米粒が大きく倒伏しやすいので農家に嫌われ、
栽培されなくなっていました。
 日本酒業界が低迷していく中、県産米で個性を出そうと中川酒造と山根酒造場が強力復活に乗り出しました。
 ところが種籾が見つからず、鳥取大学農学部に資料用として保存されていた一握りの種籾をようやく発見。
 強力復活への取り組みが始まります。
 で、ようやくお酒を仕込めるまでに復活した、という訳なのです。
 強力は熟成酒に向いていると言われています。
中川酒造で13年古酒を飲んでみましたが、水みたいにするすると飲めて、香りが口にふわっと広がるなんとも言えないいいお酒でしたよ。

純米吟醸原酒量り売り中
 お店の方もとってもいい方でした。
(ちょっと頼りない感じでしたが・・・)
 純米吟醸原酒の量り売りもしていましたよ。
ちょっと中を見せていただきました。

サーバーの中を見せていただきました。

夏の日本海
(白兎海岸)
 わざわざ店外までお見送りいただいてありがとうございました。
 で、お昼ご飯を食べた後、国道9号線を西に向かいます。
 夏の日本海はそれは美しいのです・・・

山根酒造場
 訪れた先は鳥取市青谷町大坪。
 中川酒造と並び、強力復活に取り組んだ
山根酒造場
を訪問です。
 酒造場自体は集落の中にあったんですが、入っていくところが分からなかったので、資料館(お休みでした)と倉庫の写真を撮ってきました。

倉庫?

大坪の風景
 山に挟まれた狭い谷一杯に稲が育っていました。
 日本の夏の風景です。
 ここで醸される
日置桜

(ひおきざくら)
は、さぞやおいしいことでしょう・・・

大坪集落遠景

因幡街道智頭宿
 本当は米子から境港まで向かう予定だったのですが、
36℃を表示する道ばたの温度計を見て断念。
 折り返しに入ります。
 無料供給中の鳥取道を走って智頭町に向かいます。
 智頭は因幡街道の宿場町でした。
鳥取藩32万石を治めた因州池田家の参勤交代ルートであったため、
大いに栄えていたそうです。

因幡街道
 街並みにも宿場町だった頃の面影が色濃く残っています。

諏訪酒造
 その宿場町の一角に、諏訪酒造はありました。
「諏訪泉」「鵬」を醸している酒蔵です。
 ここの元杜氏さんの
「天のない酒造り」
という言葉が好きなんですよね・・・

 純米大吟醸「鵬(おおとり)」は、
300mlで1800円という壮絶なお値段。
貧乏な私には手が出るお値段ではありませぬ・・・
 純米吟醸と純米酒買ってきました。
うだつが上がるほど出世したら、ぜひ鵬を飲んでみたいですね(笑)

因幡街道は国道373号線
 智頭宿を後にして、国道373号線を走ります。
 智頭からはこの国道373号線が因幡街道になります。

宮本武蔵生誕の地
 やがて県境を越えて岡山県へ。
 ここに大原というところがあります。
ここが二刀流の剣豪、宮本武蔵生誕の地なのであります。
 智頭急行線の駅名にも「みやもとむさし」があるくらい、
PRに力を入れているようですね。
 

このお家らしいです。
 左の写真が宮本武蔵の生家なんだそうですよ。
 昭和の初めに火事で焼けてしまったそうなんですが、
大黒柱の位置は当時のままなんだそうです。
(ちょっと意味不明)

 ここ大原にも田中酒造場という酒蔵があったんですが・・・
タネ本ちゃんと読んでなくって見落としてました(^^;
 「武蔵の里」
っていうお酒を醸しているそうです。
 もう一回行ってきます。

ホルモンうどん
 そのまま国道373号線を走っていくと兵庫県佐用町にでます。
 途中の平福とか、結構おいしそうな場所を多々発見しました。
これは近いうちにもう一度来なくちゃいけませんね・・・・

 佐用町もホルモンうどんが有名なんだそうです。
(以前津山でも紹介しましたが)
 近くに新宮(たつの町)というところがあって、
そこに牛の解体場があったことから始まった料理らしいですよ。
(お友達どんちゃん情報)
とってもウマーで、夏ばてにも効いたような気がします(笑)
 赤穂辺りで泊まろうかとも思ったんですが、
酒代使いすぎ(2万円ほど)と、日中走行がかなり堪えたので、
夜陰に紛れてこのまま帰宅することにしました。(爆)
夏の酒蔵巡り 完
2010.8.31作成
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