瀬戸内の風景
今日はほんとにいい天気!
 さあ四日目を迎えました。
 西條のビジホを出発して東に向かいます。
国道2号線を経由して三原までやって来ました。
 三原港フェリーターミナル東側にある市営駐車場に車を停めて街を歩くことにしました。

やっさ踊りの像
 三原は永禄10年(1567年)頃から小早川隆景によって整備が始められました。
 竹原・沼田両小早川家を統合した隆景は、はじめ高山城、ついで新高山城を居城としました。
 天正10年(1582年)に現在の三原城の整備が行われて隆景の居城となり、山陽道と瀬戸内の水運ににらみをきかせました。
 三原はその城下町として発展していきます。

八天堂
クリームパンが有名。
三原が発祥の地です。

三原城天守台
西側から
その後、小早川家は筑前に移封となり、隆景も名島城に移ります。
 隆景は秀秋に家督を譲って後は三原に戻り、毛利家の東の国境を固めるために三原城を整備しました。
 その後、福島家、浅野家と城主は変わりますが、三原城はその支城として維持されました。

三原城天守台
北側から
奥に三原駅のホームが見えます。

三原城の石垣と
三原駅への入り口
 さて現在の三原城はというと、城のど真ん中を山陽本線と山陽新幹線が通ってまして、完全に分断されています。
 かろうじて天守台はそのままですが、本丸は左のとおりのありさまです・・・ 

三原城絵図

ほんとにお城に行けるの?
と心配になりました。
 天守台には外部からアクセスできず、三原駅のコンコースから登っていきます。
三原城天守台

三原城天守台から北側を見る
正面の山にはかつて桜山城があり、
その後は三原城の詰丸が置かれました。
 天守台は江戸城天守台と同じ大きさがありますが、天守は築かれず、三基の二重櫓が置かれ、多門櫓で連結されていたそうです。
 今は公園になっていました。先ほど八天堂さんで購入したクリームパンを食べました。
 おいしかったですが、相方さんは以前に比べて小さくて高くなったとおかんむりでした。

カスタード

出ましたレモンパン

天守台石垣と三原駅ホーム
 天守台を降りて駅のコンコースに戻ります。
広島オールスターズ?

駅ホーム下の石垣
 駅周辺を歩いてお城の痕跡を探します。
 駅の高架下や、マンションの裏なんかに石垣が残っています。

天守台東側、マンションの駐車場に石垣が
駐車場が堀跡

橋脚に埋め込まれた石垣
 山陽道のお城は鉄道に破壊されたものが多いですね〜
 三原城や福山城、明石城とか・・・

駅南側にかすかに残る堀跡と石垣

堀跡と石垣
 しかし三原城はよーく見てると結構城の遺構が残っているので楽しいです。
二の丸石垣

南側から
 海に突き出していたであろう石垣です。
 この上には二重櫓と多聞があったようです。
 本丸は三原駅の敷地になっていて、ほぼ面影は残っていません。

駅前にある舟入櫓跡石碑

たこもみじ発見
 駅前のお菓子屋さんで地元銘菓を発見。
 三原はたこが有名なようで、もみじまんじゅうに入ってました。
 が、入れる理由が特によくわからなかったです・・・・

普通のもみじまんじゅうに
三原名物のたこが

三原駅
 駅前の風景です。
 ここに本丸石垣があったとはちょっと想像しにくいですね。
 最近は三原城の遺構を復元する流れになっているようで、がんばってほしいですね。

ペアシティ西側の石垣と堀
確か最近復元されたはず

駅コンコースにあった絵図

現在の地図だとこんな感じ

こちらのお店でいただきました。
 お腹空いてきたので、お昼ご飯です。
 地元名物たこを堪能できるどんぶりをいただきました。
 たしか刺身と天ぷら、炊いたたこを載せた丼でした。
 おいしゅうございました。
 

うまかったです。

右の道路が山陽道
 城下町と街道沿いには蔵元があるはず、ということで山陽道沿いを車で走ります。
 城から数百メートルも離れていないようなところに、山根本店がありました。

いい感じです

お土産に買って帰ります
 飲んでみたら結構おいしかったです。
 三原からはひたすら高速を走りまして帰宅しました。

ちょうどひやおろしの季節
2013瀬戸内旅行 完
2016.9.19作成
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