串本町内
 潮岬をあとにして、国道42号線を東に走ります。
 古座川の手前で県道38号線へ。
古座川を渡って県道227号線を走ります。
 古座川町役場で右折します。

虫食い岩全景
 そこには
「虫食い岩」
という奇岩があります。
 今は陸化していますが、かつてこのあたりは海だったようで、柔らかい岩が浸食されてこのような奇観を生みました。

ちょっと生き物ぽい
不気味な感じもします。

結構な高さがあります
 ここなんかも結構な名所だと思うのですが。
見れば見るほど不思議な造形

うーむ
 そう思ってたら最近道の駅が真ん前にできました。
 これから有名になるのかなあ?

けっこう長居しました。

大辺路
 山中で町境を越えて再び串本町内へ。
 最近すっかり有名になった熊野古道と県道が交差します。

美しい滝がありました。

これが熊野古道大辺路です。
 熊野古道はいくつかルートがありまして、一番有名なのが田辺市内(旧中辺路町内)を通る中辺路ですが、海岸線沿いを行くルートがありまして、大辺路と呼ばれていました。
 ここがそうです。

旅人がこの小川を越えていきました

紀勢本線を越える
 県道234号線を走って紀勢本線を越えて国道42号線に戻ります。
 しばらく走ると那智勝浦町に入ります。
 那智浦神集落を抜けて粉白というところにやって来ました。
 何度か通って気になっていた看板を見て、どんなところか見に行きます。

ずっと前から気になっていたのです。

解説板
 そう、ここは
「ぶつぶつ川」
 全長13.5m、日本で一番短い川です。
 

ここが水源

これが全長
向こうに見える粉白川との合流点まで
全長13.5mです。
 水源はわき水で、ぶつぶつと泡を出しながら水が湧いていた様子から川の名前がついたようです。
 川の水源から河口まで一枚の写真に収まるというところはなかなかないんじゃないでしょうか?

すごい感動しました。

太地町
 那智勝浦町に浮かぶように太地町があります。
 最近は某緑豆集団の嫌がらせで有名になりましたが、もともとは捕鯨基地の町として有名でした。
 だから緑豆の嫌がらせ受けるんですけど・・・

捕鯨船

クジラの博物館
 私が小学生の頃はまだまだ捕鯨も現役で、社会科の授業でも習いましたし、学校給食には鯨の竜田揚げがあって、激しい争奪戦が繰り広げられるほどの人気メニューでした。
 捕鯨禁止の波が押し寄せ、太地の町もすっかり寂れてしまいました。
 が、今でもかつての名残をとどめていて、クジラの博物館なんかもあります。

危険をしらせる看板
ほんとに隣の人が襲われてました。
マジで怖いです・・・

なかなか賢いのです。
 博物館では捕鯨の歴史や、歴史的漁法の解説がありますし、クジラの金玉なんかも展示されております。
 めちゃくちゃデカいです。金玉。

じゃんぷ

ハイジャンプ!
 博物館ではイルカや小型クジラが飼育されていまして、ショーを見ることができます。
 子供に戻って相方さんと二人で歓声を上げてました。

クジラの骨格
 他にもいろいろ展示されてました。
 結構寒くてつらかったです。
雨も降り出しましたし・・・・

イルカの飼育水槽

亀八屋
 太地町内に亀八屋というお店があります。
 てつめん餅という名物で知られています。
 太地町ではお彼岸におはぎではなく、このてつめん餅を供えるそうです。
 かつては鯨があがると船名を焼き印したてつめん餅をくばる、といった風習もあったそうです。
 きめの細かい柔らかいお餅が特徴的なお餅です。
 おすすめですよ〜

てつめん餅
白とヨモギがあります。

那智勝浦町内
 太地町から再び国道42号線に戻り、この日は那智勝浦にある国民休暇村に泊まりました。
 とってもいいお宿です。

お宿に到着

那智山参宮道
石段つらいの・・・
 次の日は那智山に登りました。
 熊野三山の一つで、これで三山を制覇しました。
 青岸渡寺西国33カ所巡りの一番札所でもあります。

ちょっと歴史を感じる石碑

この年は猿年でした。
 異動するにあたって幸運をお祈りしました。
 おみくじも引いてみました。
とにかく待てということでした。

超巨大なおみくじ

本殿

絵になるなあ
 雨でなければもっといい景色なんですが、これはこれでいい景色かもです。
いい感じです。

ずどどどど
 青岸渡寺を降りてきて、那智の滝を拝観しました。
 ここは滝がご神体なのです。
 落差が日本一だったかな?
 雨でけぶっていい雰囲気でしたね・・・

お世話になりました。

鯨の骨の鳥居
 お土産にてつめん餅買おうとまた太地町へ。
 鯨の骨でできた鳥居を持つ、珍しいお宮がありました。
 てつめん餅を買い込んで、私的に和歌山の秘境と思われる、那智勝浦町色川集落に向かいます。

ざあざあ降る中を山奥へ

まだ水は濁ってません
 那智勝浦町下里集落から川沿いに山を登ること30分以上。
 ようやく色川集落にたどり着きました。

色川茶が有名

すごい山道ですが、
紀伊山地では普通です。
 色川集落は高いところにあるので、お茶の栽培で有名です。
 おいしいですよ〜

色川中学校

ヤマキでお昼御飯
 色川から降りてきて那智勝浦市街へ。
 ツーリングマップルにも載っていた
「ヤマキ」
さんでお昼御飯いただきました。
 仕事で勝浦来たときにちょくちょくお世話になってました。
 異動することを伝えてお礼言ってきました。
 名残惜しいですが那智勝浦町をあとにしました。
 あとは国道42号線をひたすら走り、すさみからは高速に乗って一目散に帰りました。

橋杭岩も雨模様。
初春の南紀 完
2017.7.11作成
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