南生駒駅東口
 暗峠奈良街道を完結しようと、奈良県生駒市にやって来ました。
 再開場所は、近鉄生駒線の南生駒駅になります。

生駒市のマンホール

菊司酒造
 奈良街道の宿場町であった小瀬に菊司酒造さんがありました。
 創業は宝永2年(1705年)の古い蔵です。
 奈良漬けがおいしいって情報ありましたが、この日は立ち寄りませんでした。
 蔵の前に、権大夫大神の碑がありましたが、由緒は分かりません。

権大夫大神の石碑

これが国道308号線
 奈良街道は矢田丘陵を越えるため、すぐ登りになります。  
 細い生活道路のように見えますが、一応国道308号線です。

生駒市のマンホール
生駒山上遊園地の意匠

生駒山
 住宅地を抜けると二車線のバス道に出ますが、大瀬中学校を過ぎると左に折れます。
 やすらぎの杜という施設を過ぎると国道はいきなり狭くなりますが、ここからの生駒山の眺めはなかなかのもんです。

山ツツジが綺麗ですね!

国道です
 えっちらおっちら(死語)坂を登ると、樫木峠に到着です。ここから奈良市になります。
 桜が綺麗でした。

八十八カ所巡りの石碑
 矢田寺裏に大正時代に開かれたの八十八カ所巡りの道標が立ってました。
 ここから街道は下りになります。

もう一つ

おたまじゃくしだ〜
 大和郡山市と市境近くに小さな川があって田んぼがありました。
 オタマジャクシを見るのは本当に久しぶりです。

道標
奈良街道と矢田街道の分岐点です。

奈良市のマンホール
 大和郡山への街道の分岐が近づいてきました。
 その名も追分神社がありました。

追分神社

大きな民家がありました。
 本陣を務めたという村井家住宅が残っていました。
 

本陣 村井家住宅です。

門も立派ですね
 母屋は茅葺きと桟瓦葺きを組み合わせた大和棟形式と呼ばれる建て方で、奈良市の指定文化財になっています。 
解説板と道標
村井家は街道の辻にありました。

村井家住宅の向かいにも道標
 追分は梅林でも有名らしく、記念碑がたってます。
 街道は間もなく国道308号線のバイパスである、阪奈道路の上を渡ります。
 

追分梅林の記念碑

道標がありました。
 矢田寺への道標と、常夜灯が四つ辻に立ってます。
 指さしの道標なので、明治以降のものでしょう。
 街道は田んぼの真ん中に出ます。
 日本の田園風景に出会えます。

レンゲ

富雄川
 富雄川を越え、近くのスーパーの百均で帽子を購入。
 想像より日差しが強かったです。
 ついでにおやつタイム。

スーパーで「北海道なまらでっかいシュー」買いました。

やたら高い蔵
 街道をてくてく歩き、阪奈道路の高架下をくぐります。

古墳が見えました
 街道南側に古墳が見えました。 
 推仁天皇陵です。
 推仁天皇は11代天皇ですが、神話時代の方です。

天皇陵への道標

近鉄橿原線尼ヶ辻駅
 近鉄橿原線尼ヶ辻駅横を通過します。
 尼ヶ辻の由来は、尼寺であった興福寺があったからという説があります。

尼ヶ辻地蔵
「縁切り地蔵」と呼ばれ、尼寺に入る女性が、この地蔵の前で俗世と縁を切ったという説があります。
文永二年1265年の建立
奈良市の指定文化財

奈良の名物
彩華ラーメン
 街道は阪奈道路と合流し、秋篠川を渡ります。
 彩華ラーメンあったので、お昼にしました。
 年のせいか、にんにくがきつかったです。
 

野菜たっぷり、ニンニクたっぷり

平城京 朱雀門
 街道から平城京の内裏が見えました。
またお地蔵さん
 奈良市の桜名所、佐保川を渡ります。
 ちょうど散り始めで、風が吹くたびに桜吹雪を見ることができました。
 旧JR奈良駅舎が見えて来ました。
 若い頃は現役だったのですが、JR関西本線高架化の際に引退しました。
 
 ネット動画でも有名な、中谷堂さんまでやって来ました。
 ちょうど実演ショーの時間で、見ることができました。
 学生の頃に比べると、時間が短くなったような気がします。

やわらかくて旨い

外国人のお客さんも大勢
 中谷堂さんはいつも観光客でイッパイです。
猿沢池

奈良県里程元標
 奈良県の里程元標までやって来ました。
 これにて暗峠奈良街道の旅は完結です。
 近くに江戸時代の高札場が再現されていました。

高札場

かっこいい幼稚園
 お土産は、山崎屋さんの奈良漬と、白玉屋さんの最中でございます。
 どちらもおいしゅうございました。

お土産はもちろん

暗峠奈良街道
暗峠奈良街道 完
2024.4.21作成
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