備前焼のふるさとマンホール
 葛坂峠を越えると、そこは宇部。
 備前焼のふるさとです。
 敷地一杯に薪を積んだ窯元が多くあります。
 伊部東交差点にある、スーパーマルナカの北側が西国街道です。
 天津神社は応永18年(1411年)創建との言い伝えのある神社です。

天津神社

立派な備前焼の瓶
 街道沿いには備前焼のお店が並んでいます。
 11月にある備前焼のお祭りは、大勢のお客さまで賑わうそうです。

この日は静かでした。

不老川にかかる橋には備前焼のタイルが
 新幹線の高架下をくぐり、伊部の集落を抜けると、大きなため池があります。
 池には新幹線の高架が走っています。

大ヶ池

何かの道標
 街道は春真っ盛りです。
天照大神と刻まれた石碑と桜
 大内集落を通過します。
 大内神社(創建は元禄の頃)がありました。

大内神社

本殿前から

香登一里塚跡
 大内神社の境内の一角に、一里塚跡がありました。

鷹取醤油さん
1905年(明治38年)創業の蔵です。
 街道沿いの醤油やさんで一休み。

建物内にツバメの巣が

ドジャースの山本由信選手が
地元のようです。

ポン酢ソフトうまいっす。
 醤油ソフトはよく見かけるのですが、ポン酢ソフトは初めて見たので、食べて見ました。
 しっかりポン酢の味で、関西人なら気に入ると思います。

香登教会
大正12年(1912年)の建築だそうで。
 休憩終わって歩き出します。
米酢の蔵
 ここらでちょっとお昼ご飯。
 某ケンミン番組でやってた、大阪屋さんで、ホルモンうどんいただきました。
 「やぶ」さんと比べると、こってり下感じで、おいしかったです。

大阪屋さん

ホルモンうどん

つくし
 久しぶりにつくしを見ました。
 石長姫神社前を通過します。
 石長姫(いわながひめ)は、このはなさくやひめの姉で、妹とともにニニギの命に嫁ぎますが、醜かったために父の元に送り返され、父が、「岩のように永遠にと嫁がせたのに、送り返してくるとは。以後、天孫の寿命は短くなるだろう」と激怒した逸話を持つ神様です。

石長姫神社

城山稲荷神社への道標
 金比羅大権現の灯籠が建っていました。
 いつ頃のものかは分かりませんでした。

灯籠

熊山道 道標
元文2年(1736年)のもの
 熊山道の道標を見て、街道は左にカーブし、新幹線の高架をくぐって、国道2号線に合流します。
 国道2号線の西側は長船というところで、備前長船と呼ばれる日本刀は、この辺りが発祥の地です。
 堤防の上から石碑の写真を撮りました。

備前長船刀剣発祥の地碑

吉井川
 いよいよ吉井川を越えます。
 ここから少し下流に、黒田家ゆかりの福岡がありました。
 備前大橋の歩道にも、備前焼タイルが貼られていました。

備前大橋
 橋を渡り終え、岡山市に入りました。
 しばらく国道沿いを歩いた後、街道は堤防から下りていきます。

文政4年(1821年)のものです。
 常夜灯がありました。
 この辺りに一日市の一里塚があり、吉井川の渡しがあったようです。
 今は河川改修で面影はありませんが、常夜灯がわずかに当時の雰囲気を伝えています。

岡山市のマンホール
桃とブドウです。
 よく分からない宝塔があったりしました。
 この辺でお腹が痛くなってきたため、国道沿いのコンビニで少し立てこもっていました(笑)

なんか謂われのありそうな

福岡神社鳥居
 長和5年(1016年)創建の福岡神社の鳥居がありました。
 本殿は丘の上で、平重盛も信仰し、足利尊氏も1350年に在陣したそうです。

塩専売公社の名残 
 街道は国道250号線を横切ります。
 途中、美作津山街道との追分があり、大正6年(1917年)に建てられた道標がありました。

楢原の道標
美作 津山 せとうち
側面に 
神戸 大坂 岡山 廣島
 改修工事中の砂川を渡ります。
 街道は少し山に入ります。
 小さな集落を抜けたあと、街道は国道250号線と合流します。
 交差点の先に、宇喜多直家所縁の沼城跡が見えました。
 さすがは宇喜多直家、西国街道を押さえる要衝に本拠地を構えていたのですね。

中央の小高い丘が沼城

新幹線の高架下。
 しばらく国道を歩き、青津池で国道を外れて山陽新幹線の高架と、山陽本線の踏切を越えます。
 そろそろ歩くのがつらくなってきたので、上道駅でゴールとしました。

上道駅
 電車に乗って岡山駅に戻ります。
 岡山駅前で桃太郎さんにご挨拶です。
 きびだんごの路面電車を見ながら、駅前通りを歩きます。

野村さん
 この日の晩ご飯は、ケンミン番組でやってた「デミカツ丼」をいただくことにしました。
 開店前から並んでみました。
 カツの上にデミグラスソースのかかった独特な丼で、ソースは濃厚でした。
 おいしかったです。

デミカツ丼
 翌日の朝ご飯には、岡山のパン屋さん、「キムラヤ」で、パンを買いました。
 

朝ご飯

岡山城
 翌朝、満開の桜と岡山城を車から見ながら、岡山市を後にします。
 国道250線を走ると、上道駅の南側が見えました。

上道駅 南側
 お土産は、山珍の豚まんと、えびめしのたれ
 あとは定番、むらすずめでした。
西国街道をゆく つづく
2024.11.24作成
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