南海フェリー車両甲板にて
 9月の三連休に、友人Bと休みが重なったので、珍しくふたりでツーリングに出かけることにしました。
 7:20分発徳島行きのフェリーは、三連休の初日とあって結構な混雑ぶりです。
ライダーもたくさん乗船していました。

鳴門大橋を望む
 さて、友人Bはなかなか休みの取れない職場にいるので、泊まりでのツーリングは今回初めて
えらくはしゃいでおりました。
私もツーリングの時はハイなので、二人して船上ではしゃぎます。
 ええ年した「おっさん」が、女子高生のように写真を撮り合っている姿は、はたから見ればさぞや寒く映ったことでしょう(^^;
 しかし我々はおかまいなし!大いに船旅を堪能です。

高速船
 北海道ローカル番組でありながら、絶大な人気を誇っている
「水曜どうでしょう」
 番組にて大泉・鈴井両氏が徳島から和歌山港に向かう際に利用した、高速船とすれ違いました。
 高速船は現在廃止されているので、ある意味貴重なショットとなりました。(笑)
 (以下どうでもいい話)かつて徳島から大阪へは、南海フェリーで和歌山港に渡り、そこから南海本線で難波に向かうというのが定番ルートだったのです。
(もしくは徳島〜大阪間のフェリー)
 しかし、鳴門大橋・明石大橋の開通により、交通事情は一変しました。
徳島から大阪に向かう「高速バス」が開通したのです。
 乗り換えなしで都心にいける利便性と格安の運賃により、あっというまに乗客を奪われてしまい、徳島〜和歌山間の高速船は姿を消すことになったのです。
(今はフェリーのみの運行です。24時間運行されていて、ほぼ2時間に1本出てます。便利ですよ〜)
追記:現在はフェリーも減便が進んでます。乗船時は確認してくださいね。

吉野川SA
 徳島港へは09:30に上陸。
徳島ICから徳島道にのり、一路東を目指します。
 まずは吉野川SAにて休憩。
ここにはロッテリアがありまして、松茸バーガーが販売中でした。
さっそく友人Bとご購入。
 ・・・まずくはないんですけど、
「これほんとに松茸入ってる?」
という感じでした。
(というか、私には過去に松茸食べた記憶がないんですが・・・笑)
 愛媛県に入ったあたりで、雨がぱらついてきました。
PAに入ってカッパを着込みます・・・
が、衝撃的な事実が判明。
なんと
友人Bはカッパを持ってきていなかった!!

 友人B談(言い訳ともいう)「普段は日帰りツーリングだし、雨の予報が出てる時は走らない。だからカッパなんか持ってきてない。」
 というか信じられない・・・ツーリングにカッパを持ってこないなんて・・・
しかし友人は「大丈夫、すぐやむよ〜」と、出発することにしました。

道の駅みかわ
 さいわい、雨は30分ほどでやみました。
(やまなかったらどうする気だったんだろ??)
 なんだかんだで松山ICで一般道におります。
ここからは国道33号線を南に向かいます。
 途中「三坂峠」を通過したのですが、ここがまたすごい絶景ポイント!
松山の街が一望できるスゴイところでした。
あいにく停車しなかったので、写真がないんですが・・・おすすめです。
 途中、「道の駅みかわ」にて小休止です。
ここでルートを確認しました。

どこで撮ったか覚えてません(アセ)
 途中で国道33号を離れ、440号線に入ります。
 この先に「四国カルスト」があるのです。
道はあっさり未整備区間に入り、「酷道」に早変わりです。
 車では絶対に来たくないうねうね道が続きます・・・

愛媛・高知県境の山並み

高知県に突入
 ようやく高知県との県境にやって来ました。
初めての高知県入りになります。
 大学生の時、15万で買った中古の軽自動車で四国一周計画を立て、男3人で勢いよく出発したものの、あまりのハードさ(狭い車内に男3人、一般道で徳島〜松山を一気走り(当時高速がなかった)、峠でトレーラーにあおられる 等)に友人2人が音をあげてしまい、松山から引き返した事がありまして、そのとき以来ずっと来たいと思っていたので、感慨もひとしおでしたねえ(^^; 
 四国カルストは、愛媛と高知の県境に沿うように広がっています。
秋吉台(山口県)ほど有名ではありませんが、なかなか立派ですよ〜

四国カルスト
 緑のじゅうたんに、ところどころ白い岩が出ている景色はなかなかのもんです。 
風力発電もやってます。

風車
 山の上なので風も強いです。強風を利用して風力発電をやってました。
 折からの強風で「ぶおん、ぶおん」とスゴイ音を立てながら風車が回ってました。
 友人がえらく感動して、デジカメで動画撮ってましたねえ。
とにかくすごい迫力でした。
 私はというと「ゴジラとか実際に現れたら、こんな感じかなあ?」と、訳のわからん妄想に浸っていました(笑)

牧畜やってます。
 岩だらけの地形ですから、当然利用価値はあまりありません。
 ということで牧畜をやってました。たくさんの牛たちが草を食べているのを見ていると、北海道を思い出してしましました。

牛です。

友人と私のバイク
 左の写真に写っている電光掲示板には、現在の発電量が表示されていておもしろかったです。
 時間も遅くなってきたので、山を下ることにしました。
カルストを高知側に下ると、かの有名な
酷道439号線(通称:よさく)

にでます。
 噂通りなかなか手強い酷道でした。
クラッチを握る左手の握力がなくなってくるくらい、カーブが多いんです。
 さらに車では離合不可能な道が延々と続いています。
暗くなってくるし、なかなか大変でした。(^^;
 でも地元のドライバーの方はマナーが良くって、速い車が後ろにつくとサッと譲りますし、対向にしても無理矢理突っ込んで離合できなくなる、という事はいっさいなかったです。気持ちよく走れました。

ライダーズin四万十にて
 日もとっぷり暮れた頃、ようやく今宵の宿「ライダーズin四万十」に到着しました。
 この日はもう一人ライダーさんがいました。
関西出身で鳥取?の大学に通ってるという方でした。
 一緒に近くの温泉にお風呂に入り、その近くの焼き肉屋さんで晩ご飯を一緒に食べたりと、すっかり仲良くなってしました。
 宿に帰ってからも酒盛りで盛り上がり楽しい一晩を過ごしました・・・といいたいところですが、とんだハプニング。
 友人Bが飲み過ぎて気分が悪くなってしまい、夜中にずっと吐いてました(^^;
 ヤツは酒に弱くって、疲れている時とかに飲むと、必ず悪酔いするんですよね・・・疲れてたんだね。ごめんね。
 
「ライダーズ・イン」とは?

ライダーズin四万十
「ライダーズイン」というのは、高知県だけにあるライダー向けの宿でして、なかなかの優れものでございます。
 アメリカのモーテル(車庫付きホテル)を想像して頂ければ、雰囲気は分かっていただけると思います。
 バンガロー風の宿になっていて、一室で借ります。従って泊まる人数が多いほど、一人頭の値段が安くなります。
 バンガローにはシャワーとトイレがありまして、寝袋・マットを持ち込んで泊まります。バンガローの前には屋根があって、バイクを入れることが出来ますし、洗車することも可能です。 

ライダーズin四万十にて
(バンガロー前)
(部屋の前に屋根があって車庫になってるの分かります?)

談話室
 中央に管理棟があり、そこには談話室洗濯室自炊の設備も整っていていたれりつくせりです。
 高知に行ったらぜひどうぞ〜といいたいところですが、これだけのいい設備、結構人気が高く、シーズンだと予約がいっぱいだそうですよ〜

洗濯室
to be continued・・・
2006.4.2作成
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