男鹿半島
 ゆーすぱる秋田は設備もよく、快適に一晩を過ごせました。
 翌朝目が覚めると、表は小雨でした。
いきなり憂鬱な気分になります・・・が、出発です。
 今日はなまはげで有名な?男鹿半島に立ち寄る予定です。
国道7号線沿いのコンビニで朝ご飯を済ませたあと、男鹿半島を目指します。
 小雨が降ったりやんだりの中、ひたすら走ります。
道は気持ちのいいワインディングもあり、天気が良ければさぞや〜といった感じでした。

男鹿半島
 ようやく男鹿半島の先っぽ、入道崎灯台までやって来ました。
 近くにはお土産物やさんが軒を並べていましたが、雨の平日ということで、とても暇そうでした
(^^;
 あんまり暇そうにしてたので、きりたんぽを1本食べていきました(爆 

入道崎

本日のルートマップ
 八郎潟近くまで来たとき、雨は土砂降りになりました。
さすが東北、気温がグングン下がり出します。
これは効きますねえ(><)〜。
  ぶるぶるふるえながら国道7号線を北上します。
能代を少し過ぎたあたりにショッピングモールらしいところがあり、軒下にバイクを停められそうだったので、休憩していくことにしました。
 お昼ご飯はもちろんラーメン!!
暖かさが身に染み渡りましたあ〜
 ほっと一息ついたところで、今夜の宿を決めることにしました。
 今日はもうあまり走りたくなかったので、一番近い黒森大湯YHに泊まることにしました。
 夕方5時頃ようやく到着。
なんかわかりにくくて、結構いったり来たりしてしまい、結局郵便局で聞きました。
 温泉付きだと聞いていたので、かな〜り期待していたのですが、脱衣所の床が抜けていたり、蛇口からお湯が出なかったりと、、かなりがっくり来てしまいました。
 晩ご飯も合宿飯(分かってもらえるかなあ???)だったし、部屋は半地下?みたいなところで、なんか臭うし、うーんというところでした。
 同宿のライダーの方達がいい方だったので、それだけが救いでした。

発荷峠近くの滝
 翌朝は5時に起きてしまい、することもなく退屈してました。
朝食を頼んでいなかったので、これ幸いと6:00に出発することにしました。
 路面はびしょびしょでしたが、雨はあがってました。
 まだ薄暗かったのもあって、そろそろと走っていきます。
発荷峠近くに、とってもきれいな滝がありました。
もっと明るかったらいい写真撮れたんですが・・・

雨の十和田湖
 発荷峠を越えて初めて青森県に突入
十和田湖畔
までやって来ました。
 どんより曇っていたので、あんまりいいところだとは思いませんでした。
まだ7:00前だったし、人もあまりいませんでした。

国道102号線
 ここだけは寄っていきたかった、奥入瀬川までやって来ました〜
 (o^-')b イエーイ! !
 これはきれいだ〜
 「日本の四季」みたいなカレンダーには、必ず登場する場所だったので、さぞかしきれいなところだろうなあ〜とは思ってたんですが、まさかこれほどとは思いませんでした。

雨は続く

奥入瀬川
 どこを撮ってもそれなりに写ってしまうのがすごいところです。
 しかし曇天と早朝が災いして、手ぶれ・露出不足を連発。あまりいい写真は撮れませんでした。

奥入瀬川

奥入瀬川
 奥入瀬川でビックリしたのは、国道のすぐ脇だ、ということです。
 普通こういう景色は山奥深く分け入ったところだ、と勝手に思いこんでいたので、かなりビックリしました。

奥入瀬川

奥入瀬川
 結構のんびり見て回ってしまいました。
今度来れることがあれば、天気のいいときに来たいなあ〜としみじみ思いました。
 八甲田山の中腹をぐるりと走り、青森市に降りていきました。

八甲田丸
 フェリーに乗りに行くために海岸沿いの大きな橋を渡っていたら、係留されている大きな船が見えました。「もしやあれは青函連絡船では?」と思い、フェリーターミナルへ行くのを後回しにして、船を探しに行くことにしました。
 ちょっと迷ったものの、ようやく到着。やっぱり青函連絡船でした。
 「八甲田丸」
と船首に書かれたその船は、少し寂しそうに見えました。
 もっとよく見ようと船に近づいたとき、
「じゃじゃじゃじゃーん!」
 と音楽が大音量で流れ出しました。
びっくりして後ろに飛び退いてしまいましたよ〜
(^^;
だって全くの不意打ちだったんですもん。
 

八甲田丸
 流れていた歌は「津軽海峡冬景色」でした。
まるで今日の天気のように、もの悲しい歌詞が流れていきます。
 よく見てみると、「津軽・・・」の歌碑があって、唄はそこに近づくと流れる仕組みのようです。いや、ほんとにビックリしましたが、最後は一緒に歌ってました(笑)
 連絡船に貨車を積み込んでいた引き込み線がまだ残ってました。
現役の時に来て乗ってみたかったです。
 

青森駅
 青森駅の裏手にいることに気がつきました。
(考えてみると当たり前なんですが)
 連絡船への乗降用の連絡橋が途中で切断されているものの、まだ残っていました。
 これもやがて取り壊されるんでしょうねえ。
 「連絡船のりば」と書かれた案内板が寂しそうでした。

フェリーほるす
 さて、なぜか青森市内にやたらと多い「ほっかほっか弁当」でお弁当を買い込み、フェリーターミナルに向かいます。
 大きなフェリーが泊まっていたので、あれに乗れるのかなーと期待したのですが、一番早いフェリーは、道南フェリーの「フェリーえさん」でした。

道南フェリーのチケット
 11:25に青森港を出航しました。
 しかし「フェリーえさん」はトラックメインらしく、客室は申し訳程度(1室)しかなく、ジュースの自動販売機とトイレくらいしかありません。
 弁当買っていておいてよかったと、しみじみ思いました(笑

さようなら東北、さようなら青森
 甲板にでてみると、結構風が強くて寒かったです。
青森市が遠ざかっていきます。
 特徴的なアスパムの建物はすぐ分かりました。
 なんか雨に追われてしまって、東北では2泊しか出来なかったのが残念でした。
「さよなら東北、また来るよ〜」

函館山見ゆ
 函館までは、およそ3時間半の航海です。
お昼ご飯食べたり、昼寝したりとのんびり過ごします。
 退屈が絶頂に達しようかという頃、函館山が見えてきました。
初めて函館山を見ました。ちょっと興奮気味です。

十字街
 15:00頃、函館に上陸。
ついに自走で北海道までやって来てしまいました。
「いや〜日本は広いわ〜」というのが実感です。
 函館YGHに宿を取り、函館市内をぶらつきます。
函館港近くの明治通りのビヤレストランで地ビール飲んで、ほろ酔い気分です。
 店から出てきたら、また雨が降り出しました。
近くのセブンイレブンで折りたたみ傘を購入です。
(まだ使ってますよ)
 すっかり暗くなってきたので、いよいよ函館山に登る事にしました。
ロープウェー乗り場で切符売りのお姉さんに
「今日は夜景は見えませんよ〜」
といわれて一瞬ひるみましたが、どうせすることないし登ってみることにしました。
 下が雨だから、当然山頂も雨(^^;
エライ寒さでした。
 
団体の観光客もキャーキャー言って寒がってました。
その様子を見て笑っていたら、突然腹痛が!!
これはやばい!

ガマンできそうにありません。
 公衆トイレにあわてて飛び込みホッとしたのもつかの間、ここのトイレには紙がないことに気がつきました。
「マイガ〜ッ!」
 ポケットティッシュは宿に置いてきたバックの中デス。
 さっきよりも冷や汗が吹き出してきました。
このピンチをどう切り抜けるか?大いに悩みます。
しばらく半泣きになって考えてました。
 私、旅行中のレシートは全て大事に持っておくクセがあるんですが、そのことをふっと思い出しました。
 私のウエストバックの中は、財布が見えないくらいレシートや領収書が入ってました。
それを重ねて使うことにより、私は絶体絶命のピンチを脱したのです(爆
to be continued・・・
2006.1.8作成
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