喜屋武岬
 那覇港を離れて、那覇国際YHに向かった私。
 地図で見ると、港から近いはずでした。国道331号線の明治橋を越えるとすぐ左にあるはずですが、見あたりません!
 奥武山公園を一周して考え込みます。
 もう一度明治橋を越えてよ〜く見てみると、左に入っていく道があります。
曲がってみると左側にYH発見!ようやくたどり着きました〜
 YHには小さいながらも屋根付きの車庫があり、防犯カメラもついていて安心でした。
(那覇は結構自転車なんかの盗難・いたずらが多いそうです)

 YHは修学旅行にも使われるだけあって、大きくて立派な設備でした。
 とりあえず荷物をほりこみ、国道沿いの沖縄そばのお店で夕食を食べました。
(もちろんオリオンビールも一緒です)
 お店はチェーン店ですが、まずまずの味でした。
 沖縄そばのスープは
とっても薄味。
 関西の方でしたら、うどんのつゆ(味がちょっと違うけど)にラーメンの麺が入った感じといえばわかるかなあ?
 私は七味を入れてちょうどいい感じでした。
 長い船旅で疲れていたので、すぐに宿に帰ってお風呂に入り、寝てしまいました。

岬の灯台
 翌朝、島の南部を走ることにしました。天気はどんよりした曇り空です。
 国道331線を南に向かいます。
島の南端、喜屋武岬はどんよりとした曇り空でした。
 そこから「ひめゆりの塔」に向かいます。
 う〜ん、ここはヘビ〜ですねえ。高校生の女の子達が戦場に駆り出されるなんて、正気の沙汰とは思えないですよねえ。
 国っていったいなに?なんかいろんな事を考えさせられる場所でした。
 やっぱりけんかは負けちゃあ駄目ですね・・・
彼女たちの魂に安らぎを祈らずにはいられませんでした。
 と言うわけで、ここでの写真はありません。(涙で撮れない)
・゜・(つД`)・゜・

どこだっけ?(−−;
 摩文仁の丘にある平和記念公園にも行ってみました。
 ここは日本軍の組織的抵抗が終わった地とされているところで、沖縄戦で亡くなった方の名前が石碑に刻まれています。
 その石碑の多さにビックリします。
名前で書けば一行ですが、それぞれに家族があり人生があったわけですから、その重さに愕然とします。
 地元沖縄の方が圧倒的に多いのですが、北海道出身の方の名も大勢刻まれていました。
 故郷から遠く離れた亜熱帯の地で、どんな思いで亡くなられたのでしょうか。 

奥武島
 ちょっと気持ちを引きずったまま、隆起珊瑚がはっきり見える奥武島にやって来ました。
 珊瑚がテーブル状に残っているところもあって、異世界のような海岸でした。
隆起珊瑚なんて初めて見ますしね) 

沖縄の海
 曇りながらも海はそこそこきれいです。天気がよければ気温はぐっと上がるので、日中動くならこれくらいの天気の方がいいのかも知れません。(この日で29℃くらい)

せいふぁあうたき
 かつて琉球王朝の祭事が行われていた「斎場御嶽」(せーふぁーうたき)を見に行きます。
 駐車場にバイクを停めて、遊歩道を登り始めます。

せいふぁあうたき

うたき
 山道なので、ちょっとハブに気を付けながら進みます。
 10分ほど歩いたかな?ようやく到着しました。
 沖縄に限らず奄美地方でも、祭事は女性神官が行う風習だったようです。琉球王朝の場合は、王の妹なんかが神官長になって取り仕切っていたようです。
 ここも私のような一般人が来てはいけない神聖な場所だったのです。

 曇り空でいまいちなんですが、それでも海はやっぱりきれいですねえ。
 途中佐敷町でお昼に豚丼を食べました。
北海道の十勝で食べたヤツを想像していたんですが、こちらのは豚野菜炒めを卵でとじてのっけた感じのヤツでした。
 しかし甘辛い味付けが何とも言えずgoodです。
もりもり食べちゃいました。

守礼門
 夕方近く、ついに首里城に到着しました。
正殿が復元されたとかで、お城大好き人間としてはぜひ見てみたかったんですよ。
 かの有名な守礼門の前にやってきました。
 門の前には写真屋さんがいて、琉球の民族衣装を着たお姉さんと記念撮影!と商売をやってました。
 すごく撮ってもらいたかったんですが、高かった(3000円ぐらいだったかなあ?)のであきらめました。

歓会門
 やはり琉球の城はひと味違いますねえ〜
 中国の影響がふんだんにあって、ちょっと異国チックでした。

右えき門

那覇市街を望む
 那覇市街を見下ろして思ったんですが、戦災の影響もあり、那覇市内の民家はほとんど鉄筋コンクリート打ちっ放しの住宅です。
広福門

首里城正殿
 その住宅が丘と言わず谷と言わずびっしり建て込んでいるので、ちょっと違和感があります。
東南アジアの町並み
のようです(行ったことないですけど)
 ちょっと屋根瓦が恋しくなります。
 さて、いよいよ首里城正殿にやって来ました。赤が印象的なこの建物、当然戦災で焼失してしまったのですが、見事に復元されていました。
 その様子は「プロジェクトX」にも取り上げられていたので、見た方もいるんじゃないかな?
 建物の中には、中国皇帝からの扁額(もちろん復元)がかかっていて、中国との関係の深さが伺えます。

首里城近くの石畳
 ガイドマップを見ていると、戦前からの石畳が残っている場所がある、ということで行ってみました。結構急な坂道で、石畳なこともあってよく滑ります(^^;
雨の日は気を付けて下さいねえ。
 この近くには沖縄の泡盛を全銘柄集めているという酒屋さんもあり、寄ってみました。
いや〜すごい品数でした。ちょいちょいと試飲して、12年古酒「やんばるくいなごーるど」を購入。宿で飲むことにします。
 今日も那覇国際YHに泊まります。
 
ライダーに注意!

 沖縄のアスファルトには、琉球石灰岩?(よく分からない)が砂利で使われており、大変よく滑ります!
とくに雨が降ったときは最悪!停止の時に足をついただけで、足裏が「つるっ!」といくことがあります(^^;
気持ちのいいワインディングだからと、調子にのってバンクさせると「天国へ昇天」ということにもなりかねません。十分に注意して下さい。

 地元の方はけっこう(かなり?)のんびり走っている車が多いです。
50`規制のところを40`で流して走っているなんて事はよくあります。
あまりイライラせず、のんびり走ってくださいね(道内ライダーはつらいだろうなあ・・・)

 那覇市内は常に渋滞です。首里城周辺から国道58号までの市街地は渋滞がひどく、すり抜けが難しい道幅なのできびしいでしょう。特に国際通りに入っていくのはやめましょう。忍耐力を試されることになります(ちなみに私は3分でUターン)

 那覇市内(沖縄全土)は自転車・バイクの盗難・いたずらが多いそうです。家の車庫に入れておいても、門に鍵がないと持って行かれることもあるそうです。宿泊・買い物などで愛車から離れるときは十分な対策を取って下さい。飛行機で帰ることになりますぞ〜
to be continued・・・
2005.7.30作成
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