ダイビング・ショップの前で
 いやいや、大変な日がやってまいりました。
 今日は人生初めて「ダイビング」の日でございます。
 どちらかというと(いや、かなり?)「運痴」な私
 かろうじて泳げますが、素潜りなんかとんでもない!ってレベルでして、
友人に誘われて(友人はC持ってます)「やってみるか〜」なんて言ってみたものの、
かなり不安です。
 とはいいつつも、デジカメ用に防水ケースを買ってきているあたり、
「やる気十分じゃないか?」
とのツッコミは当然あるでしょうねえ〜
 でも、不安は不安です。
 ダイビングショップのお迎え(だいたい宿までお迎えに来てくれます)を待って、
ショップまで移動。
 とりあえず一通り説明がありまして、経験のないわたしは「ふんふん」と聞いてるだけです。
 あとウエットとかのサイズを合わせて、いざ港に出発です。
 装備を積み込んでいざ出発。スタッフが2名とカップルが1組、
あと一人で潜る人(長野からとか言ってたかな?)と友人と私の7名です。
 ちなみに体験ダイビングは私一人です。
 

いよいよ潜ります。
 カップルが「マンタが見たい」と言ったので、最初は川平のほうへ向かう予定でしたが、
思ったより波が高くて断念。屋良部崎沖あたりで潜ることになりました。
 友人を含むライセンス所持者は、スタッフが1名ついて早速潜って行ってしまいました。
 一人残った私はもう一人のスタッフについてもらって、
まずは船の回りをシュノーケリングです。
 めがねの中に水が入ってきたときの抜き方や、シュノーケルの中に入った水の出し方など
「イロハの

を教わりながら、ひたすら泳ぎます。
 ようやく水にも慣れてきて(そんなレベルなのか?)
楽しくなってまいりました。
 「イロハの」で死んじゃうんじゃないか?と思っていたので、とりあえず一安心です。
 友人達も帰ってきまして、とりあえずお昼ご飯でございます。
 なんか緊張してきた私。
あまり箸も進みませんが、とりあえず胃袋に詰め込みます。
 さて、いよいよ体験ダイビングの時間がやってまいりました。
気持ち悪くなるくらい緊張してます。
 ヘタレ度マキシマム
です!
 左の写真を見て頂ければ一目瞭然!背中にみなぎる緊張感というよりは、
売られていく子牛(ドナドナですな)のような、
妙なあきらめ感
が漂っているのがお分かりいただけるかと思います。 

が魚が泳いでます!
 しかし「金払ったんだからやらねば!」という貧乏根性もありまして、
とりあえず海に入ります。
 で、緊急時の対応(空気でないとか)をもう一度確認して、いざ水の中へ

ってあれ?

本能的に水中に入るのをいやがってるのか、体が沈みません!
 結局、スタッフの方に沈めてもらう形で潜る形になりました〜(とほほ
 最高〜にかっこわるい形で初ダイブ。しかしそれはホンの序章にしか過ぎませんでした。
 精神的なものだと思うのですが、息が吸えているにもかかわらず、息苦しさを覚える私
 スタッフに合図して、2回も浮上してもらってしまいました。(情けない・・・;)
 2回目には「もうやめますか?」とまで言われてしまったのです。
 しかし、持ち前の貧乏根性がそれを許しませんでした。

「いや、もう一回!」 

3度目の正直です

魚が目の前を泳いでる!
 3回目に潜ったときに、
「カメラ持たせば落ち着くんじゃないか?」
とスタッフが思ったのかどうか、海底でカメラを持たせてもらえました。
 効果ありましたね(^^;
 カメラ持ったので、「写真撮らなきゃ損」という意識が働いて、
「怖い」気持ちが薄らいだのです。スタッフはエライです。
 私の貧乏性を見抜いていたようです。
 しかし自分では姿勢を制御できないし、深度も固定できない状態。
 しかも本人はカメラに夢中で、制御しようとする意識がない。
スタッフの方はあきらめたのでしょう。

 私のベストをつかむと、浮き上がって来ないように押さえ込みに入りました。
 ヘタクソな私が悪いとはいえ、首の付近をもたれて海中を泳いでる姿は、
まさに犬の散歩とそっくり

ではありませんか!


これがホントの海中散歩でございます(笑


クマノミ
 海の中は未体験の世界。なんてったって素潜りすらしたことなかったんですから。
見るもの全てが初めてです。
 目の前を魚がふつーに泳いでいくわけですよ。
 普段見てる魚なんて、干物になってるか切り身になって煮られたり焼かれたりしてるわけですから、こりゃー感動ものです。
 映画で一躍有名になったクマノミ君もいました。
名前の分かるのこれだけなんです・・・

魚が群れてます
 スタッフに連れられて、れんとの海中散歩は続きます。
 相変わらず息苦しい(水圧かなあ?)のですが、
せっかくなのに写真撮らなきゃ〜という気持ちでガマンします。

海底から水面を見る
 ふと友人が、「水中から水面を見ると、とてもきれいだ」と言っていたのを思い出しました。
 上を見上げると、水面がきらきらと輝いていました。思わず見とれてしまいました。

友人が撮影した、
海中散歩の証拠写真
まさに飼い犬状態です。
 しばらく潜っていると、もっと深いところから友人達が上がって来ました。
 その友人がとらえた私の姿です。
姿勢制御すらできず、飼い犬状態になってるのがよく分かるでしょ?

とりあえず記念撮影
 で、しばらく一緒に潜っていて記念撮影してました。

友人と二人で
 やっと楽しくなってきたかな?ってところで、ダイビングは終了です。
残念な気持ちもありましたが、ホッとしたのが一番でしたね。
 しばらく船上で休憩したあと、船は石垣港へと引き返しはじめました。
 安心したのもあって、少し眠くなってきました。
 上陸したあと、ショップに戻って再び今日のおさらい?みたいなミーティングやりました。
私はもう眠いばかりです。

石垣の街並み

その夜も泡盛で宴会

明日も泡盛うまそうです
 しかし、その夜も飲みに出かけました。今日は別の居酒屋さんにて友人と宴会です。
 出てくる料理を撮ろうとカメラを出すたびに、私の隣席の人がびくびくしていたそうです。
(向かいの席に座っていた友人談)
 友人が首をかしげはじめたので、「どしたの?」と聞くと、「なんか見たことある人だ」とか言ってます。
 やがて隣の人は、エライ美人のおねーさんと店を出て行きました。
 友人が店の人に「今の人誰?」と聞くと、「八嶋さんですよ」とのこと。


 あの「トリビアの泉」で有名な八嶋さん


だったのか〜と二人でびっくり!
 「サインもらえば良かった〜」
とか「写真撮ったらよかった〜」
「何でそのとき気がつかないんだよ?」

「へぇへぇへぇ」
とか言って盛り上がりました。
 有名人にニアミスした夜
でした。
to be continued・・・
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