夜のフェリー
 さて、その夜の波の予報は3メートルでした。
そりゃやばいんじゃないの〜?と私。
対馬の帰りに乗船した、別府ー八幡浜のフェリーの思い出が頭をよぎります。(笑)
でも、もう乗船しちまったし酒も飲んだので、寝ることにしました。
 せっかく熟睡してたのに、10時くらいに船内放送が入ったので、
起こされちゃいました(>。<)
 そっからはうとうととしか寝られませんでした。
しかも、進行方向に直角に寝てるもんだから、船が揺れるたびに肩に「がっ!」とショックがきます。
でもなんだかんだで寝てましたけどね(−−;
 翌朝は4時にお目覚め。でも5時過ぎに喜界島に着くからちょうどいいんですよ。
買ってきてあったパンで、もごもごと朝ご飯食べました。
歯磨きなども船内で済ませて、甲板に出てみると、街の明かりが見えました。

喜界島です!!

うひょ〜ワクワクします。
夜明け前、まだ真っ暗な中を上陸!
感動の第一歩を踏み出しました!
名瀬に試合にでも行くのか、
野球チームが乗船していったのが印象に残ってます。

喜界島湾港
 
湾港に接岸中の「ふぇりーきかい」

上陸準備

夜明け前の阿伝海岸
 
喜界島での夜明け

夜明け

夜明け
 真っ暗闇の中を、
島の東側海岸目指して走ります。
ようやく良さそうな海岸を見つけました。
バス停を見ると「阿伝」とありました。
 ここで三脚を立てて、
朝日が昇るのを待つことにします。
やがて東の空が明るくなり始め、
見事な日の出を見ることが出来ました。 

夜明け

見事な珊瑚の高石垣
阿伝集落にて

樹齢300年の大ソテツ

島を一周している循環線

収穫されたさとうきび
 日も昇りきったし、再び走り出すことにしました。
しばらく走ると「大ソテツ」の標識があったので、
見に行くことにしました。
 これは大きいです。案内板を見ると、樹齢は300年とあります。
しばし見入っていました。

 さて、島ではサトウキビの収穫の真っ最中!
あちこちに収穫されたサトウキビが積まれています。
島の畑はほとんどがサトウキビ畑でした。

トンビ崎の灯台
 島の最北端、トンビ崎までやって来ました。
あいにくと雲が厚くて、もの悲しい感じのする海岸でした。
隆起した珊瑚に、太平洋の波が打ち付けていました。

 小野津という集落の近くに、「ムチャ加那公園」がありました。
ここには碑があって、由来が記されていました。
それによると、

   「ムチャ加那」さんはスゴい美人であった。
   あまりの美しさに嫉妬した友人達に海に突き落とされて死んだ。
   それを知ったお母さんも後を追って身を投げた。

という事だそうです。悲しいお話ですよねえ。
僕は(ぶっさいくだし)そんな心配はいりませんがね(笑)
 近くには鎮西八郎為朝由来の「雁又の泉」もあり、
水がわき出ていて鯉が泳いでました。

トンビ崎海岸

トンビ崎海岸

ムチャ加那の碑

雁又の泉

喜界空港ターミナル

島唯一の信号機

ウリガー
 もう島を一周してしまい、湾の集落に戻って来てしまいました。
喜界空港を見に行くことにしました。
どっかのローカル線の駅のような建物が、空港のターミナルでした。
カウンターにはお姉さんが一人。
あと手荷物検査&警備担当らしい警備員が一人。
なんとものどかな空港です。
 でも、さすがに連休初日で、鹿児島行きは全便満席になってました。

 湾の集落には、島唯一の信号機があります。
この信号機は、所さんの「日本全国ダーツの旅」でも紹介されていました。
島の子供達に、信号機について教えるために中古の信号機を取り付けてもらった、
とかそんな話でした。
 たしかに、信号機はついてますが、交通量はぜんぜんです。
本州であれば、こんなところに信号はいらないだろ?てなところでしたね。

 持ってきた九州全図では、喜界島は小さすぎて役に立ちません(^^;
湾のとなり、赤連にあった「銀座」という本屋さんで、喜界島の地図はないかと尋ねました。
2万5千分の1の地図ならある、ということで購入。
右回りで一周してきたので、
こんどは左回りで一周します。 

 ウリガーという標識があったので見に行きました。
ウリガーとは横堀の井戸のことで、まっすぐ縦に井戸を掘る技術がなかったために、
水面まで横掘りした、と解説板に書いてありました。

ミヤ

なぜか煙突だけが・・・

ねこ昼寝中

島の南海岸
 (たしか志度桶)集落の中を走っていると、「ミヤ」の跡がありました。
かつてはここで「ノロ」と呼ばれた女性神官を中心に祭祀が行われていたそうで、
記念碑が建ってました。
 
 島の南、手久津久の集落近くに大きな煙突がぽつんと立ってました。
「大和精糖機械工場」と書いてあります。製糖工場の跡地のようです。
煙突の解体は大変なのでそのままなのでしょうねえ。

 荒木の集落では、猫がお昼寝中でした。
のんびりした時間が流れています。

スギラビーチ

スギラビーチ

スギラビーチ

豚味噌弁当
 早くも2周目終了。空港の裏にある、
スギラビーチを見に行きます。

すっげ〜

信じられない美しい光景です!
気分はもう夏!ここでお昼にすることにして、
湾の集落でお弁当を購入して戻ってきました。
 お弁当は「豚味噌弁当」地元らしさ満載です!
最高の景色の中、しばし昼食タイム。
ほんとに最高です!

飛行機
to be continued・・・
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