行き先をどうしようか、出発してからも悩んでいた私。
 前回のツーリングで出会った、豊橋君(仮名)オススメの
「能登半島一周ツーリング」
 はたまた境港でみたフェリーが向かう地「隠岐」を目指すか。
(もう一カ所候補あったんだけど)
 悩んでいても始まらない!
 仕事を終えた私は、職場からツーリングに出発!
いきなり高速に乗ります。
吹田JCTで人生の分かれ道、
右か左か?
名神か中国道か?悩みます。
(ーー;
 一瞬の判断で道を右へ。中国自動車道に進路を取りました。
ここでやっと行き先決定!(って遅い?)
「隠岐」を目指します。
 中国自動車道は交通量少なくて快適でした。
もともとトロトロ走るのが好きな私は、75㌔くらいで流します。
時折トレーラーや車に追い越されますが、ひたすらマイペースを保ちます。
 西宮名塩SAで、とりあえず休憩&食事。
ここはドトールコーヒーなんか入っちゃててビックリ!
食後にコーヒーとしゃれたことしてみました。
ここで早くも寒さを感じて、Tシャツの上にフリースを着用。
下にもカッパをはいて、お腹に使い捨てカイロを装着!
来るべき山道に備えます。
 SAを出発してひたすら西へ。
福崎(兵庫県)を過ぎるといよいよ交通量も少なくなり、
真っ暗になってきました。
 岡山県に入る頃から、ぼうっとあたりが明るくなりました。
バックミラーをのぞいてみると、きれいな月が出ていました。
月明かりの中を走るとは、なかなかにロマンティックです。
勝央SAで再休憩。休憩室があったので、しばし仮眠でもしてみることにしました。
テレビからは阪神戦の中継が流れてました。
「え?今何時?」と時計を見ると23:00過ぎ。どうやら延長戦やってるようです。
しばし見入ってしまいました。(笑)
 30分くらい寝たでしょうか。
いびきをかいてる自分に気がついて、起きました。(笑)
普段は出ないんですがねえ~
給油を済ませてまた出発です。
 落合JCTからは米子道へ。やたら寒くなってきました。
蒜山高原に入ったあたりでは気温は6℃!!
真冬並みの寒さに、歯ががちがち鳴り出す始末。
あまりの寒さに蒜山高原SAに入り、インスタントうどんを食べて暖まります。
建物内は誰もいなかったので、ちょっと寝ようと横になってうとうとし出すと、
女の子4人組が入ってきて、ぎゃあぎゃあはしゃぎ出しました。
文句を言いたかったけど、自分の家でもないので
泣く泣く
出発することにしました。(><)

夜明けの大山
 結局、2:00過ぎに米子到着。早く着けばビジホでもっと思ったのですが、
微妙な時間なのでネットカフェで仮眠を取りました。
 5:30、ネットカフェを出発。隠岐行きのフェリーが出てる、七類港を目指します。
ネットカフェで調べたところ、隠岐行き(島前行き)は9:20分発。
時間があるので、弓ヶ浜で夜明けの写真なぞ撮ってみました。
 静かな海と大山が印象的でした。

松林が見事です
国道431号線
 松の防風林が印象的な国道431号線を北上します。
まだ6時過ぎ、交通量も少なくて快適です。
 大根島まで足を伸ばし、
ファミマで朝飯食べました。
境港に戻って、水木しげるロードを再訪。
前回とはうって変わって人気のない通りを、
1人で堪能しました。

再び登場「ネズミ男」

七類港の「フェリーくにが」
 いよいよ七類港に到着
ターミナルで顔洗ったり歯を磨いたりしてました。
ターミナル内には健康ランドもあるので、一風呂浴びたかったのですが、
9:00から営業ということであきらめました。
 昨夜はお風呂に入りそびれたので、ちょーっと気持ち悪いです。
 しかし天気は最高!さめるような青空です!
徹夜明けには太陽がまぶしすぎるほどです(^^;

バイクの切符
 8:30、いよいよ乗船券の発売開始です。
 乗船券をゲット!
しかしバイク込みで
6000円以上

って高すぎるよ~(とほほ)
 奄美・沖縄航路で見慣れた手荷物切符をバックミラーに付けます。
2等切符は今時硬券(固い厚紙の切符のこと)でした。
国鉄を思い出してしまいました。

乗客の切符
(なんと硬券です)

七類港ターミナル
 9:20、いよいよ出航です。
とりあえずターミナルと七類の町並みを撮ります。
 しかし眠気には勝てず、
船室で爆睡しました。

七類の街並み

船内(2等船室)
 次に目が覚めると
、船は島前
(どうぜん。隠岐諸島の手前の島々のこと)
に到着していました。
まずは一つ目の島、
知夫里島の来居港に入港です。
 

知夫里島が見えてきました。

来居港(知夫里島)
 この知夫里島にも見所はたくさんあるのですが、
日程が足りないために泣く泣くあきらめました。
機会があれば、ぜひ来たいと思います。
 のんびりした空気が流れる、
港の風景が印象的でした。

上陸前(車両甲板)
 次はいよいよ第一目的地の、
西の島・浦郷港に入港です。
車両甲板でどきどきしながら接岸を待ちます。
 いよいよ隠岐に初上陸!
感動でした~
とりあえずフェリーターミナルにある観光案内所に行って、
観光ガイドと宿泊施設の説明を受けます。
 オススメの宿に電話しましたが、
誰も電話に出てくれません。
結局第2候補の宿に泊まることにしました。

浦郷港接岸中の「フェリーくにが」
(西の島)

由良比女神社
 宿が決まったら一安心。
早速島巡りを開始します。
浦郷港を東に行くと、
「由良比女神社」がありました。
 この前の浜には、
かつてたくさんのイカがうち上がったそうです。
家を建てた人も出たくらい、
たくさん上がったそうですよ。
小さい浜なんですけどねえ。

イカが押し寄せるという海岸です

 赤の江(しゃくのえ)の集落を過ぎて、
「鬼舞スカイライン」
へ。
ん~?な~んか懐かしい風景だなあ~
 ここは北海道???って感じの風景が広がってます。
この島は牧畜が盛んなんだとか。
牛や馬さんがたくさん放牧されていました。
ちなみにスカイラインは、
彼らのふんまみれですよ~(^^
 子牛や子馬たちがかわいかったですねえ。


珍崎の集落
 スカイラインからは珍崎の集落や浦郷港も見下ろせる、
絶好のロケーションでした。
続いて「赤尾スカイライン」へ向かいました。


 「うひゃあ~」
 

 かの有名な「国賀海岸」を見下ろせる、
これまた絶景のロケーション!
相変わらず道はふんまみれですが、
それを忘れさせるほどのいい景色です。
 遠くでウグイスが鳴く中、
さわやかな5月の風
を感じていました。
(涼しかったです。気温は20℃ちょいくらい)

赤尾崎

国賀海岸

国賀海岸

国賀海岸
 見下ろしているだけじゃつまらないので、
海岸まで降りてみることにしました。
 いったんスカイラインを降りて、
国賀トンネルを抜けると、
「国賀浜」

に到着します。
バイクを駐車場に停めて、
遊歩道を歩いていくと、
奇岩、巨岩、断崖絶壁

が目の前に広がります。
 いやいや、すごい迫力です。
どうやったらこんな形になるんでしょうね~
ビックリです。
 「奇岩ふぇちとかいたら、
きっと失神するぞ~」とか、
バカなことを考えてました。
 

通天橋

摩天崖展望所から国賀海岸を望む
 さらに赤尾展望台の反対側にある、
「摩天崖展望台」

にも登ってみました。
ここから見ると、断崖絶壁ぶりがさらによく分かりますねえ。
 ここも放牧地です。
(ということはふんだらけです~)

船引運河
 断崖絶壁を堪能したあとは、島内一周を続けます。
船越集落にある「船引運河」を見に行きました。
 かつて陸上を引いて越えていた場所に(船越という地名の由来)運河を開設したのは、
大正のはじめのこと。
総工費は村の年間予算を上回ったそうです。
大事業ですよねえ。
 その後、昭和39年から10年かけて拡張されて、現在の姿になったそうです。
漁船の他、国賀海岸巡りの観光船も通過するルートになってます。

後醍醐天皇在所跡
 黒木御所を見に行きました。
かつて後醍醐天皇が流されて来たときに、ここで過ごしたそうです。
 あと、耳浦キャンプ場も見に行きましたが、
集落から峠一つ越した島の反対側にあり、寂しいところでした。
こんなとこに1人でキャンプしてたら、北○鮮の工作員にさらわれても、
誰も気がつかない(笑)

夕日
 さて、本日のクライマックス!夕日です。
 赤尾展望台から、水平線に沈む夕日を狙うことにしました。
 が、最後は海上のガスの中にかすんでしまい、
ちょっと(かなり?)がっくりです。

 宿に帰って、お風呂で~す。
昨日入ってないから、めちゃくちゃ気持ちよかったです。
(民宿の普通のお風呂ですけど)
 で、夕食が豪華でした。
宿の人見てたので写真は撮れなかったんですが、
焼きイカ、鯛、岩ガキ
(養殖が盛んなんだそうです。
広島の真ガキと違って夏ガキなんだそうです。
真ガキの2倍くらい大きい!)
刺身、かに、なぜかお肉まで出てきました~ボリューム満点。
もう入りませ~ん。(^0^)
 徹夜明けだった私。21:00過ぎに沈没しました。
to be continued・・・
2005ツーレポトップへ
Home