国賀海岸と愛車
 さて〜島での2日目を迎えました。
風は強いものの、天気は上々です。
 宿の朝食は、相変わらず豪華でした。
 で、ご飯をいただきながらいろいろ話をした結果、
8:30発の「国賀海岸遊覧船」に乗ってみることにしました。
 遊覧中は、宿にバイクを預かってもらえることになり、
宿近くの乗船券売り場まで歩いていきました。
 と・こ・ろ・が!強風のため、8:30発は欠航!
次の便も微妙だ、とのこと。
 今日中に島後にわたらなくてはいけないので、
午後まで待つわけにはいかず、泣く泣くあきらめることにしました。
 宿に帰ってそのことを報告すると、
「それなら、別府から出ているフェリーどうぜんに乗って、
中ノ島に渡ってみては
どうか?」
と勧められました。
 時刻表をみると、別府10:25発で菱浦(中ノ島)10:37着。
佐渡汽船の西郷行きは、菱浦発13:00発だから、
1時間ちょっと
だけですが中ノ島を見て回れます。
 計画ではあきらめていた島に渡れることになったので、
ウキウキ
です。
 で、宿のご主人と少し話ししたのですが、
隠岐の観光ベストシーズンは、5月から6月半ば

までなんだそうです。
7月とかに入ると本格的に梅雨になってしまうそうで、
僕はいい時期にやって来たようです。
 ご主人の息子さんは、大学時代は関西に居たそうで、
北海道へツーリングに行ったりしていたそうです。
「気を付けて旅を続けて下さい」と、暖かい言葉をいただきました。

国賀海岸
 さて、フェリーの時間にはまだ時間があったので、
もう一度国賀海岸を訪れることにしました。
 青空が映えて海も真っ青です。
波打ち際まで降りてみることにしました。

通天橋
 波打ち際から見上げる通天橋は、
なかなかの迫力です。
調子に乗ってばしゃばしゃ撮ってたら、
フィルムがなくなってしまいました。
予備はバイクに積んだまま。

 迷ったのですが、
もう一度遊歩道を登ってフィルムを撮ってきて、
また波打ち際までやって来ました。
(疲れた〜しかも時間ないのに〜)

国賀海岸

馬が寝てます(死んでませんよ〜)
 余分な往復をしたおかげで、
フェリーの時間が迫ってきてしまいました。
 あわててバイクまで戻りました。
 走り出すと、目の前に馬が寝そべってます。
こんなに無警戒な馬を見たことがなかったので、
時間が押してる
というのに思わず撮ってしまいました。

浦郷フェリーターミナル
 誘惑はまだまだ続きます。
昨日到着したときに、
フェリーターミナル
の写真
を撮ってないことに気がつきました。
あわてて一枚押さえます。
 そのうえ、今日は海上自衛隊の
掃海艇「とびしま」

が浦郷入港でした。
これも一枚押さえます。

掃海艇「とびしま」

マンホールのフタ
 で、道を走っていると、
マンホールのフタがイカの絵

になってることに気がつきました。
これも当然押さえます。
 ちっとも前に進みません。
ようやく別府港に到着したときには、
「フェリーとうぜん」は出航寸前でした。
 あわててチケットを買い込み、乗船します。
と、港の目の前に造り酒屋さんがあるではありませんか!!
「あ〜;」
船は出航し、地酒を買い損ねてしまいました・・・

別府港界隈
(正面が造り酒屋です〜)

「フェリーとうぜん」車両甲板
 わずか12分足らずの航海ですが、
初めての航路ですしワクワクして回りを見回してました。
 すると佐渡汽船の
「フェリーしらしま」
が菱浦港から出てきました。
いい感じなので、これも一枚押さえました。 

隠岐汽船「フェリーしらしま」と対向

フェリーとうぜん
 10:37菱浦港着。
ターミナル内にあるお土産物やさんをのぞきます。
お店の人にいろいろ教えてもらい、
島内の工場で作っているというお菓子を二品、
ゲットしました。
 なかなか詳しい方とお見受けしたので、
「これから1時間で回れる見所を教えてください!」
とお聞きすると、
「隠岐神社に参って、金光寺山へ。そこから明屋(あきや)海岸へ降りて一時間くらいかな?」

というお答え。
さすがです。
 オススメ通りに回ってみることにしました。

菱浦港にて

菱浦
 まずは第一目的地
「隠岐神社」

を目指します。
「道なりに走って、NTTの角を左折」の指示通り走って
、見事に到着しました。

菱浦港で見た蔵
(島内は蔵のあるおうちが多いのです)

隠岐神社
 隠岐神社は、承久の乱に敗れて隠岐に流され,
悶死した後鳥羽上皇を祭って建てられた神社です。
 かつてはお寺があった場所だったようなのですが、
明治の「廃仏毀釈」によって寺が壊され、
そのあとに建った神社のようです。
 で、時間がないのに神社前の民俗資料館をのぞいてしまった私。
民俗資料館の方はたいしたことなかった(失礼)んですが、
裏にあった民具館のほうは楽しかったですね。
古い電話見つけました。

神社の前にある民俗資料館で
発見した昔の電話

明屋海岸1

明屋海岸2

明屋海岸3

明屋海岸4
 金光寺山に登って、島内のパノラマをあわただしく楽しんだ後、
明屋海岸
にやって来ました。
 思わず絶句します。
火山性の赤い岩石と、青い海・空との対比がなんとも・・・
いや〜最高ですねえ〜
思えば国賀海岸の遊覧船が欠航したおかげで、
この海岸に立つことが出来たわけです。
人生何が幸いするかわからん
な〜
とおやじくさいことを考えておりました(^^;
 やがて12時の時報が流れました。
もうしばらく粘った後、名残惜しく出発しました。

西郷行き切符

な、なんとサザエカレー??

サザエカレー

フェリーくにが
 菱浦港ターミナルに戻ってきました。
とりあえず乗船券を確保しました。
 で、ターミナル内のレストランでランチにすることにしました。
 あまり時間がないので、「早くできるのはなんですか?」
と店員さんに尋ねると、
「サザエカレーです」との答え。
「カレーにサザエ???」
他にも魅力的なメニュー(牡蛎フライ定食とか)あったのですが、
サザエカレーを注文します。
 やってきました〜見た目はふつーのカレーです。
「いっただきまーす」
と食べ始めました。
 「・・・」
 まずくはないんです。
 でもわざわざサザエを入れる理由も見つからないような・・・(笑)
 島にサザエがたくさんあるから入れはじめたんでしょうねえ。
話の種に一度食べてみることをオススメします。
自慢できますよ〜
 そのあとさっきのお土産物屋さんで、
サザエカレーのレトルトを追加購入。
友人へのお土産とする
(笑)
 他にも海士町のTシャツとか、
海士町の踊り「キンニャモニャ」のCDも購入
(振り付けのビデオもありました)しました。)
 お店の方(オススメコースを教えてくれた方)に
「この島はどうでしたか?」
と聞かれたので
「最高でした。今度は一泊してゆっくり来たいです」と答えると、
「ぜひまたいらして下さいね」
と言って下さいました。
よ〜し、また来るぞ〜!!
 フェリーが接岸したので、お店の方にお礼を言って、
あわてて乗船します。

菱浦港岸壁
 船はゆっくりと岸壁を離れます。

菱浦港ターミナル
 たった1時間ちょっとの滞在でしたが、明屋海岸といい、
楽しい思い出がたくさん出来ました。
今度はぜひ一泊で来ようと思います。

三郎岩
 兄弟のように岩が三つ並んだ「三郎岩」の前を通過します。
隠岐は本当に奇岩の宝庫です。

西郷港1
 1時間ちょっとの航海の末、
西郷港に入港しました。
14:15接岸です。

西郷港2

 いよいよ今回のツーリングの最終目的地、
島後にやって来ました。燃えます!

いよいよ上陸
to be continued・・・
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