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フェリー乗船前

「山陰だな。山陰の海はきれいだぞ〜」


 鞆の浦で出会ったおじさんの何気ない一言。
 この一言が、私のツーリング史上まれに見るツーリングを生むとは、
当のおじさんも思わなかったであろう(笑)
 
 5月1日の雨は、自宅で休養。翌日朝、ツーリング装備を搭載した愛車にまたがり出勤する。
 連休谷間のこの日、仕事はめちゃくちゃ忙しく大苦戦
しかしなんとか終わらせて、フェリーターミナルに急行する。
 さすが3連休前日のフェリーターミナル。結構な人出である。
しかし負けてはいられない!チケットをゲットし(また予約なしデス)乗船を待つ。
 乗船待ちの間に、この旅路を祝福するかのような美しい夕日が!
このツーリングの成功を確信するれんとであった。

大阪湾の夕焼け
 乗船してからデッキに出てみると、美しい夕焼けが待ってました・
 「うひゃあ〜」思わず声が出てしまう。
そのまま薄暗くなるまでデッキで見とれていました。

ドライバーズルーム
 今日は2等は満席だということで、ドライバーズルームを開放していました。
指定された場所に行くと、2等寝台席のようなベットでした。
連休中は子供連れのお客さんが多く、
去年の乗船時にはなかなか寝付けなかったので、
これはありがたいです。
 しかも普段は一般客が入る事ができないドライバーズルームなので、
ちょっとワクワクです。
 とりあえず夕食、お風呂をすませてビールを飲みます。
するとあっさり寝てしまいました・・・

瀬戸内の朝日
 そうそうに寝てしまったので、翌朝は日の出前に起きてしまいました
(年寄りじゃのう・・・)
 でも、おかげで瀬戸内の朝日を見ることができてラッキーです。

姫島
 船は大分県の姫島沖を進みます。えびフライを思い出しますねえ。
2003年4月「えびフライをゲットせよ!」
 定刻8:10に新門司港に入港。8:30には九州に上陸しました。

山口県下関の海岸
 九州に上陸すると、すぐ関門海峡に向かいます。
関門トンネルをくぐると、そこはもう山口県下関市。
国道191号線を北上します。
 第一の目的地は、本州最西端「毘沙ノ花」です。

「毘沙ノ鼻」の看板
 「毘沙ノ鼻」に到着です。
駐車場や公園も整備されていていいところでした。
 「到達証明書」も発行してもらえるようですよ〜
 沖には「蓋井島」が浮かんでいました。

 でもここ、隣が廃棄物処理場なんですよ(^^;
重機の音がちょっと興ざめですかね?

「毘沙ノ鼻」沖に浮かぶ
蓋井島

土井が浜
 さらに北上を続けていると、
途中で
「土井が浜」

という標識がありました。
ちょっと寄り道を、と浜に行ってみると

「すげ〜」

ちょっとお目にかかれないような
きれいな浜が広がっていました。
青い空、白い砂浜、青い海!
 あといったい何があるというのでしょう?
生きてて良かった。
神さま、どうもありがとう! 

土井が浜

土井が浜にて
 よ〜し、ここはデジカメだけじゃなくって、
ポジでも撮っとくか〜とカバンを開けてみると、

「な、なんじゃこりゃ〜!?!」

久しぶりに松田優作が出現!
どっかにぶつけたか何かで、

カメラのレンズがバラバラに!

壊れてます!
あまりの光景に思わず
現実逃避したくなります。

「神さま、あなたはなぜこのような試練を私に?」
と、
聞きたくなってしまいました。
 とりあえず、レンズを無理矢理はめ込んでみました。
AF(オートフォーカス)が効かない
ものの、
なんとか撮影できます。
 もうやけくそで、がんがん撮ることにしました。
(ちゃんと撮れてるのかなあ・・・)

角島大橋入口
 レンズ分解のショックから立ち直り切れないまま、さらに北に向かいます。
「ツーリングGO!GO!」にも紹介されていた、
「角島大橋」
を見に行くことにしました。
 しかし私の地図は古すぎて、橋が載っていませんでした(笑)
どうやっていこうか考えましたが、
標識と、いかにも観光っぽい車の後ろについて行くことで問題を解決しました(爆)
 ようやく到着です!いや〜きれいですねえ〜
青い空、白い橋、青い海、白い浜!
他に何が必要なのでしょう?神さま(以下略)

角島大橋
 橋を往復してみたり、
展望台から景色を眺めたりと、
またまた時間を食ってしまいました。
もう昼近いというのに、ちっとも前に進みません。

大橋近くの浜

青い海・空と石州瓦の赤屋根の対比が見事です

見事な棚田

竜宮の潮吹

夏みかんの原樹
 国道191号線をはずれて、県道を走ってみる事にしました。
石州瓦が美しい川尻集落や、美しい棚田、
溶岩が吹き出して出来た「竜宮の潮吹き」など、見所満載です。
 長門市に入っても寄り道は続きます。
 14:00に青海島に渡って、「波の橋立」(これはいまいちでした)でお弁当食べました。
この島には「夏みかんの元樹」があり、白い花を咲かせていました。
 ここからようやくペースが上がります。
萩は一度来たことがあるので、とりあえずスルーしました。
ただ、市内で「萩焼祭り」があったせいか車が渋滞しており、
すり抜けを余儀なくされました。
 萩市内を通過すると再び快調に走ります。
 18:00過ぎ、ようやく浜田市の「波子の浜」(石見海浜公園)に到達。
もうすぐ夕日の時間なので、ここでまたも停止。
三脚を立てて夕日を待ちます。

波子浜の夕日
 この時点で、まだ今夜の宿が決まっていませんでした(おいおい;)
頼みの綱の「旅の窓口」も、まったく空室がない状態です。
仕方がないので、携帯でビジネスホテルの電話を調べて、
直接電話で問い合わせる作戦に切り替えました。
 ようやく松江市内に空室発見。
ただ、ダブルの部屋なので8000円かかるとのこと!
 しかし、テントを置いてきてしまってるし、野宿にはまだ寒い。
泣く泣くそこに決めました。
 そうこうしてるうちに日没の時間がやってきました。

う〜ん、思わず詩人になってしまうほどの夕日でした。

完全に沈むのを見届けて、19:00過ぎに松江に向けて出発しました。

深夜の松江駅前
 しかし浜田から松江までは100`以上あります。
遊びすぎた自分が悪いとはいえ、日没から走るにはちょっとした距離です。
 とりあえず国道9号線脇に見つけた「久留米ラーメン」のお店に入って腹ごしらえです。
ラーメンとチャーハンを頼んだのですが
、なんともうまくないこと!(まずくはないんですが、ちっともうまくない)
 ラーメンはともかく、580円のチャーハンが特にうまくない。
コショーばかりが効き過ぎたチャーハンで、ある意味「家庭の味」でしたねえ。
 でも、その店のおねーさんが結構かわいかったので、
許す(^^;

 店を出たのが19:30。走りに走って、
22:00前にようやく松江市内のビジホにたどり着きました。

とりあえずお風呂に入ってから、夜の松江市を散策。
駅前のミスドで明日の朝食を買い込んだり、酒をコンビニで調達して来ました。
 ビジホの部屋には、なぜかマッサージチェアが置いてあり、無料で利用出来ました。
 一日400`超を走って疲れ切った体に、マッサージチェアは心地よすぎました(笑)
 マッサージチェアで寝てしまってました。
 
夜中に気づいてベットに移動。
(背中がごりごり痛いんだもの・・・)
長かった一日がようやく終わりました。
to be continued・・・
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