朝の久里浜港
 さあしきり直しです!
 今朝も早起きで、5:00には宿を出発しました。乗り場入り口のコンビニで朝ご飯を買い込んだあと、ターミナルに移動して乗船券を購入します。3連休の最終日だけあって、結構たくさんの乗客がいました。荷物を見る限り、ゴルフと釣り客がほとんどのようです。

くりはま丸
 この日乗船したのは「くりはま丸」でした。6:00頃に車に先立ってバイクの乗船が始まりました。この日のバイクは私と釣りに行くらしいおじさんの2台だけでした。

大分と横須賀を結ぶ
シャトルハイウェイライン
フェリー「しゃとるよこすか」
 客室まで上がってくると、隣の岸壁に大型フェリーが接岸しているのが見えました。ここ横須賀と大分をむすぶシャトルハイウェイラインのフェリーでした。
 川崎港から宮崎を結んでいたマリンエクスプレスが撤退したので、関東圏と九州を結ぶフェリーは、マルエー(旧大島運輸)、東九フェリー(東京〜徳島〜新門司)とここだけになってしまいました。なんとかがんばって欲しいものです。

朝ご飯
 さて船上で優雅な朝ご飯です。(笑)
 小倉フレンチトーストでございます。小倉と生クリームだけでもヘビーなのに、その上フレンチトーストとは・・・きっと商品開発担当者に「藤村」ってヤツがいるに違いない・・・
ハハハ

東京湾遠望

浦賀水道は大混雑
 6:20、金谷港行きの始発フェリーが出航しました。こんなに朝早いのに浦賀水道には早くも船の往来が始まってました。明石海峡や紀淡海峡、関門海峡もこんな感じですよねえ。いい雰囲気です。
 小さい貨物船や大型コンテナ船がぞくぞくと東京湾に入っていきます。と、いきなり異様な船が縦列で進んできました。

護衛艦「むらさめ」
 護衛艦の艦列でした。フェリーは2隻目と3隻目の間を横切って行きます(すごい操船だ〜)
 2隻目の護衛艦の艦尾に「むらさめ」の文字がはっきりと読めるくらい近かったですよ。

千葉県金谷港
 7:00頃、千葉県金谷港に到着です。昨日に続いて初千葉県です!ワクワクしますねえ〜(ネズミーランドには行ったことあるんですが、あそこは千葉っていうより東京のイメージが強いもんで・・・)

洲崎灯台
 上陸して国道127号線を南に向かいます。
 なんか関東圏というとどこもかしこもビルと住宅街っていう勝手なイメージ描いてたんですが(笑)この国道はかなり田舎テイスト入ってます。トンネルも狭いですしねえ。西日本の海沿いの旧国道みたいな感じでした。
 せっかくここまで来たから、って事で館山市で国道から離れて長靴のつま先まで行ってみることにしました。海沿いの道をのんびり行くと灯台が見えてきました。
 洲崎灯台です。

平砂浦
 そこから房総フラワーラインを走ります。途中きれいな浜を見つけました。東京の近くにもこういうところはあるんですねえ。ただ、陸側に目をやるとホテルやら植物園やらがごちゃごちゃ建ってるのが、大都市に近いことを感じさせます。
 夏休みも終わった海沿いの風景は、どこかアンニュイですね(笑)

千葉県最南端
「野島崎灯台」
 国道410号線に入り、千葉県の最南端を目指します。端っこ見たくなるのはライダーの性分なんでしょうかね?(^^;
 8:00頃、野島崎灯台に到着しました。この灯台は中に入れるみたいなんですが、時間が早すぎてまだ空いてませんでした。

野島崎周辺の景色

和田浦
 グラスボートに気持ちを残しつつ、再び走り出します。今日も厳しい残暑の一日となりました。はやくもばて気味です。
 国道128号線に入ってしばらく北上すると、サーファーがやたら多くなります。いい波が来てるのかな?と、歩道にバイクを停めて浜を見に行くことにしました。
 いや〜美しい大きな浜ですねえ。関東をちょっぴり侮り過ぎていたようです。「ど〜せ埋め立て地ばっかりなんでしょ?」と誤ったイメージを持ってました。お詫びします〜
 しかしこうしてみると、埋め立てされた海岸は西日本の方が多いのかもしれません。
 ちなみに房総半島には「白浜」「勝浦」などの地名がありますが、これは和歌山の漁師たちが黒潮に乗って漁をしに来てそのままここに住み着き、そこに故郷の地名をつけたのが始まりなんだとか。そういえば紀伊半島と房総半島、地形もちょっと似てるのかな?

九十九里浜
(長生あたり)
 九十九里浜が見たいばかりに、国道128号線をひたすら北上します。途中景色の良さそうなところも何カ所かあったんですが、全部素通りしてしまいました。(もったいない・・・)
 どっかの水族館らしいところは入り口が大渋滞してましたよ〜みんないい休みになったんでしょうかねえ。
 大原近辺でこのツーリング2回目の給油です。燃費がリッター32キロ近くまで伸びてます。いい感じです。
 さて、いよいよ九十九里浜までやって来ました〜
で・か・い〜♪
びっくりするほどデカい砂浜が延々と延びている様は、まさに「九十九里」の名に恥じません。スケールが違いますねえ。
 でも集まってるサーファーの数もスケールが大きかったです。すごい人数でした〜

魚のお店?金沢
 九十九里浜有料道路が終わって、県道をしばらく走るとお腹が空いてきました。どっかよさそうなお店ないかなあ〜と探すも、なかなか見つかりません。どうせ食べるなら地元のものがいいですよねえ。
 でも見つかりません。いよいよミニストップでもいいや〜と思ったその瞬間、よさげなお店を発見しました。さっそく入ってみることにしました。

さいこーです!
 このお店の魚は銚子から直送されてるそうです。いろいろメニューがあって悩みましたが(サンマも食べたかったが・・・)決めました。
この日の昼食
イワシの刺身
アジのたたき
イワシのゴマ漬
アジのつみれ汁
でございます。中でも「アジのたたき」は一風変わっておりまして、アジのミンチ?のなかに、ニンニクやしそ、生姜や味噌なんかを混ぜ合わせたものでした。おいしかったですよ〜!
おすすめです。

犬吠埼灯台
 長かった九十九里浜もようやく終わり、屏風ヶ浦(すごい崖です)を過ぎたところに、犬吠埼はありました。
犬吠埼

銚子は醤油も有名です
 この先はもうハワイかアメリカ本土まで陸地がないわけで、大西洋ロカ岬の有名な碑文「ここに地終わり、海始まる」をしみじみと感じていました。最果て感漂う岬でございます。
(人は多いけど)<余計な一言ですな
 ここ銚子市は醤油造りでも有名なところです。ベンチがたくさんありました(笑)
一大消費地である江戸の醤油は、発祥の地である和歌山県湯浅から運ばれていたらしいのですが、やがて江戸に近いこの地で造られるようになったのだとか。最初は湯浅に技術を学んだそうですよ〜

利根川
銚子大橋を望む
 板東太郎、利根川の河口までやって来ました。
 さすが日本最長の川だけあって、大きな河口でした。
 近くに漁協があり小売りもやってるので、大勢の人が買い物に来ていました。
 今年のサンマは豊漁なんだとか。1匹50円でした。七輪持ってたら買いたかったんですが・・・

銚子漁協

鹿嶋市内
 さて、今回は初物づくしです。銚子大橋を渡り初めて茨城県に入りました。
 関西に住んでると、どうにも印象が弱い県の一つです。水戸納豆筑波山、あ、そうそう潮来も忘れちゃイケマセン(^^;あとは鹿島アントラーズくらいでしょうか?
 とりあえず国道124号線を進みます。しばらく走ると片側2車線の立派な道になり、快走出来ました〜。しかし疲れとおしりの痛みがピークに達しました。やはり毎日バイクに乗ってないのと、いきなりの長距離、そして暑さがたたったようです。
「大洗からフェリーに乗っちゃおうかな・・・」
思わずぽつりと言ってしまいました〜
でもとりあえず大洗までは行かないといけないわけです。

鹿島サッカースタジアム
 こういうときは頭から水をかぶるに限ります(私の場合)
 コンビニでお水を購入。もったいないですが頭からざぶざぶとかぶります。かなりになりました〜やっぱり暑さ負けにはこれに限りますね!
 元気を回復して再び走り出します。やがて国道51号線に入りました。左手にアントラーズファンの聖地、鹿島サッカースタジアムが見えました。
「このスタジアムが赤で埋まるのか・・・」
記念に写真撮ってみました(ヘヘヘ
 51号線をひたすら北上。日も傾いて、かなり走りやすくなってきました。途中セイコーマートが1軒ありました。大洗が近いようです。

フェリー「さんふらわあさっぽろ」
 大洗に到着しました。51号線を南から市内に入ると、右前方に大きなフェリーが見えるので、港の位置はすぐ分かりました。
フェリー「さんふらわあつくば」

大洗港フェリーターミナル
 とりあえず港に行ってみました。ここは関東のライダーには北海道への出発点としてなじみ深い場所なんでしょうねえ。でも、関西ライダーの私としては初めての光景です。
 ここと苫小牧港を結ぶフェリーは一日2便(うらやましい・・・)1便の出航時間が迫っていました。
 大いに悩みます。
「ここから乗ったら楽ちんで北海道に着くんだよ〜」
「何言ってるんだ!東日本を縦断すると誓ったじゃないか!」
大いに葛藤した答えは・・・
「とりあえず仙台まで結論を先送りにしよう」
という、日本伝統の解決策でした(爆〜★)

ラーメン屋さん
 しかし「さんふらわあ」「さっぽろ」というのはどうだろう?合わないよなあ〜ちょっとイメージ違うよなあ〜やっぱり「さんふらわあ」といえば、「みやざき」とか「さつま」とか「なは」とか「きりしま」の方がいいよ〜などとくだらないことを考えつつ、水戸市内を目指します。
 時間的にいっても今日はこのあたりまでが限界のようです。と、国道沿いにウマそうなラーメン屋さん発見!早速入って見ることにしました。

八丁味噌ラーメン
 このお店、味噌ラーメンだけでも何種類かあり、優柔不断な私は大いに迷ったんですが、ネタとして一番面白い(であろう)八丁味噌ラーメンを頼みました。
な、なんと食用炭入り麺です。
(真っ黒!)

水戸市内で見かけた旧家
 このラーメン、麺に食用炭が練り込まれており、健康にすごくいいそうです。「ほんとかよ〜?」とか思いつつ、待つことしばし。
 ラーメンがやって来ました。いやいやなかなかおいしいではありませんか。考えていた土手焼きのイメージとはちょっと違いましたが、おいしゅうございます。麺も真っ黒ですしね(笑)
 このお店の5種類の味噌ラーメンを完食してスタンプを集めると、メニューにない「幻の味噌ラーメン」を頼むことが出来るようになるそうです。「こりゃーぜひ集めないと〜」
しかし水戸は遠すぎるとデス・・・orz
 店を出るとき乾パンもらいました。「今日は敬老の日でしょ?私たちはこれを食べて大きくなったんよ」とは店のご主人らしい女性の方の話。
 なんかちょっとほろっとしました。お店の名前は「瑞蓮」国道51号線沿いです。
to be ontinued・・・
2005.10.1作成
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