長目浜
 まずは甑島に来たらぜひ見たいと思っていた、「長目浜」を見に行くことにします。
 まずは東側にある展望台から眺めます。
 ・・・見れば見るほど不思議な地形ですよねえ・・・
 どこかで起こった崖崩れによって発生した大量の土砂が、波に運ばれて堆積して、この地形になったそうです・・・

長目浜
 んで、何より不思議なのが、海水と淡水が入り交じる汽水湖になっていることで、海と川の魚が同居してたりするそうなんですよ・・・

貝池
 さて、展望台からみえていた「貝池」にやってきました。
 この池には世界に3カ所しか生存が確認されていない、「クロマチウム」というバクテリアが生息している貴重な場所です。
 このバクテリア、海水と淡水の境目に生息しているんですよ・・・(海水と淡水は比重が違うため、重い海水の上に淡水の層が出来ます)
 で、赤い色がつくために、一見そこが底のように見えるらしいです・・・でも実際の底はもっと深いところにあるわけで、地元の人は「二重底の池」として恐れていたそうな・・・
 とにかく学術的にも貴重な池なんですよ〜 

なまこ池
 貝池のとなりが「なまこ池」です。名前の通りナマコがいますが、もともといたわけではなく、放してみたら繁殖したもののようです。(^^;
 この池も海水が入ってまして、海の満ち引きによって、水位が上下するそうです(1〜2時間遅れるそうです。)
 ということは今は引き潮かな?白い鳥が食事の最中でした。

浜への道
 浜に出る道があったので、出てみることにしました・・・

長目浜
 長目浜は、石の浜でした。
 右の写真のような、割と大きめの石がごろごろしています。
 こんな石の隙間から、海水が池に流れ込んでいるんだろうなあ。

結構大きな石の浜です

浜からの眺め
 浜からは里方面を眺めることができます。漁船が一隻、漁をしていました。

バス停
 長目浜西側の展望台にやって来ました〜
 ここからはなまこ池がよく見えます。
 自然が作った防波堤の様子がよく分かりますよねえ〜

バス停近くの展望台から

中甑島へ向かいます
 長目浜を堪能したので、近くの桑の浦にも寄ってみました。静かな湾の奥にある小さな漁村でした。
 次に中甑島に向かうことにします。青い海がとってもきれいです。

甑大明神橋
 甑島の名前の由来をご存じでしょうか?(私も知らなかったんですが(笑))
橋を下から見上げる

甑岩?
 島に「甑(蒸し器のこと)」に似た奇岩があって、海上からの目印になっていたそうで、その岩の名前から「甑島」と名付けられたそうです。
 鳥居があるので、どうも左の写真の岩が「甑岩」らしいのですが、そもそも「甑」を見たことがないので、よく分かりませんでした(^^;
 今でも崇拝の対象になっているようで、そばに架かる橋は「甑大明神橋」という名前が付いています。
 ここ甑島に限らず、海上からの目印になるような奇岩(名瀬の立神、枕崎の立神など)は、崇拝の対象になることが多いようです。
 海上で現在地を把握するのはとっても大事ですからねえ(コンパスのない時代、目視で航海している頃にはとても重要なものだったのでしょう)

巨木
 中甑島の平良集落までやって来ました。ここにとても印象的な大木があったので、写真に撮ってみました。
島の標識

帽子山展望台から下甑島を望む
 近くに帽子山展望台があるようなので、登ってみることにしました。
 終点近くだけ未舗装でしたが無事到着。
 展望台からは、下甑島が見えました。
 道は未舗装ながら、奥へと続いていたので行ってみることにしました。

椿林道

山を巡ります
 林道からは美しい景色を見ることができます。
 右は上甑と下甑の間にある藺牟田水道です。
 一瞬、北海道にいるような気がしました。
 なんか似てるんですよね・・・・ 

藺牟田瀬

椿林道
 林道をずっと走っていきます。尾根に近いところを走るので、眺めは最高です。
 帽子山も見えますよ〜
 ただこの林道は工事中でして、いまはピストン林道でした。やむなく引き返します。

帽子山

行き止まり
 県道に降りてしばらくしたところに、もう一つ林道の入り口がありました。
 入ってみると、さっき行き止まりで引き返した椿林道のようです。工事完成したらここにつながるようです。
 当然ながら、こちらもピストン林道でした(^^;
 こちらからは上甑が眺められていい景色でしたよ〜

上甑島を望む

中甑港を出るフェリー「ニューこしき」
 ここからは、中甑の集落を見ることが出来ます。
 ちょうどフェリー「ニューこしき」が、出港するところでした。

ここまでのルート
to be continued・・・
2006.5.26作成
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