下甑島の海岸
 まあ、いろいろありましたが、とりあえず下甑島に向かいます。
(^^;
 船でのんびり1時間ほど?途中、鹿島港を経由して、14:40に下甑島長浜港に入港です。
 さ〜て、長浜が見えてきました。まずはナポレオン岩を見に、島の西海岸に向かうことにしました。

長浜

遊覧船が走ってました
 むむ?なんか道を間違えたようです。海沿いに海岸を北上してしまい、内川内集落近くまで来てしまったようです。来た道を引き返します。
 来る途中、とても美しい海岸が見えました。遊覧船が通り過ぎていきます。

ナポレオン岩
ナポレオンの横顔に似てる・・・らしい(笑)
 西山の集落近くまでやってきたとき、立派な展望台がありました。
 バイクを降りてみると、ナポレオン岩が見下ろせました。
 そばに冷たい水がかけ流しになっていたので、頭からかぶってみました。日焼けに気持ちいいです〜

波打ち際から

「往診の 道すがら見し しんきろう」
これが見たかったんですよね〜
 「往診の〜」の歌碑の前までやって来ました。
 漫画「Dr、コトー」で紹介されていたので、是非みたい、と思ってたんですよ〜
 しかし、本当に中国の都市が見えたんでしょうか?不思議ですよね〜

案内板

断崖の先にナポレオン岩
 バイクを走らせていると、ずーっ下の方にナポレオン岩が見えました。
 この後、片野浦経由で手打を目指します。ナポレオン岩遊覧の観光船がここから出てるんです。翌日乗る予定にしていたので、下見にやってきました。
 港と乗り場はすぐに分かりました。これで明日は安心です。いい時間になってきたので、長浜の集落に戻ることにしました。
 長浜の集落のお店に入ってみたのですが、夕食になりそうなお総菜は売っていませんでした。仕方がないので、集落を探してみると、何軒か食事の出来そうなお店がありました。
 飲み屋さん風のお店に入ってみます・・・
 「すいません〜」
 「はい」
 「食事なんですけど、出来ますか?」
 「いいですよ〜」
 ということで、夕食ゲットです。メニューは
 「肉定食」と「魚定食」、「刺身定食」の3種類でした。せっかく島に来ているのだからと、魚定食を注文しました。
 正直、あまり期待はしていなかったのですが(失礼)、出てきてびっくり。
魚の煮付けやサラダがんがらなんかもおまけに付けていただいて、豪勢な夕食になりました〜ごちそうさまです。

夜明け
 さて、食事もすんだし、今宵のお宿である瀬尾のキャンプ場に移動です。バンガローが3棟とトイレ棟、コインシャワーがある、こぢんまりとしたキャンプ場でした。テント持ち込みしていいのか分からなかったのですが、じゃまにならない場所にテントを張りました。
 で、携帯で連絡を取り合っていた甑島さん(仮名)が、近所の人にもらったというアジと、ビール持参で、キャンプ場に遊びに来てくれました〜
いや〜うれしかったです。
 さすがキャンパーです。手際よく料理してくれて、アジを振る舞ってくれました。ただただ感謝です。
 旅の話で大盛り上がり!!前日とはうって変わって楽しい夜になりました。
 甑島さんは次の日もお仕事ということで、21:00くらいに帰っていきました。
 甑島さん、ほんと〜にありがとう!この場を借りてお礼申し上げます。

青瀬海岸の夜明け
 翌朝はすてきな目覚め・・・というわけにはいきませんでした(^^;
 2:00くらいからかなりの強風が吹き出して、テントを何度も飛ばされかけました(イタター)
 中に私がいると(重みで)大丈夫なんですが、トイレから戻ると、テントが中の荷物ごとひっくり返ってる有様。
 ビール飲んで、トイレが近くなっているにもかかわらず、ひたすらトイレを我慢し、テント防衛に努めます。(笑)
 さらにダブルパンチ!!酒の匂いで寄ってきたのか、蚊が防衛線(モスキートネットのこと(笑))を突破し、テント内に侵入してきました。
 顔や手など、露出しているところを狙われ、相当かまれました〜(カユーイ)
こちらも対空戦闘に努めた結果、全機撃墜しました。
が、自分の血でテント内は紅く染まったのです(爆笑)

青瀬海岸
 テント防衛に疲れてきたので、空が白みだした午前5時頃、早くもテントの撤収を開始。テントをたたみ、コインシャワーでさっぱりした後、早くも移動を開始しました。
 ちょうど青瀬海岸で日の出を迎えました。ちょっと雲が多かったですが、きれいな夜明けでした。ちょっと喜界島の夜明けを思い出しました。

手打港
 青瀬で日の出を1時間も堪能し、長浜港で少し暇つぶしした後、手打を目指します。
 が、早く着きすぎてまだ誰も来ていませんでした。風は相変わらずびゅうびゅう吹いていて、波も高く、素人目にも出港が危ぶまれる状況でしたが、あきらめずに待つことしばし。
 ようやく担当者がやって来ました。優しい方で、船長さんが来るまで話し相手になってもらいました。
 船長さんも到着。お年寄りを予想してたんですが、自分と同じくらいの歳の人でした。しばらくお二人で話ししていましたが、強風のために午前の部は中止が決定してしまいました(あ〜残念だ〜)
 中止はスタッフのせいでないんですが、非常に申し訳なく思ってくださって、コーヒーまで出してもらちゃいました。
 あと、1時間以上も話し込んでしまい、島での暮らしや、「Dr、コトー」のモデルになったお医者さんの話など、楽しい話をたくさん話してくれました。
ありがとうございました〜

すごい断崖だ・・・
 普通に県道走ってもおもしろくないので、林道を走ります。スゴイいい眺めに出会えて大満足です。 

観音滝
 すっかり明るくなったキャンプ場に戻り、奥にある観音滝を見物に行きました。小さな滝でしたが、遊歩道の両側に、小さい花がたくさん咲いていて楽しめました。

きれいだな・・・
 きれいですよねえ〜
癒されますなあ・・・

青瀬集落
 さて、天気もいいので、昨日ちょっとかすんで見えたナポレオン岩に再チャレンジすることにしました。

ナポレオン岩
 しめしめ〜今日はくっきりと見えますねえ〜
 ねらい通りです。
(^^)

さらに波打ち際から

愛車よ・・・
 愛車も入れてぱっちり撮ってみました。
 我がバイクながらカッコイイヤツです。
 長浜に戻って、昨日と同じお店でお昼にすることにしました。
 お店の方は覚えてくれてました。
 お昼の定食は800円でしたが、魚のフライが激ウマ!
 冷凍物ではこの味はないよな〜と、一人で感動してました(^^;

カッコイイなあ・・・(^^;

下甑の北部海岸
 お昼をすませたあとは、島の北部、鹿島まで走りに行くことにしました。 
北部海岸

鹿島港
 島の北部もきれいな海岸線が続いていて、とても楽しいところでした。
いい断崖だ〜

下甑島の地峡部分
 小さな展望台に登って、地峡部分を眺めました。
 きれいな海ですよねえ・・・大阪湾も一応海なんだけどなあ・・・(^^;

ニューこしき入港
 全日程を終了し、長浜港に戻ってきました。
 GWをふるさとで過ごした方のUターンが始まったらしく、港はスゴイ混雑でした。
 そこかしこで「元気でね」「またね」という挨拶が聞こえていました。

九州本土見ゆ
 14:30過ぎ、船は長浜港を出港しました。
 子供達が岸壁で手を振って別れを惜しんでいました。「いとこ同士かな?」とか考えていました。切ないけど、いい風景ですよね・・・
 「さようなら、下甑島。また来るぞ〜」
 私も別れを惜しみました。
 今朝は強風でゆっくり寝られなかったせいか、いすに座ると知らない間に寝てしまっていました。
 次に目を覚ますと、船の前方に九州本土が見えました。
 「帰ってきたな〜」

さあ帰って来ましたよ〜
 接岸近しの放送が流れました。車両甲板に戻ります。
 いつも思うのですが、離島航路の車両甲板は生活路線であることを、しみじみと感じさせてくれますねえ。
 さあいよいよ下船です。

ここまでのルート
to be continued・・・
2006.5.28作成
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