無駄になった荷物
 さ〜て、久しぶりに休暇をゲット!ツーリングに出かけるぞ〜〜〜

      ・・・寝過ごしちゃったよ・・・ orz

 最近、遊びに行くときも起きれなくなってきました・・・

      ・・・年かな・・・

 いやいや!何を言う、早見優〜!
 気を取り直して急いで準備。
織田信長も真っ青の素早さで荷造り、完了!
 しかしこの時点で行き先未定。(ドーン)

   「ど〜するのよ、オレ?」

 優柔不断な私は友人にメ〜ル。
友人は「紅葉でも見に行けば〜?」ってことで、
北陸を目指して出発しました。(−−;
 途中、東名阪道の御在所SAで休憩していたとき、あることに気がつきました。

 「テ、テントのポールが・・・」

 せっかくテントを積んできたのに、ポールを忘れて来ちゃったことに気がついたのです。これでは野宿出来ません。

  大ショックです・・・(;o;)

太鼓やさんです。

 「ばかやろお〜」

 自暴自棄な気分のまま先へ進みます。(^^;
 なんとなく犬山城が見たくなり、弥富ICで東名阪道を降りて国道155号線を北に向かいます。
 だらだらと国道を走っていると、気になるお店を発見。
どうも「太鼓屋さん」のようです。

 「太鼓だけ売ってて商売になるのかなあ?」

名古屋くらい大きい街だと商売になるんでしょうねえ・・・

工事中のJR岐阜駅前
 一宮まで来たときに、地図を忘れたことにも気がつきました。(笑)
 ちょっと本屋さんに入って地図を購入します。ついでに立ち読みしてしまいました・・・

 「はっ!?」
   「立ち読みなんか家でもできるやん!?」

 我に返って表に出てみると、もう真っ暗になってました。時計をみると17:00まわってます。

 「あちゃ〜やっちゃったよ」

 犬山城なんか、もう閉まっちゃってるでしょう・・・今宵のねぐらをどうするか、検討を始めました。
 高山まで90キロ走って高山に泊まろうかとも思ったのですが、山の中だし寒そうなので岐阜に泊まることにしました(笑)
 県道14号線をのんびり北上し、木曽川を渡河しました。(頭の中には戦場に架ける橋のテーマが流れてました)岐阜県に突入です。
 さらに北上を続けて岐阜市内に突入。ちょっと(かなり?)迷ったものの、高島屋近くのビジホにようやく落ち着きました。
 さて、途中の道で飲み屋さん街を見つけていたので、歩いて行ってみることにしました。
 オープンカフェのように歩道にまで客席があふれてる居酒屋とかあって入って見たかったんですが、一杯だったので近くにある「チヂミ屋」で飲むことにしました。
 調子に乗って結構飲んでしまい、勘定が4000円になってました。
(アチャー)
なかなかおいしいお店でしたよぉ〜(^^
 そのあとなぜかJR岐阜駅前を見物。ロフトとかあって結構都会でしたが、名古屋が近いのでそっちに買い物にいっちゃうんでしょうねえ・・・
 あ、あと駅前の道路に残った軌道跡がすごく気になりました。
(後で調べたら、廃止になった岐阜市内線の跡でした)
もったいない・・・乗ってみたかったです。

名鉄美濃町線岩田坂駅跡
 翌朝6:30に宿を出発。国道156号線を北上します。
 途中で小さな駅の跡を見つけたので、止まって歩いてみました。

路線廃止のお知らせ

岩田坂駅跡
 バスの停留所のような小さな駅の名前は、名古屋鉄道岩田坂駅
 電車の通らなくなった線路には、秋の花がたくさん咲いていました。
ちょっと寂しい風景ですね。

うん、いい天気だ!(^^
 さて、北上していくうちに日も高くなり、気温も上がって来ました。 郡上八幡で13℃でした。
 天気も良くって最高のツーリング日よりです。
 道の駅白鳥で、
 有名な「明宝ハム」をいただきます。
 おいしいんですよ〜

明宝ハム

ひるがの高原近くの景色
 やがて国道158号との重複区間に入り、くねくねと標高を上げていきます。ひるがの高原が近いようです。
 

長良川の源流
 ひるがのまでの途中で、長良川の源流に出会いました。
 バイクを止めて山道を少し歩くと・・・

これがあの長良川の源流かあ・・・

夫婦滝
 夫婦滝があります。
 ほんのり色づきはじめた周りの木々が、とってもいい感じです。

夫婦滝

シェルター付きの道路
 ひるがの高原から下ると、158号線との分岐があります。
 私は左折して156号線を行きます。
 しばらくいくと、目の前に大きな御母衣湖が広がります。
 シェルター付きの道路が延々と続きます。

色づき始めた山々

旧遠山家
 御母衣湖を過ぎてしばらくいくと、合掌造りの民家がありました。「旧遠山家の建物」です。ちょっと寄ってみることにしました。
 

いろりが渋すぎます・・・
 まずは建物の周りをまわります。
 トイレは表にありました。かなり大きな肥だめになってます。説明版を読んでみると、一冬中のウ○コをためておかなくてはいけないので、この大きさなんだそうです。納得。
 で、藁とかを混ぜ込んで肥料にして、春になったら使うんだそうです。
ちょっと感動しました。(なんで?)
 さらに入場料300円を払って中に入ってみます。一階には客間や仏間、当主の寝室や台所などがあります。
 いろりには火がはいってました。どこか懐かしい風景ですよね・・・

ワラで作った鯛
(結納の品だそうで・・・)
 かつてを飼っていた2階、3階は展示室になっていました。
 結納に使われていた鯛の置物や、雪靴に興味を引かれました。

わらで作った雪靴

つぶら
 左の写真のものは「つぶら」といいます。わらでできているんですが、赤ちゃんを入れておくのに使ったそうです。(ベビーベットですね)
 これと同じものを青森県八戸の博物館でもみました。(「えんこっこ」という名前でしたが・・・)どうやって伝わっていったのか、不思議ですよねえ〜
 あ、あと合掌造りの建物をじっくり見たい!という方は、白川郷や五箇荘より、ここの方がゆっくり見られていいですよお。

ちょっと雲が出てきました。
 このあと、合掌造りで有名な白川集落にも行ってみましたが、観光客があふれていたので、あっさりとパスしました(笑)
紅葉が始まってます

県道白山公園線
 道の駅白川郷で一休み。 
 甑島で知り合ったゼル魂さんにメールしてみました。   な、なんとゼル魂さんも先月ここに来ていたそうで、びっくりしました。
 「県道白山公園線の奥にある大白川温泉、すごくよかったですよ〜^^」とのメールに、思わず来た道を引き返しました(笑) 

露天風呂からの眺め

カレーを喰う!
 なが〜い県道をひたすら登ると、白山の登山口に着きました。
避難小屋にいる管理人さんに300円払って、いざ温泉に向かいます。
 大白川温泉は男女別(誰だ?残念がっているのは(笑))の露天風呂でした。湖を望める絶好のロケーションです。
 「おお〜効くなあ〜」

 おっさんみたいな台詞が思わず出てしまいました。すごくいいお湯ですよお〜体がふにゃふにゃになっていきます・・・

 「こりゃあええわ〜」

 教えてくれたゼル魂さんに感謝です。(^^)v
 さて、お湯上がりには山小屋カレー(1200円)
雑穀米のカレーで、温玉ついてます。おいしいよっ!

白川湖
 ベンチで少し昼寝したあと、付近を散策。周囲の山々はこれから紅葉本番を迎えようとしています。
 空気が澄んでいて、とっても静かです・・・結局、2時間ぐらいだらだらしてしまいました。

白川ダム

小川の流れ
 さて、日が傾いてきたので、出発します。
 周囲には小川もあって、とってもきれいです。
 この辺の川の水は青いんですが、火山性の成分が混じっているからだそうで、その辺は摩周湖や神の子池とおなじですね。

水は青いんです

木々の間から見る青空
 しばらく山を下っていくと、白水滝があります。
 ものすごい断崖絶壁を水が流れ落ちていきます・・・ものすごい迫力でしたねえ〜
 次は新緑の頃に来てみたいです。

白水滝

白山方面を仰ぎ見る
 名残惜しくてつい振り返ってしまいますね・・・
ほんとにいい天気だ・・・

五箇荘
 さて日もだいぶ傾いてきました。
 国道156号線をさらに北上し、国道304号へ。304号線をしばらく走るとあの五箇荘の集落です。
 ここにも合掌造りの里があるんですよねえ〜
 入っていきなり駐車場があり、愛想のないおっさんに駐車料金を取られました。(300円くらいだった)ちょっとカチンときましたが、大人の私はおとなしく引き下がりました。

合掌造りの里でございます(笑)

ひなびた風景
(半分作られてますが)
 五箇荘は某ローカル旅番組でも紹介された歴史のある集落でして(笑)、世界遺産にも登録されているんですよ〜
 でも風景はかなり作られてますよね。きっと改築とに規制がかかっているんでしょうねえ・・・
 一通りみたので駐車場へ戻りました。売店でつきたて栃餅を売っていたので思わず購入(200円)うまかったです。熱いお茶がありがたい季節になってきました。
 そんなところに秋を感じるなんて・・・アハハ

つきたて栃餅

善徳寺
 16:00まわって暗くなってきました。五箇荘から金沢までは50キロほどなので、今宵は金沢に泊まることにしました。
 国道304号線をひたすら走ります。山道を抜けると、散村で有名な砺波平野のパノラマが開けました。天気よければすごくいい眺めだっただろうなあ・・・
 そのまま山を下ると南砺市城端(じょうはな)です。こぢんまりしたいい雰囲気の街でした。
 国道を走っていると、えらく立派な山門が目に入ってきました。思わず止まって見に行きます。
 善徳寺の山門でした。えらく立派な山門です。

善徳寺の門
 と思って帰ってから調べてみたら、戦国時代に起こった一向一揆の拠点だったそうで、納得してしまいました。歴史のあるお寺だったんですねえ・・・
 さて、城端を過ぎるとまもなく県境。石川県に入りました。金沢市内でちょっとまごついたものの、なんとか宿に到着しました。
 この日はなんと19:30に寝てしまいましたよ・・・(よく寝るなあ・・・)
to be continued・・・
2006.10.26作成
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