お、とうとう第8話になりました〜
一回のツーレポとしては最長記録更新です(^^)
さ〜がんがん行きますよ〜

 翌朝も早く起きました。昨日のうちに買っておいたスパム弁当(もちろんエブリワン)で朝ご飯です。
 沖縄では、コンビーフの缶詰を使った料理が結構あります。アメリカ統治時代の名残だと思うんですが。
 こうやっておにぎりみたいにして食べちゃいます。おいしいんですよ〜

徳之島の朝
 朝ご飯がすんだらホテルの前を散歩です。
 昨日は結構晴れ間が広がっていたのに、今日は曇り空です。

エブリワンの看板
 早めにホテルをチェックアウトして出発します。
エブリワン
(亀津の方)

鹿児島の味?
デイリー牛乳
 でも、走り出す前にエブリワンで休憩。(笑)
 カルシウムが足りないような気がするので、牛乳を飲みます。

徳之島の風景
 とりあえず島を一周することにして、島の横断を始めました。
徳之島の風景

いんのじょうぶた
 「いんのじょうぶた」までやって来ました。
 なんでこんな名前がついたかといいますと・・・

 「かつて徳之島が飢饉に襲われたとき、飼われていた犬たちが群れを作って人や家畜を襲いだしたので、これを捕まえて断崖絶壁から投げて殺した」

という事があったからなんです。ちょっと怖い話ですよねえ・・・
まあ生き延びるためにはしょうがないですね・・・

ところどころ穴があいてます。
 ここ、結構草むらが多いんですよねえ。
 ハブがいやしないかとビクビクしながら海岸まで降りていきます。
沖永良部・与論にはハブがいないので楽だったんだけどなあ・・・
 あ、ここは結構があいてます。落っこちないようにしないとねえ。

不思議な形・・・
 これ、不思議な形してますよねえ〜
明らかに人の手が加わってるような・・・自然にこんな形になったんでしょうか?

東シナ海
 穴に落っこちないうちに引き上げることにしました。
海岸線の様子

あ、飛行機だ!
 ブーンという音がしたので空を見上げると、飛行機が着陸態勢に入ってました。徳之島空港に降りるようです。ちょっと見に行くことにします。

飛行機
 徳之島空港のターミナルは結構立派でした。
 新築したらしく、旧ターミナルが貨物専用ターミナルになってました。

徳之島空港ターミナル

空港近くの遠浅の海
 島内巡りを続けます。ちょっと日も差してきました。
ちょっといい感じ

ムシロ瀬
 島の北部にある「ムシロ瀬」までやってきました。
 ここは石灰岩ではなく、花崗岩の海岸が広がっていて、ムシロをひいたようなような感じになっているようです。

ムシロ瀬
 細かくひびの入った花崗岩が広がっている様は、確かにムシロをひいたように見えます。
 昔の人はネーミングがうまいなあ。

ムシロ瀬

加計呂間島を望む
徳之島も北部まで来ると奄美大島が見えます。
 あ、島の北部の県道は、かつて高橋尚子が練習したので、「高橋尚子ロード」という名前がついてるようです。

高橋尚子ロード

ソテツのトンネル
 ソテツのトンネルがありました。
 うっそうと茂って、まるでジャングルのようです。

徳之島の集落
 島の北部の集落は、出歩く人も少なくてひっそりとしていました。

県道
 徳之島ではソテツを防風林に使っているらしく、畑の境界線に一列に並んで植えられているのが目につきます。
 南国らしくていいですね。

コンテナ売り(笑)
 亀徳まで戻ってきました。旧港の方にあるホームセンター(本土資本)でちょっとお買い物です。
 なんとコンテナに入れて商品を販売していました。閉店になればコンテナに鍵をかけるだけでいいから楽ちんなんですかね?
 これも島ならではの風景でしょうねえ(笑)

松永酒造
 時間が余ったからもう一周することにしました。
 まずは伊仙の民俗資料館に見学に行きます。
 中に入っていくと、係のお姉さんがいて、「今日は休館なんですよ〜」
というではありませんか。(祭日の翌日は休館)
 でも「ちょっとくらいならいいですよ」と見せてもらいました。館内の展示はサトウキビ栽培と、製糖に関する資料がほとんどでした。
 しかし!島内で発見された弥生時代の人骨が展示されていてびっくり!
日本の土壌は酸性なので骨は残りにくいのですが、石灰岩はアルカリだから残りやすいんでしょうねえ〜
ほぼ全身の骨が残ってました。
 
 次に松永酒造に行きました。焼酎の香りがするのでにおいをたどっていくと、たまたま見つけました。
こんな小さい蔵でお酒を造ってるんですね〜
そりゃ数が出ないわけです。

泉重千代さん銅像
 お次は泉重千代さんのおうちに行ってみました。
 

泉重千代さんが暮らしたおうち

雲は流れる〜
 泉重千代さんといえば、かつて長寿世界一でギネスにも載ったことで有名です。120歳まで生きたんですからねえ〜すごいです。
 亡くなったのが1985年(昭和60年)ですが、生まれたのが1865年(慶応元年)というからびっくりです。慶応と言えば江戸時代ですからねえ。
 重千代さんは亡くなる前に「焼かないで欲しい(土葬にして欲しい)」と言い残し、希望通り土葬にされたそうです。奄美では土葬の習慣が長く残っていますから、伝統通りに送られたかったのでしょう。
 あと、伊仙町は「かまとばぁ」の出身地でもあります。長寿の街なんですねえ。

亀徳港に入港する
「フェリーなみのうえ」
 時間になりました。亀徳港に戻ります。
 

接岸間近

合鑑
 ターミナルに売店があって、土産物が並んでました。
 「闘牛」のロゴが入ったtシャツがあって、ちょっと欲しくなったのでサイズを見てみたらLサイズしかありませんでした。
 軽い気持ちで「LLサイズないの?」って聞いたら、お店のおばさんが必死になって段ボールに入った在庫をひっくり返して探したあげく、「すぐ取り寄せますから」と言って、あわてて携帯で電話し始めました。
 なんかすごく必死だったのでおかしかったです(馬鹿にしてるわけではないので)
 Tシャツですか?間に合いましたよ〜
船は接岸してましたけど(笑)

乗船前
 Tシャツを受け取って、すぐに乗船口に向かいます。
 荷役が始まっていて、牛を積んだコンテナをおろしている最中でした。
 闘牛用なんですかね?

荷役中のフェリーなみのうえ
牛をおろしてます。

夕焼けの徳之島港
 さあ乗船です。ついに徳之島ともお別れするときがやって来ました。
 ちょっと感傷的になりますよね〜
 バイクの置いて甲板に上がってくると、徳之島の向こうに夕日が沈もうとしているところでした。

さようなら徳之島
 船は岸壁を離れました。バックで向きを変えた後、出港します。
 岸壁では小さい子が船に向かって一生懸命手を振ってました。この風景はあの子の記憶に残るんでしょうか?
 「さようなら徳之島。今度は闘牛見たいなあ」

高菜弁当
 さて、本日の夕食はエブリワンの高菜弁当ですよ〜
 やっぱり九州は高菜ですよね。(地元にもあるんだけど・・・)
 いただきま〜す。

夜の名瀬新港
 21:00前、夜の名瀬新港に入港接岸しました。
 これで奄美群島ともお別れです。やっぱりちょっとさみしかったりします。
 「さようなら奄美群島。また来るよ〜」
 船は名瀬新港を出ました。向かうは鹿児島です。
to be continued・・・
2007.1.1作成
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