なぎさドライブウェイ
 さて、がんばって金沢まで来た甲斐あって、翌日は余裕を持って出陣です。
 出勤ラッシュを逆送して北を目指します。
 国道359号線を北上しますが、途中で現在地を見失います。
(地図見てないから・・・)
「とにかく北に行けばいいんだろ」
というアバウトさで走り続けます。
 途中高速道路みたいになったりしまして、ちょいびっくりしましたが、なんとか国道159号線にたどり着きました(笑)
 で、途中から国道249号線へ。
途中で「なぎさドライブウェイ」に入ります。
 「なぎさドライブウェイ」は、
砂浜が細かくしまっているため、波打ち際まで車で走ることのできる珍しい場所なのです。
 初めて自走で北海道を目指した6年前以来の訪問になります。
 ・・・平日の朝8:00・・・誰もいません。
無人の波打ち際をバイクでかっとびます。
(というほどスピードデテナイ)
 幸せだな〜(^^
 走行動画を撮ってみたりしました。

ごらんの通り無人です。

いい天気だ・・・
 なぎさドライブウェイに別れを告げて羽咋市街まで来ました。
 初めて来たときは、ここで国道415号線に入って富山へ抜けたのですが、今回は直進。
 6年来の念願だった
奥能登

を目指します。
 日ごろの行いで天気も最高!
ライダーズハイ!
てなもんや三度笠〜

道の風景

平家住宅
 志賀町で「平家庭園(たいらけ)」の看板を見かけたので、寄ってみることにしました。
 小さい屋敷なのに、なぜか中国人の団体さんが観光バスで乗り付けてました・・・
有名なのかな???
 中国人の観光が終わってから見学しました(500円)

見事な庭です
 なんでも平維盛の家臣だった平式部大夫がこの地に屋敷を構えたのが始まりなんだとか。
 以後、豪農として続いて来たそうです。
 客間からの庭園が実に見事でした。
 天井(というか鴨居)が低いので、背の高い人は危険です(笑)

床の間

日本海は青いなあ・・・
 美しい日本海の風景を見ながら北上を再開します。
あ、巡視船だ!

巌門
 巌門というところまでやって来ました。
 青い海と断崖絶壁の対比がとても美しいところです。

巌門

岩のトンネル
 日本海側の海岸は、いつもデジャヴにおちいります。
 ここといい、隠岐といい、能登、佐渡、入道崎・・・
とても雰囲気がよく似ています。
 巌門には岩のトンネルがあって抜けることができます。
 今、地震来たらアウトだな〜と思いつつ、足早に駆け抜けました(苦笑)

出た!久しぶりにツーリングらしい一枚!
 巌門を抜けると能登金剛があり、そこを過ぎたところに富来町がありました。
 とぎ海街道という道の駅で一休み。
 ソフトクリームをいただきます。

増穂ヶ浦
 まだ10:00だというのに強い日差しが照りつけます・・・
 でも海の青さが引き立っていい感じです。
 ここには日本一長いベンチがありました。
 潮風に吹かれながらベンチで昼寝を楽しみます・・・
 あ〜贅沢だなあ・・・

日本一長いベンチ
(全長460メートル)

能登の集落
 ここからは国道を離れて県道を走ります。
 独特な能登の民家が印象的でした。

能登の民家

これぞ日本の海岸美
 左側に海を見ながら北上を続けます。
 日差しが強くて暑いですが、走っている間はとても快適でした。

加能芋助
 途中でちょっと小休止。
 ソフトを食べたばかりですが、甘いものをいただきます。
 こんなことするから、ツーリングで太っちゃうんですよね・・・
 加賀野菜の一つ、五郎島金時を使った和菓子
「加能芋助」
です。
 ほくほくでおいしかったです。
 あと、
「ひっぱり餅」
というお菓子もありました。
 こちらもオススメです。

うまうま〜

断崖絶壁
 この辺の海岸は断崖絶壁が続きます。
 松林が続いて、とてもきれいですよ〜

海には松が似合います。

ヤセの断崖だって
 ヤセの断崖まできました。
 これはすごい荒々しさ。
 今はきれいだけど、真冬はすごいだろうなあ・・・

こんな感じ

赤と青の対比
 国道249号線と合流して北上を続けます。
 変化に富んだ海岸線で飽きさせません。

ちょっと北海道ぽい海岸

青い海と青い空
 また少し国道を離れて海沿いへ。
 皆月湾を目指します。
 花村萬月という作家さんが、いたく皆月をお気に入りなんだとか。
 どんな風景か見てみたくなったのです。

滝を発見

雪よけの柵のあるおうち
 皆月は真っ昼間だったせいか、特に変わりのない海岸でした。
あんまり印象に残りませんでした・・・
今度は夕焼けの時間に来てみたいです。
 途中、雪よけの柵を建てたおうちを見つけました。きっと真冬は厳しい気象なのでしょう・・・

ずーっとこんな感じ
 県道をびゅんびゅん走っていると、輪島の街に到着しました。
 「輪島塗」
って書いた看板のお店がたくさんありました。
 さすが漆器の街です。
 私はというとお腹が空いていたので、食べるところを探していました・・・
(^^;

水平線が丸いです

遠くに島が
 結局よさげなお店がなかったので、コンビニでお弁当買って、防波堤の上で食べました。
 どこからともなく一羽のカラスが飛来。
 さりげなく距離を詰めてきました(笑)
 しかし私もなれたモノ。ある一定距離まで来たら石を投げて追い返します。
 日本海沿岸ではよくよくカラスに縁があります(苦笑)

私のことですか?
 輪島から東に走ると、有名な「千枚田」があります。
わくわくしながら向かいます。
 途中で「寝豚」というバス停を見つけました。
 私のことですか〜(笑)

 さらに走ると千枚田が見えてきました!
 あわててUターンして道の駅「千枚田ポケットパーク」に入ります。

解説板
 少しでも米の収穫量を上げようとした、先人達の努力には頭が下がります。
 その努力がこんな美しい風景を生むとは・・・
 実に見事な風景です。

実に見事な風景です

またもソフト
 この日は暑かったので、またソフトを食べてしまいました・・・
 ソフトを食べていると、今度は右の看板を発見!

 カラスの次はとんびですか〜?!
(−−;

ええ?!鳶まで?

海と岩
 途中、塩田での塩造りを見ながら国道249号線を走り続けます。
 だんだん人家がまばらになり、最果て感が出てきました・・・

この辺、佐渡の北海岸によく似てます

石段
 国道を外れて県道を走ると、
「禄剛崎灯台」
の看板が!
 いよいよ最果ての灯台までやってきました!
 狭い道にバイクをようやく停めて、石段を登っていきます。
 やがて、真っ青な空をバックにした真っ白い灯台が見えてきました。
 実にいい風景です。

禄剛崎灯台

解説板
 解説板を読むと、日本でも数少ない「菊の紋章」入りの灯台なんだとか。
 確かに菊の紋章がありました。
 字体が戦前ムード満載ですね・・・

菊の紋章が入ってます

灯台からの日本海
 灯台を吹き渡る風は心地よく、しばし灯台からの眺めを楽しんでおりました。
 灯台から降りてきたところにあった売店で、芋をかたどったお菓子を売ってました。
 名前を忘れちゃった(多分「能登の芋」)のですが、芋を使っていないのに芋を再現した不思議なお菓子でした。ニッキの味でしたね。
 お値段も500円くらいだったので、近くにお越しの節はお試しあれ〜

ランプの宿
 禄剛崎にほど近い場所に、有名な「ランプの宿」がありました。
 今夜の宿はここ・・・・・な訳ないでしょ〜(^^;

旧蛸島駅
 さて、能登半島を巡るツーリングも終盤戦です。
 かつての「のと鉄道能登線」の廃線が残っていました。
 上の写真は「蛸島駅」
 国鉄時代を思い出させる懐かしい駅舎でした。
 下の写真は「珠洲駅」
 検車庫が後方に写ってますね〜
 この時は駅舎が地元物産展として活用されていましたが、今調べると取り壊されたみたいですね。貴重な写真となりました。

旧珠洲駅

見附島
 珠洲市街からしばらく走ると見附島に着きます。
 船の舳先のようにも見えるこの島は、空海が見つけたとされています。
 珪藻土で出来ていて、地震の旅に崩壊が続いているようです。
 いつまでこの姿で残っているのでしょうか・・・

恋路海岸
 見附島の南には恋路海岸がありました。
 解説板を読むと、悲恋の場所であったようです。
 ま、あっしにゃあ関わりのねえことでござんす・・・
(ーωー;)

恋路海岸

ぼら待ちやぐら
 昼間は暑かったのですが、日が陰ってくると寒くなってきました。
 宿へと急ぐ途中で、面白いモノを見つけました。
 かつてはこのやぐらを使って漁をしていたようです。
 おもしろそうですね〜

解説板

和倉温泉総湯
 寒くなってきたこともあり、先を急ぎ始めました。
 能登島を経由して和倉温泉に向かいます。
 七尾湾の風景がとてもよかったですねえ〜今度はゆっくり見たいです。
 和倉近くのラーメン屋さんで晩ご飯をすませて宿へ向かいます。
 貧乏旅行の私、温泉旅館などもってのほか!
 ホテル街のハズレにあるビジネスホテル(ばれますね(笑))に宿を取りました。
 せっかく来た温泉街。さっそく総湯へと出かけます。
 いや〜冷え切った体にはたまりませんね〜
 たっぷり温泉を満喫いたしました。
to be continued・・・
2009.5.3作成
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