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![]() 宿からの眺め |
翌朝は6:00過ぎに起床。 しかし朝ご飯は7:30からなので、地図を見て暇を潰します・・・ ご飯を済ませて8:00には出発です。 |
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県道を北上していき、国道382号線に合流してしばらく行ったところに、 「城山」 の看板が! お城ハンターの目がキランと光ります。 国道を離れて城山をのぼり始めます。 こぢんまりとした駐車場があって、左の看板がありました。 お城の名前は「勝本城」と言いまして、 豊臣秀吉の「唐入り」の際、肥前名護屋から釜山への補給路を確保するために対馬の清水山城とともに築かれたそうです。 築城を命じられたのは平戸城主の松浦鎮信で、五島、有馬、大村などの肥前の各領主が協力し、短期間で完成を見たそうです。 秀吉の唐入りが失敗に終わると廃城となったようです。 |
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![]() 入り口 |
お城には一部の石垣と礎石、枡形が残っているそうです。 さっそく見に行きます。 |
![]() 城跡には稲荷神社が |
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![]() 本丸石垣 |
城には馬出らしい石垣と、本丸の石垣が残っていました。 慶長期の石垣で、大変貴重なんだそうです。 廃城になったときに石垣隅部を破却したようで、角の部分がありませんでした。 |
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![]() 枡形 |
道が左に折れているのがわかりますか? ここが本丸虎口の枡形部分です。 かなりきれいに残っていたので驚きました。 |
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![]() 枡形部分の石垣 |
今は石垣も低くなっていますが、現役の頃はもう少し石垣も高かったでしょう。 | ![]() 角部分がありません。 |
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![]() 対馬方面を望む |
本丸跡からは北西方面(対馬・釜山方面)に視界が開けています。 この城は秀吉の海外進出の夢の跡なのです。 |
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![]() 大きな石もちらほら |
石垣には大きな石もあり、立派なものでした。 |
![]() 崩れ落ちた石垣 |
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![]() 勝本港 |
勝本城からS字になった国道を下ると、そこは勝本港。 壱岐北端の港町です。 商店街では小さいながらも朝市が開かれていました。 |
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![]() 漁船 |
漁港には、イカ釣り船らしい漁船がたくさん繋留されていました。 剣先イカを壱岐ブランドで売り出し中らしく、看板も出ていました。 |
![]() 壱岐剣 |
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![]() 文永の役 新城古戦場 |
壱岐といえば、鎌倉時代の蒙古襲来の時、元・高麗軍の攻撃を受けて多大な被害を出しています。 記録によれば、浦海海岸に上陸した元軍を、守護代平景隆以下百余騎が迎え撃ち、敗れています。 元軍は壱岐・対馬住民を虐殺し、生き残った者は手に穴を開けてロープを通して数珠繋ぎにし、奴隷として連れ去ったそうです。 未曾有の国難だったのです。 |
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![]() 千人塚 |
ここ新城千人塚は、多くの遺体をひとまとめにして埋めたと伝えられている場所です。 いまでも供養の花がありました。 |
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![]() 新城神社 |
千人塚の西方50メートルばかりのところに、新城神社があります。 守護代、平景隆の館があったと言われています。 小さな丘にしか過ぎないため、元の大軍の前では防ぎ切れなかったでしょう。 景隆はここで一族もろとも自害しています。 |
![]() 新城神社 |
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芦辺町瀬戸浦にやって来ました。 今は寂れていますが、かつては栄えた集落らしく、 「冨士屋」の看板のある商家だったらしい建物が残っていました。 いい風情の街並みでしたよ。 |
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![]() フェリー乗り場 |
瀬戸浦から少し行くと芦辺港があります。 ここには博多からのジェットフォイルや、博多〜対馬のフェリーが寄港します。 フェリーターミナル前には少弐資時の像がありました。 文永の役(1回目の蒙古襲来)の時、12才で初陣。 弘安の役(2回目)の時は守護代として瀬戸浦に攻め寄せた蒙古軍に突入し、戦死しました。 享年19才だったそうです・・・ 合掌。 |
![]() 少弐資時像 |
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![]() 美しい海 |
壱岐はたくさんの白い砂浜を持つことから、 「雪州」 と呼ばれていたそうです。 納得できる白い砂浜と青い海が広がっていました・・・ |
![]() 清石浜海水浴場 |
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![]() ジェットフォイル出航 |
芦辺港からジェットフォイルが出航していきました。 | ||
![]() 壱岐の華酒造 |
さて、壱岐に来たからには壱岐のお酒を買って帰らねばなりません。 私が目星をつけていた酒蔵に向かいます・・・ が、見つかりません(^^; 途中、壱岐の華酒造前を通過しました。 |
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![]() ようやく見つけた猿川酒造 |
ようやく発見! 地味だとは思いましたが、ここまで地味とは・・・ (^^; ここが目的地、 猿川酒造 (さるこーしゅぞう) さんです。 |
![]() 猿川酒造ラインナップ |
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![]() これが猿川(さるこー) |
以前読んだ本でこちらの事が紹介されていたので、ぜひとも寄ってみたかったのデス。 奥さまがお店にいらっしゃいまして、酒蔵をみせていただくことが出来ました。 表面に油が浮いている蒸留したての焼酎や、麹室、貯蔵タンクなんかを見せていただきまして、説明を聞かせていただきました。 こちらのご夫婦は石原裕次郎の大ファンとかで、映画のポスターや、 北海道小樽にある裕次郎記念館を訪問した思い出などを聞かせていただくことが出来ました。 長々とおじゃましたにもかかわらず、帰りにはおまけまでちょうだいしていまい、恐縮でした。 ありがとうございました。 教えていただいたように、40度の「猿川」をちびちびと飲んでます。 強烈なアルコールの向こうに麦の香る、とってもいい焼酎です。 「猿川」に乾杯! |
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![]() 壱岐の農村風景 |
すっかりおじゃましてしまいました。 この日は天気も良くって暑いくらいでした。 農村風景の中を走っていると、高床式の倉がありました。 なんじゃらほい(死語)と寄ってみると、近日オープン予定の公園のようです。 まあ壱岐の歴史も古いですからね・・・魏志倭人伝の時代からですから(笑) |
![]() 弥生村? (原の辻遺跡でした) |
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![]() 壱岐空港 |
なんか必ず寄ってしまうのが離島の空港。(笑) のんびりしたこのムードがたまりません。 |
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![]() 錦浜海水浴場 |
空港近くの海水浴場で海を眺めます・・・ ホントに真っ白な砂浜なんです。 |
![]() 美しい松林・・・ |
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![]() 岩場 |
岩場はこんなに真っ黒なのに、砂は真っ白・・・ 不思議です。 白い砂浜に松林・・・ これが日本の海岸の正しい姿だと思います! |
![]() これが日本の海岸ですよ! (きっぱり) |
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![]() エメラルドからつ |
帰りのフェリーの入港時間が迫ってきました。 入港風景を見ようと港に向かいます。 帰りもエメラルドからつのようです(笑) |
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![]() 観光案内所で聞いて来ました。 |
出港まで30分あるので、お昼ご飯にします。 観光案内所でウニ丼のお店を聞いてきました。 壱岐はウニでも有名なのです。 とっても甘いウニでしたよ〜 ごちそうさまでした。 お店のおじさんの話では、高速道路1000円になってから、島への観光客がぱったり途絶えたそうです。 「みんな高い船は敬遠するんだよね・・・」 どこも大変そうだ・・・ あと、湯本温泉は島で唯一の温泉で、昔は何かあると湯本温泉に出かけたそうです。 島外出るの大変だもんね・・・ |
![]() ウニ丼 (むきたて) |
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![]() 郷ノ浦港 |
出港時間が迫ってきたので港に戻りました。 バイクが一番の乗船になりました。 船上から壱岐にお別れを告げました。 今度は真夏来てみたいですね〜 |
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![]() もうすぐ唐津 |
船の上ではお昼寝タイム。 お友達どんちゃんはこの退屈に耐えられない!と申しますが、私のような老ライダーには大変貴重な休養時間でございます(笑) 走りたくない奴がなぜツーリングに出かけるの? という質問をよくされますが、 「そこに道があるから」 と煙に巻いて置きましょう〜 さあ唐津が近づいてきました。下船のお支度よろしいですか? |
![]() 間もなく下船でございます。 |
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to be continued・・・ | |||
2009.11.14作成 | |||
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