さんふらわあきりしま
 いつまでたっても気温が上がってこない今年の5月。
 私、鹿児島のお友達syunさんから
耳よりの情報
をゲットしたため、
3月に引き続きまして志布志航路に乗船と相成りました。
 出発したのは日曜日。
 大阪南港もどことなくのんびりムードでした。
 大阪市に住むお友達海雛さんが、
お酒とおつまみを持ってお見送りに来てくれました。
 かわいいお子さんも一緒です。
 いつもわざわざありがとうございます。
 船が岸壁を離れても、手を振って見送ってくれました・・・

大阪南港
かもめ埠頭
(海雛さんが写ってます(笑))

ATCフェリーターミナル
 こんな明るいうちから出港したのは実に久しぶり。
 いつもならすぐ船内で横になるのですが、しばらくデッキで大阪湾の風景を眺めることにしました。
 大阪南港に終結していたフェリー会社も、
ダイアモンドフェリー(旧関西汽船)が、
ATCフェリーターミナルに移ったので、
南港は少し寂しくなりました。
 差し入れの三岳を飲みながら、青い5月の空を眺めます。
 関空から飛び立った飛行機が視界を横切って行きました・・・

上空をジェット機が飛んで行きます

日南海岸
 翌朝目が覚めると、もう日南海岸沖でした。
 船は都井岬を回り込み、志布志湾に入ります。
 かつて帝国海軍の停泊地だっただけあり、とたんに波が穏やかになりました。

都井岬

志布志港
 鹿児島県と言えば、北海道や宮崎県と並ぶ
農業大国
 大きな穀物飼料用のサイロが見えてくると、
そこが志布志港です。
 天気の崩れが心配でしたが、なんとか晴れて一安心です。
 志布志市郊外の農免道路沿いには、のどかな田園風景が広がっています。
 私の大好きな光景の一つです。

志布志郊外

桜島が見えてきた
 農免道路から県道、国道、県道、国道と裏道を快走。
 県道72号線で錦江湾を目指します。
 この道路、車で来ると対向できない酔いそうな道なんですが、バイクにとっては快適なワインディング(笑)
 交通量も少ないので、重宝しています。
 峠を越えると桜島が見えてきました。
 今日は噴火していないようで、穏やかな桜島でした。

県道72号線

桜島と愛車
 海岸線まで出てくると、そこは垂水市牛根。
 国道220号線を左折してしばらく走ると、道の駅垂水に着きます。
 5月と言えばびわの季節。
 大隅半島ではびわの栽培が盛んで、
「根占びわ」
なんてブランドがあるくらいです。
 道端で直販していたので、1パック買ってみました。
 なんと100円なんですよ。お得でしょう?
 1個酸っぱいのがあったけど、他のは甘くておいしかったです。

びわ
 ちょっと早めにお昼ごはん。
 道の駅垂水の真ん前にある「マミーズカフェ」で、
「黒豚カレー」をいただきました。
 現在、鹿屋とその周辺で、売り出し中なんだそうです。
とってもウマウマでおすすめですよ。
 ここの店長さん?はとっても美人で面白い方です。(笑)
 セットでバナナジュース飲みました。
 最近果物・野菜が不足しがちですからね・・・
しっかり補給しときました(笑)

桜島フェリーターミナル
 お腹が一杯になったので、桜島フェリーに乗船です。
 15分ほどの航海ですが、ツーリングの合間の休息にぴったりです。
 料金も750CC以下のバイク一台+大人1人で470円ですしね。 

♪桜島〜

琉球海運のRORO船
 鹿児島港は、屋久・種方面や奄美群島、沖縄方面に向かう船達の一大拠点。
 港にはたくさんの貨物船やフェリーがいるので壮観です。

フェリーあまみ

こ、この船は?!
 さて、ここらで今回の目的地をご紹介。
 この船に乗船して行くところです・・・
 その場所とは・・・

「十島村」(トカラ列島)です!

 地元鹿児島でも知らない人がいるほどの秘境。
 7つの有人島からなり、南北180キロという日本一長い村でもあります。
 ここには村営のフェリーが週2便通っていますが、全島下船して回るとなると1週間や2週間では足りません。
 しかし毎年5月に実施される
健康診断実施便
は、
各島の港で島民の健康診断を実施するため、
1〜2時間停泊します。
 診断の間に一時下船すれば、短期間で全島上陸が可能なのです。
(ちょっと物足りないですが・・・)
 この辺の情報は、やはりsyunさんでないと教えてもらえないところです。
 情報提供ありがとうございます!(^^)b

フェリーとしま

ザボンラーメン
 出港は23:50なので、まだまだ時間はたっぷりあります。
 とりあえず指宿に向かい、お約束の砂湯でリフレッシュ!
 鹿児島市内に戻りまして、鹿児島ラーメンをいただきます。
 鹿児島ラーメンって、豚骨なのにすごくあっさりしてるんですよね〜
で、もやしとかのお野菜多め。ヘルシーな感じです。
 これで和田屋、くろいわ、こむらさき、ざぼんと食べました。
次はどこで食べようかなあ〜?
 この後、三越跡に出来た「やまや」にある本屋さんで、
立ち読みして時間潰してました(笑)
 

再びフェリーとしま
(重要) 
十島村各島にはコンビニはおろか、売店やガソリンスタンドは一軒もありません。
 民宿は各島にありますが、島内には他に食事できるところがないので、
1泊3食付き(夜、朝、昼)が基本設定になってます。 
 キャンプ場もありますが、食料品はもちろんのこと飲料水等も持参しなくてはいけないので、
注意が必要です。(水資源が少ない)
 フェリー船内の売店には一応軽食コーナーがあり、いかにも冷凍食品ぽいメニューが並んでいますが、
暖かい食事をとれるという点で、村内ではきわめて貴重な存在です。
 島に向かうときは十分な食料と、飲み物を確保してください。
 私もたくさんのパンとカップ麺をゲットしましたよ〜(笑)
 

フェリーとしまのファンネルマーク
(十島富士をモチーフにした村章)
 あと、通信に関してですが、Docomoは全島で受信可能ですが、
その他の会社については、ソフトバンクはおろか、AUも完全沈黙です。
そのあたりも十分注意してくださいね〜

口蹄疫対策
 さて、宮崎県で口蹄疫が発生して大騒ぎになっているところ。
 畜産大国鹿児島にとっても決して他人事ではありません。
 フェリーに搭載される車両は、消毒液マットの上を走って消毒の上、積み込み前に噴霧器でタイヤを中心に消毒液をたっぷりかけられていました。
 私のバイクですか?
 もちろん消毒液をかけられましたよ〜(笑)
 (それがいやっていうなら、この時期に鹿児島はツーリングに来ない方がいいですね。)
 私ですか?
私は社会の寄生虫ですが、決して害虫ではないので・・・
(^^;

荷役開始

車両甲板
 いよいよ乗船開始です。
 健康診断に使うレントゲン車や、発電機関係の整備をするのであろう九州電力の車なんかが積み込まれました。
 私のバイクは一番最初に乗船でした。
 乗船後、靴底を消毒液マットで消毒しました。
 トカラ列島も畜産農家ありますからね〜
念には念をってことです。
 出航後、すぐに日付が変わりました。
お休みなさい・・・

ランプウェイは左舷側のみ
to be continued・・・
2010.5.30作成
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