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子宝島 |
さて、次の目的地は小宝島です。
雨も上がって、薄日が差してきました。
遠くに小宝島が見えてきました。典型的な隆起珊瑚の島です。
先の悪石島で書きましたが、この島からは動物相が違っていて、
ハブが生息しているので、注意が必要です。
(奄美や沖縄にいるハブより毒性は弱いようです) |

子宝島の港が見えてきました。 |
小宝島港は、与論の港のように、桟橋一本の小さな港でした。
ゆっくりと接近し、接岸。
さっそく健康診断が始まりました。
邪魔にならないように下船。
島内巡りに出かけました。 |

港には歓迎のペイントが |

海岸の様子 |

海岸の様子 |

隆起珊瑚 |
日が差してくると、さすがにむっとした暑さになります。
半袖半ズボン、日焼けよけのタオルを首に巻いて歩きます。 |

海に青さが戻ってきました。 |

大岩屋 |
港近くには大きな洞窟がありました。
平家の落人が小宝島に上陸した際、最初の住居になったと伝えられています。
近いところでは太平洋戦争中、米軍の空襲で家を焼かれた島民の方が、ここで暮らしたそうです。
島内を一周する道路を、反時計回りに回ることにしました。
この島では畜産が盛んらしく、肉牛がのっしのっしと歩いていました。
口蹄疫がはやっている時節柄、牛に近づくのは自粛しました。 |

解説板 |

牧場 |

牛さん |

島内案内板 |
小宝島について
小宝島は、小島と双子のように浮かんでいる隆起珊瑚の島です。
面積はわずかに1平方キロ!
島の周囲は4.74キロメートルの小さな島です。
位置は東経129度20分、北緯19度13分。
最高地点は竹の山(102,7メートル)です。
ここに49人の人が暮らしています。 |

隆起珊瑚 |
しかし緑の牧場の所々に隆起珊瑚が顔を出しているのが不思議な光景です。
ちょっと北海道とかの牧場風景とは違うところです。
四国カルストみたいな感じですかね? |

南の植物たち |

島の道 |
やぶには近づかないように、なるべく道の真ん中を歩きます。
ハブに咬まれて病院送りになりたくないですからね・・・ |

島の道 |

島バナナ |
島バナナを見つけました。
普通のバナナより小さいですが、おいしいそうですよ。
(まだ食べたことないですが) |

昼顔 |

宝島中学校分校 |
小さな島にも学校はありました。
統合しようにも通学手段がないですからね。
鹿児島の先生は大変だなあ・・・ |

子宝島支所
(無人です) |

小島 |
目の前に小島が浮かんでいました。
この島への上陸は禁じられているそうです。 |

アダン |
アダンの群生地がありました。
実は食べられるらしいのですが、とってもめんどくさいので食べる人はいないそうですよ。 |

アダンの実 |

湯泊温泉 |
海岸近くに温泉発見!
入ろうと思いましたが、熱くてとても無理です。
ぬるめようにも水道もなし。
あきらめることにしました。
近くには「ごぽごぽ」と音を立てて、硫黄臭い泥を吹きだしている穴がありました。 |

近くには硫黄の吹き出し口が |

ソテツの実 |
ソテツの実を見ました。
毒があるのですが、デンプンが取れるので、
飢饉の時には食用にしたそうです。 |

牛がのんびり |

解説板 |
皆さんは艀(はしけ)って知ってますか?
船が接岸出来るような岸壁を持たない島では、
船を沖に停泊させ、荷物や人を小舟に移して上陸させていたのです。
小宝島では、なんと平成2年まで船が接岸できず、艀で上陸していたそうです。
すごいなあ・・・ |

日本最後の艀 |
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あと、小宝島は奇岩の宝庫。
岩石フェチ大満足です。(笑)
しばし小宝島の奇岩をお楽しみ下さい・・・ |
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・・・いかがでしたか?(笑)
ご堪能いただけたでしょうか? |
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百合 |
さて、のんびり歩いていると、船から汽笛が聞こえてきました。
置き去りにされちゃあかなわないと、必死で走ります。
途中、島の人にすれ違い、
「そんなに走らなくても待ってくれるから」
と笑われてしまいました。
ようやく船にたどり着き、乗船。
まもなく船は小宝島を出港し、最後の島である宝島を目指しました。 |
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to be continued・・・ |
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2010.6.2作成 |
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