関西国際空港
 2012年の8月のこと。
 とあるイベントのため、沖縄に向かうこととなりました。
 準備期間はわずか3ヶ月
 バタバタの出発となりましたが、なんとか機上の人になりました。
 目指すは沖縄でございます。

那覇国際空港

那覇国際空港
 空港の上で何度か旋回したあと、ようやく那覇国際空港に到着です。
 空港に迎えに来ていたレンタカー屋さんの車に乗りまして、空港近くのお店でレンタカーの手続き。
 すぐにホテルに向かいます。
 ホテルではチェックインもそこそこに翌日のイベントの打ち合わせ。
 打ち合わせが終わったのはもうおやつの時間。
 昼ご飯を食べられなかったので、レンタカーに乗って早めの晩ご飯を食べに出かけました。

そーめんチャンプルー

野菜炒め
 沖縄では町の食堂の方がご飯がおいしいと聞いていたので、国道58号線沿いの24時間営業の食堂に入ってみました。
 とってもリーズナブルなお値段で、お腹いっぱい食べられました。

おきなわそば

国際通り
 お腹いっぱいになったので、国際通りまで歩いてみることにしました。
 さすが夏休み期間中でもあり、すごい人出でしたねえ〜
 おなかいっぱいだと言いつつかき氷を食べたり、お土産物やさんをのぞいたり、楽しく過ごしました。

怪しい看板

マンゴーのかき氷

夜のホテルにて
 その日の夜は泡盛のコーラ割りなどを痛飲しまして、あっさりと沈没。
 早くも二日目の朝を迎えました。
 その日は朝ご飯もそこそこにイベントの準備におおわらわ。
 イベント終了後も30分の写真撮影などありまして、ようやく解放されたのはお昼になっていました。
 遅いお昼ご飯を食べまして、お部屋でごろごろ。
 せっかくリゾートホテルに泊まったんだからと、午後からはホテルのプールで遊んだりしまして、二日目終了となりました〜

イベント当日の会場

祝電ありがとうございます

翌朝は早起き
 翌三日目の朝は早起き。
 朝ご飯も食べずにホテルを出発して山原を目指します。
 途中、時間短縮のために豊見城から沖縄自動車道を初走行。石川ICで高速を降りて万座毛に向かいます。
 万座毛は奇岩の宝庫で、なかなか堪能しましたよ〜
 

万座毛と東シナ海

A&Wで朝ご飯
 国道58号線を走って名護市街までやってきました。
 A&W名護店で朝ご飯です。
 ご存じとは思いますが、A&Wは沖縄ローカルなファーストフード店でございます。
 

バーガー

本部港に接岸中のフェリーあけぼの
 名護湾を左に見ながら国道449号線を走ります。
 と、遠くに見慣れたフェリーを発見!
 さっそく本部(もとぶ)港へ向かいます。
 そこには接岸中のフェリーあけぼのが。
 次に乗船できるのはいつでしょうねえ・・・
 国道449号線から県道114号線を走って美ら海水族館までやってきました。

美ら海水族館

ジンベエザメ
 美ら海水族館は観光名所になるだけあって、なかなかの見応えでした。
 ヒトデを生で触れる体験コーナーもありましたよ。

水槽の上からも見られます

さめ
 美ら海水族館を出ると、灼熱の太陽が待っていました。
 少々フラフラしつつ、浜辺に出てみました。
 正面に伊江島が見えました。

伊江島
特徴のある城山が目印です。

伊江島を見る

いい感じでしょ?
 時間もお昼になりました。
 本部の町に戻りまして、評判のお店に向かいます。
 「新垣ぜんざい店」はぜんざいで評判のお店です。
 真夏にぜんざい?と思われるかもしれませんが、沖縄では甘い金時豆の上にかき氷をのせたものを「ぜんざい」と呼ぶそうです。

新垣ぜんざい店
ちょっと雑誌っぽい写真ですよね(^^;

食券を買います。
20名さま用までボタンがあります。
団体さん用だそうで
 並んでいたので、一回目でお店に入ることができました。
 まずは食券を購入。
 お店の人に渡してしばし待ちます。
 ようやく「ぜんざい」とご対面です。

これがぜんざい
250円(当時)

氷の下には甘く炊いた金時豆が
 金時豆の自然な甘さでいただくかき氷はとってもおいしかったです。
氷と混ぜながらいただきます

沖縄コーラの自動販売機
シクヮーサーなど沖縄らしい飲み物がグーです
 順番が逆になりましたが、次はお昼ご飯を食べに出かけます。
 新垣ぜんざいのすぐ近く、
きしもと食堂本店です。
 すでにお店の前には大行列ができていましたが、辛抱強く待つことにします。

次はそばやさんへ

沖縄そば(大)(小)
そしてジューシー
 ようやく店内へ。店内は座敷とテーブル席がありますが、あまり広くありませんでした。
 沖縄そばと、お店の名物らしいジューシー(沖縄の炊き込みご飯)を注文します。
 沖縄そばは手打ち麺とカツオだしが効いたスープがとってもおいしゅうございました。
三枚肉とかまぼこが乗っておりました。
 ジューシーもおいしいのでおすすめです。

今帰仁城石垣
 本部を後にして国道505号線を走っていると、今帰仁城の看板を発見しました。
 ちょっと寄ってみることにします。

今帰仁城入り口

今帰仁城解説板
 今帰仁城は沖縄北部を治めた北山王の居城でした。
 沖縄では14世紀から15世紀初頭にかけて三国鼎立の時代が続いていまして、それぞれ北山・中山・南山と呼ばれていました。
 ここ今帰仁城は与論・沖永良部まで勢力下に治めた北山王の居城だったわけですが、北山王は1416年に中山王尚巴志に滅ぼされまして、その後は1665年まで中山王の監守がおかれていました。
 城郭は内地のものと違い、高い石塁に囲まれた大陸式の「城(ぐすく)」となっています。

今帰仁城石垣
大隅郭の城壁
ところどころに突出部を持っています。
城壁へ攻めよせる敵に横矢をかけるためのものです。

平郎門
(本門)
 平郎門は今帰仁城の正門で、日本式にいうと大手門にあたる門です。
 門の両側には、それぞれ二つづつの狭間がもうけられていました。
 狭間の内側には人が1〜2人入れるほどのスペースがあり、正門に押し寄せる敵に攻撃を加えられるようになっていました。

狭間の内部

門を城内側からみる。

戦後造られた通路
 平郎門を過ぎると城内ですが、今では戦後造られたまっすぐな通路を上っていくようになっています。
 元々の道の方は岩盤の谷を通過するようになっていて、敵兵が横隊で進めないようになっていました。


旧道

城南側カーザフの崩れた石塁
 石段を登っていくと、広場に出ます。 これが大庭と呼ばれる場所で、ここで政治的な儀式が行われたと考えられています。
大庭(うーみゃー)

御内原(うーちばる)からの眺め
遠く伊是名・伊平屋の島々が見えます。
 うーみゃーから一段高くなったところは御内原(うーちばる)と呼ばれ、女官部屋があったそうです。沖縄では宗教的儀式を司るのは女性の仕事でしたので、ここに女官部屋が設けられたのでしょう。
テンチジアマチジ跡
御嶽(うたき)と呼ばれた聖域
ここと御内原は男子禁制で、宗教儀式が執り行われる場所でした。
今でもノロ(女性神官)が儀式を執り行っているそうです。

今帰仁城主郭
(俗に本丸と呼ばれる)
 今帰仁城の主郭です。日本でいう本丸にあたる場所です。
 ここには今帰仁城末期に監守(城代)の屋敷が置かれました。
 中央に見える礎石が、その建物のあった場所です。

主郭東部にある志慶真門郭

この門を通って向かいます。
 本丸の東側、城の最東部に、志慶真門郭があります。
 ここには志慶真門があり、城の搦め手にあたる場所です。
 発掘調査の結果、茅葺きの建物が建てられていたと考えられています。
 武具、装飾品、子供用品も出土し、家族単位で生活していたとみられています。

この仮説階段で降ります。

志慶真門郭から主郭を見る
 さて、相方さんがちょっとつらそうなので、お城を後にすることにします。 
志慶真郭の石塁

海が見えます
 といいつつ、帰り道も寄り道三昧です
(^^;
お城となるとどうにも見境ないのがいけません。
 今帰仁城の石垣は2億3000万年前の中生代の石灰岩が使われています。
 そのため、アンモナイトの化石が発見されています。

アンモナイトの化石

大隅
 今帰仁城は日本のお城とはちょっと違う雰囲気を持っているので、大いに楽しませてもらいました。
所々に大隅が張り出しているのがよくわかります。

今帰仁城の模型
 城の入り口には今帰仁城の模型が置かれていました。
志慶真門郭付近

今帰仁城正面
 瀕死の相方そっちのけで写真を撮りました。
 この後、博物館で少し休憩しました。

縄張り図

今帰仁城縄張り図(現地案内板より)
西を正面に舌状台地に築かれていることがよくわかります。
沖縄で一大イベントの巻 続く
2014.9.15作成
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