新八代駅
 八代で朝を迎えました。
 九州新幹線の新八代駅は、とてもきれいでしたね〜
 早めに宿を出まして、八代の名物を買いに行くことにしました。
その名物とは・・・
「シュードーナツ」
です。
 ケンミンショーで紹介されているのを見まして、ぜひ食べてみたいと思っていたんです。
 フランス語で「シュー」はキャベツのこと。
揚げパンの中に塩コショウで炒めたキャベツが入っているので、
「シュードーナツ」
という訳です。
 県道336号線〜251号線〜42号線と一直線に走りまして、田中西町交差点を北に曲がります。ちょっと走ると左側にミカエル堂が見えてきます。

ミカエル堂
 さっそくシュードーナツを買って、相方さんと試食会。
 ・・・
 パン生地はすごくおいしいです。
 が、中身のキャベツは・・・
すごく普通でした。
 でも話のネタにはなりましたよ〜

シュードーナツ

食べますよ〜

薩摩街道の看板
 ミカエル堂を出て、県道42号線を北上します。
 さらに県道388号線に入って北上。八代海の干拓地の中を走ります。
宇城市で国道266号線にぶつかるので、これを右折。
さらに県道14号線を北上していき、国道57号線を左に走ると宇土市街に入ります。
 その名も「市街入口」交差点近くに、佐敷から北上している薩摩街道と再会しました。
看板がありましたよ〜
 八代に名物があるというので、お店を探しました。
鹿児島本線宇土駅西側にある県道297号線沿いにお店はありました。
 名物の名前は
「小袖餅」
といいます。
 地元では結構有名らしいですよ〜
小さいこしあん入りのお餅が10個入って300円と、
お財布にも優しい名物です(^^)
 とってもおいしいお餅でした。
近くまで来たらぜひどうぞ〜

八代駅近くにあるお店

小袖餅の由来
永正十四年の或日宇土城主名和伯耆左衛門尉は民情を見んものと独り忍びで城下を歩かれ、とある町端れの茶店に這入り心ゆくばかり餅を味われました。 城主のお顔を知らない茶店の娘静江はさっさっと出て行かれる城主に「お餅代を戴きます」と申しました。城主はお金が無いのに気付、ほとほと困られ遂に小袖 を切って「是を持って城内に来い。さすれば餅代をとらす」と言って立ち去られました。小袖の紋で城主であることを知った娘静江は自分の無礼の罰が母に及ぶ 事を恐れ、其夜城内に忍び込み母を救けて私独り成敗して下さいと嘆願いたしました。城主は静江の孝心に感激せられ、小袖と沢山のお金を下し置れました。そ れから静江の孝心と餅の美味を賞へて誰言ふとなく「小袖餅」と名付けられ次の様な俗謡さえ流行しました。“餅は餅でも小袖の餅は、可愛い静江の味がす る”。

小袖餅本舗 主人 敬白 


包んでもらってます

小袖餅

10個入り300円(!)

墓地発見
 宇土には小西行長が築いた
宇土城跡
があるんですよ〜
 スマホ片手に宇土城趾を探します。
 宇土高校近くまで来たときに丘を二つ発見。
 近くまで寄っていきます。


墓地の前を抜けます

墓地前の道を奥に走っていくと・・・
(かつてのお堀の底なんだそうで)
 宇土城跡は墓地になっていると聞いていたので、お墓のある方の丘に向かいます。
(もう一つの丘は宇土古城でして、戦国時代まではこちらが宇土城でした。)
 墓地と公園の間の窪地にある道を奥に向かいます。
 (ここはかつてお堀だったそうです。)

石垣が現れました。
(この前に数台車を停めるスペースがあります)

本丸跡にある小西行長像
 道の奥に石垣が現れ、その前に駐車スペースがありました。
 ここに車を停め、歩いて坂を登ると、そこが本丸跡になります。
 本丸跡はかなりの広さがありまして、かつては御殿が建ち並んでいたんでしょうねえ・・・
 今はご近所のお年寄りがゲートボールを楽しんでましたよ・・・
 本丸北側には宇土城を築いた小西行長の銅像が立っていました。

本丸はかなりの広さ
ゲートボールやってました


本丸から堀を挟んで二の丸を見る
見事なまでに墓地になってます。
ちなみに二の丸霊園というそうです。

宇土城縄張り図
 本丸南側からは、さっき通った窪地の向こうに二の丸が見えました。
 墓地になっているので、すごい数の墓石が並んでいましたが・・・
 公園の入口には解説板があり、宇土城跡の実測図や、宇土城の想像図が描かれていました。

城内あちこちに石垣が残ってます。
 かつての堀を歩いていくと、そこかしこに上部を破壊された石垣がありました。
 宇土城本丸の石垣です。
 現在の遺構は加藤時代のものがほとんどとされています。

ここにも
(上部は崩されてます)

本丸北側の石垣
 宇土城小西行長によって築かれました。
 豊臣秀吉の九州平定後、肥後半国を与えられた小西行長は、戦国時代の宇土城(宇土古城)の北にあった丘の上に、新たに宇土城を築きました。
 この普請の際、天草の住民が手伝いを拒否して天草国人一揆を起こしています。
宇土城は小西行長の居城となりましたが、小西行長は朝鮮出兵の先陣を務めたため、この城にはあまりいなかったのではないでしょうか?
 関ヶ原合戦時、城は加藤清正の軍勢に攻められます。城は三の丸まで落ちたと言われています。関ヶ原本戦での敗北と小西行長の刑死が伝えられると宇土城は開城し、加藤清正の持ち城となります。
 加藤清正は宇土城の改修を進めますが、1612年に元和の一国一城令を受けて城は破却(破壊)されます。
 島原の乱を受け、1637年に再度城は破却を受けました。
 その後、加藤家は改易され、肥後には細川家が入ります。
宇土には熊本藩の支藩が置かれますが(3万石)城は再建されず、陣屋を置きました。
宇土藩は11代続いて明治維新を迎えています。

宇土城跡測量図

宇土城跡

くまもんがお出迎え
 宇土城を堪能した後、移動を開始します。
 八代から国道218号線を走りまして、山都町に向かいます。
 ご存じ通潤橋の町でございます。
 ベストタイミングの11:30に到着しました。

この日はとてもいい天気でした。

放水開始〜
 休日の12:00には通潤橋からの放水を見ることができます。
 この日は天気も良くて、とてもきれいでした。

使用前(笑)

いつもより多く出しております(笑)

通潤橋の上はこうなっています。
 前にも書いたかもしれませんが、通潤橋は水の乏しい台地へ水を送り込むため、肥後の石工達が作りました。
 この橋が出来たおかげで台地上に田が開かれ、村々は豊かになったそうです。
 通潤橋前にある道の駅で名産品など買ってみました。

道の駅で買いました。

みそ漬け豆腐
 ケンミンショーでも紹介されていた、
味噌漬け豆腐です。
 豆腐を味噌で漬け込んで保存食としたものです。
濃厚な味わいで、豆腐というよりチーズに近い味わいです。
日本酒と相性が抜群で、酒がすすんで困りました(笑)
 さて、国道218号を東へ向かい、再び宮崎県へ。
 相方の希望で高千穂峡を訪ねましたが・・・さすが3連休!芋を洗うような人出でして、厳かな雰囲気はまったくなし!(笑)
 相方はえらくがっかりしていました。
 と言うわけで写真もあまり撮らず、そそくさと高千穂を後にしました。

高千穂渓谷

ご存じ!延岡の名店「直ちゃん」
 高千穂を早めに出発したので時間が空きすぎました(笑)
 延岡市内のセブンイレブンで時間を潰しまして、開店少し前に延岡の名店「直ちゃん」へ。
 開店前にもかかわらず、すでに20人くらい並んでいました。
 開店後30分ほど待ってようやく店内へ。
 チキン南蛮と鶏モモ肉を注文しました。
 相方はタルタルソースたっぷりのチキン南蛮は苦手だったそうですが、ここのチキン南蛮は
「最高!」
だったそうです。
 延岡市内の宿に空きがなかったので、この日は日向市に泊まりました。

元祖!チキン南蛮

鶏モモ肉

宿で見つけたおでん缶
 連休の影響で、延岡市内には空室なし。
 お隣の日向市に泊まることにしました。
宿でおでん缶見つけました。おいしいのでしょうか?(^^;

二日目の行程
中九州ひとめぐり つづく
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