阪神高速湾岸線
中島PAにて
徐々に晴れてきました。
 GWも過ぎたある日のこと。
 お仕事の都合上たまたま5連休取れることになりました(笑)
 せっかくの長期休暇。大事にいきたいところですが、連休前日は
 やきもきしましたが当日朝にようやく雨があがり、6:30に出発しました。
 四月から高速道路の割引もなくなってしまったので、コストパフォーマンス重視のルートをたどります。
 PAで自宅から持参の朝ごはんを食べまして、さらに西に。
 阪神高速神戸線故障渋滞に巻き込まれてかなりイライラしますが、第二神明道路〜加古川バイパス〜姫路バイパス〜太子バイパスとつないでようやく赤穂までたどりつきました。

ファミマ赤穂ちくさ店にて

山陽本線と並走
 ここからしばらく国道2号線を走ります。
 途中、山陽本線と並走する区間がありまして、貨物列車に追い越しされました。

貨物列車に抜かれました(笑)

倉敷市にある道口PAにて
 岡山県内に入ってからも下道を行きますが、時刻がお昼近くなってきました。
 お昼に何を食べるか相談の結果、
府中焼きを食べよう!

っということになり(笑い)、それならばと山陽ICから山陽自動車道を走ります。
 福山東ICで高速降りました。ETC割引がなくなったことを実感しつつ、国道182号線へ。
 神辺城に行こうかといいつつ県道395号線へ。
 道なりに国道486号線に合流。府中市内に入ります。
 府中市父石町にある
「かたおか」
というお店で府中焼きにありつきました。

府中に到着

府中焼きと再会
 これまた4月からの消費税増税で若干値上がりしていましたが、550円(並)というリーズナブルなお値段は健在でした。
 大変おいしくいただきました〜
 経費節減のため、ふたたび国道486号線を走り出します。
 田植え前の風景がとってもきれいです。

田植え前の田園風景が続きます。

看板発見
 国道432号線との交差点を過ぎてしばらくいくと、「椋梨城跡」という看板を発見。
 Uターンして寄っていくことにしました。

 解説板によると、小早川家二代景平の次男季平が沼田新庄(椋梨、和木、大草、小田、上山)と呼ばれたこの辺りを所領としたそうです。
 季平の子国平椋梨氏を名乗り、この地に築城。以後350年余りこの地を支配しました。
 椋梨氏は小早川隆景死後、毛利本家に仕え、防長移封にも従って萩へと移り、椋梨城は廃城となったようです。

結構な崖の上にあるようです。

解説板によると、
椋梨城というらしい。

出丸跡?
 椋梨氏沼田高山城にあった小早川本家に代々仕えたそうで、小早川隆景(毛利元就三男)の養子入りに貢献して筆頭家老になった椋梨弘平などがいます。
 また、幕末の長州藩で保守派で知られた椋梨藤太は椋梨氏の末裔だそうです。

登り坂

ずんすん登ります。
 椋梨城は、椋梨川に伸びた丘陵を切り取るように周囲を堀で囲んだお城です。
 北側には堀をはさんだ出丸のような跡がありますが、単郭のお城です。
 切り立った崖を巻くように登城道がついていたので登っていくと・・・

登りきったところには

広場になっていました。
 頂上は広場になっていました。
 尾根続きの南側に土塁が残っており、一段高くなっていました。
 一見すると櫓台のようにも見えます。
 その土塁上には城跡であることを示す石碑が建てられていました。

城跡奥が一段高くなっていて、
石碑がありました。

城跡からの眺め
 城からの眺めは最高で、国道を見下ろす絶好の位置にあります。
 ここから街道を行きかう物流を押さえていたのでしょう・・・

周囲の堀跡は田畑になっていました。

周囲は堀に囲まれていたようです。
 堀城の異名が示すとおり、城の四方はかなり幅の広い堀に囲まれていました。
 今は田畑となっていますが、その痕跡が良く残っています。
 城跡には小屋があって、そこにはかつての椋梨城の想像図がかけられていました。

往時の想像図

椋梨川を外堀とし、街道を見下ろす場所にあるのがよくわかります。

すぐ近くには吉末城跡もありました。
 椋梨城のすぐ近くには吉末城跡もありましたが、かなり時間も押してきたので先を急ぎます(笑)
 国道486号線から県道60号線を走り、国道375号線を走ります。
 西條ICから再び山陽自動車道を走り、宮島SAで小休止。

宮島SAから宮島を望む

桐葉菓おいしいね!
 桐葉菓を食べつつ作戦会議。
 スマホで検索してみると、おいしそうなB級グルメを発見したので晩御飯決定。
 再び移動を開始します。
 途中、相方さんが
「錦帯橋を見たことがない」

と言ったので、岩国ICで高速を降りまして錦帯橋へと向かいます。
 18:00前の錦帯橋は余り人気もなく、静かな雰囲気でした。

岩国城と錦帯橋

橋脚拡大
 上からだけだとつまらないので、河原に下りて橋を見上げてみました。
 橋脚の一番下は石でできていて、そこに柱が差し込まれており、鉄帯で留められているなんて初めて気がつきました(笑)

下から橋を見上げる

石見吉川氏の屋敷跡
 錦帯橋を渡り、吉川家の屋敷があった御土居跡へ。
 途中、岩国藩家老吉川氏の屋敷跡の前を通りました。
 この岩国藩家老吉川氏は、かの有名な吉川経家から続く家柄です。
 経家の子経実(つねざね)は、毛利家の防長移封に従った吉川本家とともに、ここ岩国に移りました。
 以後岩国藩の家老として幕末まで続いています。
 ちなみに経家の三男家好(いえよし)は、鳥取藩池田家に仕えました。
 この家好の子孫が五代目三遊亭円楽さんなんだそうで。

錦雲閣

錦帯橋からの眺め
 暮れ行く錦帯橋界隈はいい雰囲気でした・・・
錦帯橋を振り返ります。

春来軒
 さて、この日は
下関までいくぜ!
とか息巻いていたのですが、相方に「無理だ!」と言われ、それもそうかと山口泊と相成りました。
 山口市内で先ほど見つけたB級グルメ
「ばりそば」
を食べに出かけました。
 (北海道ローカル番組「おにぎりあたためますか」にも紹介されたらしく、店内ではビデオが流れていました。)
 見た目は関西でいうところの「皿うどん」なんですが、味はちょっと違いまして酸味の効いたスープを、揚げるように炒めたばりばりの太麺にかけたもの。
 酸味のせいかさっぱりいただけました。
 麺の量が選べますが、かなり量が多めなもので、一人前で十分かと思われます(笑)
 山口にお越しの際はぜひご賞味ください。
 

ばりそば

この日は580キロほど走りました(笑)

がんす
 さて、この日の宿でお酒飲みながらいただいたのがコレ。
「がんす」
といいまして、広島ではポピュラーな食べ物らしいです。
 かまぼこの原料に野菜や一味唐辛子を入れて長方形に形を整え、パン粉をつけて揚げたものなんだそうです。
 結構好きな味で、お酒にもよく合いました。
こちらもお勧めでございます。
走れ!れんと山陰へ 続く
2014.6.8作成
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