小豆餡味と抹茶味があります。
「豆子郎」
 翌朝は新山口駅前のビジホからのスタートです。
 出発前に、前日チェックしていた山口銘菓を求めて新山口駅に。
 「豆子郎(とうしろう」という名前で、ういろうのような、葛餅のような食感のお菓子です。
 とてもおいしかったです。
 おすすめ!

山口といえば夏みかん。
夏みかん味の地サイダーもおいしいです

山口名物黄色のガードレール
 新山口駅から国道9号線を北上。
 県道28号線に入ります。ついで県道31号線を走り、県道240号線、国道435号線を走ります。

石炭層が地上に露出しているそうです。
 途中、石炭層が地表にでているところがありました。石炭ってほんとに黒いんですねえ・・・・
 かつては「黒ダイヤ」と呼ばれるほど貴重な資源だったのですが・・・

この黒い部分が石炭のようです。

道路標識
 途中の道路標識に、面白い地名を発見。
 「特牛」って書いて「こっとい」と読むようです。ちょっと北海道ぽい地名ですね。

「こっとい」って読むらしい。

渡りますよ〜
 その特牛で国道191号線に入ります。
 国道191号線から県道275号線に入ると、今回の目的地まであとわずか。
 県道276号線にやってきました。
 ここが今回の目的地、
角島大橋です。
 相方さんが来たことないらしいので今回やって来たわけです。

撮影:相方さん

相方さん撮影

相方さんがんばります。

展望台から
 ちょっと空がくすんでましたが、(黄砂がひどい・・・)まずますの眺めで、相方さんも喜んでおりました。
 さて、旅の目的を達成してしまったので、帰途につくことにします。
 国道191号線に戻りまして、海を左手に見ながら北上を開始します。

国道191号線からの眺め

山陰本線です。
 下関市を抜けて長門市へ向かいます。
 山陰本線と海を見ながらの走行になります。
 山陰本線「本線」にもかかわらず、このあたりは単線で非電化なんです。
 

国道191号線からの眺め

山陰本線
 国道191号線を走り、椎の木峠を越えたあたりで、何度も看板が出てくる千畳敷が気になってきました(笑)
 国道を離れて県道66号線を走ります。
日置上の集落で、石州瓦もまぶしい立派な本堂を見かけました。

石州瓦の本堂

立派な石州瓦のお屋敷
 黄波戸峠を越えて長門古市のあたりへ。
 看板にしたがって県道を外れて千畳敷を目指しまして、ようやく千畳敷に到着しました。
 駐車場も立派で、芝生の広場が広がっていました。

千畳敷から日本海を眺める

双眼鏡からの眺め
 キャンプ場も兼ねてまして、芝生のあたりはキャンプサイトのようです。
 駐車場に隣接して展望台があったので登ってきました。
 観光地によくある双眼鏡が無料だったので、カメラを押し当てて写真を撮ってみました(^^;
 展望台の下はしゃれたレストランになってまして、結構人が入っていました。
 時間もお昼前だったので、ここで食べていくことにしました。

レストランにて

ちょっとこじゃれた雑誌の表紙を意識してみた(笑)

自家製ベーグルサンド
中の具は選べます。
1200円
 「カントリーキッチン」というお店でして、ハンバーグセット1850円とか強気なお値段(笑)
 うまそうではありましたが、ビンボーな我々は、サンドで我慢です。
 

自家製パンのサンド
中の具は選べます。
1200円

千畳敷からの帰り道
 千畳敷を堪能したので、県道66号線から国道191号線へと戻りました。
 長門市三隅からは山陰自動車道が無料開放されていましたが、あえて国道191号線をいきます。
 橋本川を渡ると萩市街。
指月山が見えました。

指月山が見えてきました。
(萩城のある山です)

萩駅ホーム
 萩駅まできて小休止。
 萩駅は有形文化財に指定されている駅舎が有名ですが、市の中心駅は東萩駅のため、のんびりとした雰囲気が漂っています。
 懐かしい国鉄時代の空気の残る駅です。

松下村塾
 萩駅から市街へ戻り、松陰神社へ。
 明治維新の人材を輩出した吉田松陰を祭った神社です。
 その私塾であった松下村塾の建物が移築されて現存しています。
 このわずか10畳ほどの教室から高杉晋作などの人材を輩出し、明治維新をなしとげたのです。

松下村塾の講義室

国道191号線の風景
 吉田松陰は生徒をよく誉めて育てたそうです。
 私的には吉田松陰血の気の多い過激な人物というイメージが強いのですが、やはり人を誉めたりするところが人をひきつけたのかもしれませんねえ・・・

国道191号線の風景

国道191号線の風景
 萩からも国道191号線を走ります。
 左手には海が続いています。
 島根県境に程近い道の駅「ゆとりパークたまがわ」の前で県道17号線に入ります。
 引き続いて県道14号線を走りますが、この辺りは昨年の大雨でかなりの被害を受けた場所なのです。
 山陰本線も奈古〜須佐間がいまだに不通となっています。

災害のつめ跡

田んぼがあった場所も土砂に埋もれていました・・・
 ここには「東洋美人」で知られる澄川酒造場がありまして、以前にもお邪魔したことがあります。
 こちらも水害の被害を受けた、という話を聞いたので、もう一度お邪魔してみました。
 蔵の方にいくつかお話を伺うことができました。
 今期もなんとか造りには間に合ってお酒を造ることが出来たそうですが、被害前のようにたくさんの品種を造ることはできず、限定されたものになったとのこと。
 今は純米吟醸と大吟醸しか在庫がないとのことでした。(今年は一升瓶しか設定がないとのこと)
 応援?もかねて二本買わせていただきました。
 蔵も新築されるようですので、ぜひともがんばって酒造りを続けていただきたいものです。

東洋美人「原点」
(純米吟醸酒)

蔵のあった場所は取り壊されており、
新築されるそうです。

被害にあった酒蔵近くの民家

岩の上に石灯篭が。
 再び国道191号線に戻って北上を再開します。
 まもなく県境を越えて島根県に入りました。
 岩の上に石灯籠が建っていたり、モニュメントのような石見空港の誘導灯が国道の上にそびえていたりと、不思議な光景が続きます。

石見空港の誘導灯

益田市街
(高津川渡河中)
 益田市街に入りました。市街中心部を避けるように益田道路が開通しており、以前と雰囲気が変わっていました。
 ここには扶桑鶴を醸している酒蔵があるのですが、時間の都合でパスしました。
 益田市からは国道9号線を走ります。

国道191号線の風景
扶桑鶴の看板のお店

国道191号線の風景
 浜田市三隅町国道9号線を離れて県道171号線へ。
 三隅町湊浦を目指します。

県道171号線

湊神社
 ここはかつて北前船で栄えた港町で、今でもその風情を残しています。
立派な彫り物です。

立派な彫り物
 集落の中央には湊神社があり、立派な本殿などが残っています。

天保14年と読めます。
 神社の入り口には石造りの立派な狛犬さんがおりまして、その台座に彫られた文字を読むと、天保14年(1843年)とありました。
 天保の頃といえば、時の公方は12代家慶公でして、お陰参りなんかが流行していた時代でございます。
 こんな立派な狛犬さんを奉納できるほど、栄えた港町だったのでしょうねえ・・・

環日本海のお店
 この集落には日本海酒造がございます。
 明治21年(1888年)創業の蔵です。
 ここのお酒がお気に入りでして、近くまで来たので買いに立ち寄りました。
 自宅用と、今宵の晩酌用に
発泡純米酒「泡ブタ」

を買ってみました。
 発泡している日本酒で、度数が10度ほどしかないのでぐびぐび飲めます。
結構危険なお酒ですね(^^;
飲みすぎに注意です。

さすが夕日パークです。
 国道9号線に戻り、道の駅「夕日パーク三隅」でトイレ休憩。
 夕日がきれいなので、つい見入ってしまいました。
 道の駅ではチャリダーの外人さんが夕飯の真っ最中でした。

汽車がいきます。

いい雰囲気です。
 うまい具合に汽車がやってきたので、あわててシャッターを切りました。
 コンパクトデジカメにしてはうまく撮れたかな?
 この日は浜田市泊。
 シングルベッドの二人使用という脅威のプランでの宿泊です。
 はたしてどうなりますやら・・・
(^^;

海の向こうに沈んでいきました・・・

フツーのデジカメではこれが精一杯・・・
走れ!れんと山陰へ 続く
2014.6.15作成
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