龍源寺間歩(坑道)入り口
 お昼ごはんを済ませまして、相方さんが来たことがないといので、近くにある石見銀山を見学に出かけました。
 前回訪問したときは世界遺産登録直後
 鬼のような人出でしたが、今回はあまり混雑してませんでした。
 前回は、石見銀山世界遺産センター駐車場にバイクを停め、送迎バスで移動だったのですが、普通に石見銀山公園まで車で入ることが出来ました。
 

坑道

坑道
 レンタルサイクルとかもあったのですが、歩いていくことにしました。
 相方さんが帽子を忘れてきたので、私の帽子を貸すことにしたのですが、日差しが強くてかなり参りました(笑)
 ふうふう言いながら龍源寺間歩(坑道)入り口までやってきました。
 入場料を払って坑道に入ると、さっきまでの暑さがうそのような涼しさです。
みるみる汗が引きまして、肌寒いくらいに。
 無料のガイドさんが話しているのにつかず離れずついて歩きました。
 それによると、大きな坑道から横に伸びる小さな坑道は、鉱脈に沿って掘り進んだ跡なんだそうです。
 鉱脈がありそうだと思う場所を、一人がこつこつと掘り進んだ跡なんだそうです。
ノミと石鎚だけでよくぞここまで掘ったものだと感心しました。

銀(黒い部分)を含んだ鉱石
 出口では、銀を含んだ鉱石が展示されていまして、実際に持ってみることができます。
 同じような大きさの石ですが、銀を含む鉱石の方が重たいのです。
 これは銀の比重が重いことによるものなんだそうです。

銀を含まない鉱石

お寺の跡
 石見銀山の最盛期には人口が20万人いたという記録もあり、誇張はあるもののかなりの人々がここで暮らしていたようです。
 お寺もたくさんあったようで、たくさんの石垣が残っています。

お寺の跡

豊栄神社

 大森にある豊栄神社は、慶応3年(1867)までは洞春山・長安寺という曹洞宗の寺でした。
 洞春とは元就の法号で、元就のことを洞春公とも呼んでいました。永禄4年 (1561)に山吹城内に毛利元就が自分の木像を安置し、元亀2年(1571)には長安寺を建立し、木像を移したと伝えられています。
 その後、毛利家の防長移封の際、木像は萩へと移されたそうです。
 天領となってからは毛利家ゆかりのお寺だったこともあり、荒れ果てていたそうです。

 慶応2年(1866)、第2次長州戦争が起こり、浜田藩を破った長州の軍勢がここ大森に来ました。
 その際、長安寺の開基を聞いた長州藩士たちが荒れていた神社を再建し、その記念に石灯篭を奉納。
 石灯篭に自分たちの名前を刻んで記念としたそうです。


「奉献 第三大隊」
「弐番中隊」
長州藩士の名前が刻まれています

温泉津温泉 薬師湯
 石見銀山でしこたま汗をかきましたので、近くの温泉津温泉に出かけました。
 温泉津にある薬師湯は46度の源泉賭け流し温泉で、めちゃくちゃ熱いんですが、めちゃくちゃ効きました(笑)
 だらだらと汗が流れまして、すっきりと体が軽くなりました。
 お勧めの温泉です。
 あと、建物の中もレトロな洋館でして、見所満載です。
 これで350円は激安ですよね〜
 

薬師湯内部

ねこ

薬師湯 旧館
 薬師湯の旧館は、大正8年に建てられた洋館。いまでは喫茶店になっているようですが、こちらも趣きあふれる建物でした。
旧館2階

温泉津温泉の町並み
 温泉津温泉は古くから開けた湯治場だったので、ちょっと雰囲気のある町並みが残っています。
 散策しても楽しいかもしれませんね。

造り酒屋発見!
 温泉街には古そうな造り酒屋さんもありました。
「開春」 若林酒造さんです。

日本海
 再び国道9号線を北上します。

日本海

石州瓦のおうち
 夕焼けは宍道湖で見たいとがんばって走ります。
日御崎が見えてきました。

日本海
 ようやく日御崎が見えてきました。
 道の駅で小休止しつつ走ります。

山陰本線と併走

宍道湖
夕焼け近し
 夕焼けを見たいといいながら、天穏を買いたくて板倉酒造さんに寄り道したりします。
 が、板倉酒造さんは閉まってました・・・
 時間をロスしただけに終わり、先を急ぎます。

宍道湖

宍道湖の夕日
 嫁島手前の湖岸に、駐車帯が出来ていました。運よく1台分スペースが空いていたので駐車。
 写真を撮りに車を降ります。
 日が傾くといきなり気温が下がってきました。上着を一枚着込んで写真を撮ります。
 ぎりぎり日没に間に合って一安心です。

宍道湖の夕日

宍道湖の夕日
 この後、おいしそうな蕎麦屋さんを見つけて寄ってみたのですが、臨時休業。
 ホテルにチェックインしてホテルお勧めの居酒屋にいってみたのですが、高くておいしくなくて、いまいちでした(^^;
 松江ではビジネス客、観光客の利用が見込めない日曜夜が定休日の飲食店が多くて、あまり選り好みできないそうです。
 行かれる方はご注意ください。
 まあそれでも地酒はしっかり飲んできましたよ〜

日没直後
走れ!れんと山陰へ 続く
2014.8.10作成
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