御在所SAにて
 10月に入りまして、気候もよくなってまいりました。
 お休みを利用しまして、出発することにします。
 久しぶりに「登山」でもしようかな〜と東に向かいます。
 名阪国道をのんびりと走って、東名阪道へ。
 相方さんが「登山」を嫌がるもので、せめて名古屋飯を食べたいと、名古屋市内でお昼ご飯にすることにしました。
 最初はあんかけスパを食べようってんで、栄までやってきたのですが、たまたま味噌煮込みうどんのお店の前を通りかかったので、そっちにしました。
 当たり前ですが、味噌煮込みうどんもお店によって味が違うんですね〜
 おいしいお店でしたよ。

山本屋本店ってところでいただきました。
白菜の漬け物うまいですね。

名古屋城二の丸の石垣
 お店を出まして通りをまっすぐ北上すると、名古屋城の前に出ました。
 今回は名古屋城は素通りです。
 左に名古屋城を見ながら国道41号線へと走りました。
 国道41号線を北上。
春に訪れた小牧山城を右手に見ながら走り、犬山へと向かいます。

名古屋城三の丸土塁

犬山市とマンホール
鵜飼いと犬山城のデザインです。
 犬山城は過去に何度も訪れていますが、相方さんは初めてなので寄ってみました。
 訪れた日は休日なこともあり、すごい人出
 駐車場がなくて、お城から400m東側にある空き地に誘導されました。
 そこからてくてく歩いてお城に向かいます。

犬山城正面の空堀跡
 犬山城は木曽川面した丘の上に建てられました。
 という訳で、上り坂を登ります。
(大したことないですけどね)
 かつての城内は神社の境内になってます。神社の脇を登っていくと、かつての本丸に到着します。

犬山城西側の空堀跡
 鉄門をくぐると、天守が目の前にそびえます。
 国宝4天守の一つ(姫路城、松本城、彦根城、犬山城)です。
 創建は古く、下2階部分(入母屋部分)は1537年、もしくは1601年に建てられたものだとされています。
 で、3,4階の望楼部分が1620年に増築され、唐破風などが付け足されて現在の姿になったそうですよ。
 望楼型と呼ばれる古い建築形式になります。

付け櫓部分
こちらも増築された部分です。
 江戸時代は尾張藩付家老成瀬家の居城でした。
 石高は3万5千石です。
 初代の成瀬正成は家康旗下の切れ者だったそうで、特に請われて尾張藩の付家老となりました。

1階中央にある書院

1階武者走り
太い梁が見事です。
 犬山城は池田家(岡山・鳥取藩主)とゆかりの深いお城です。
 池田恒興(池田輝政の父)は、姉川の合戦で功があり、犬山城主となりました。
 のち摂津や美濃大垣に移りますが、小牧長久手合戦の際、織田信雄方の城であった犬山城を攻め落としています。
 自分の旧領だったので、攻めやすかったのでしょう。
 犬山城から木曽川を挟んだ対岸にある伊木山城ゆかりの伊木家は、岡山藩池田家の筆頭家老として幕末まで続いています。
 初代伊木忠次は有名な武将さんですよ。

天守から木曽川と犬山橋を見る
(天守東側)

天守西側の眺め
木曽川と伊木山
伊木山には伊木山城がありました。

天守南側からの眺め
小牧山城が見えます。
犬山城から小牧山城まで一帯が
小牧合戦の戦場となりました。
 犬山城天守からは遠く名古屋まで見えます。
 写真真ん中には小牧山が見えます。
 小牧山と犬山の間が、小牧長久手の戦場となった場所です。

入母屋の屋根裏にあたる部分です。

流れるような屋根と木曽川

巨大な梁です。
 天守横には七曲門跡があります。
 かつてここから木曽川まで降りる七曲と呼ばれる急坂がありました。

七曲門跡

犬山城模型
西側から見た犬山城
 犬山城を出て、城下町を散策しました。
 からくり展示館で、犬山祭の山車に使われるからくりを見ました。
 からくり展示館の斜め前には、犬山市文化資料館があり、犬山城の模型が展示されていました。
 お城ファンなら必見です。

犬山城大手門付近

東側から見た犬山城
 模型に夢中でずっと見てました。
 受付で犬山関係の資料の販売もありまして、私は犬山城下の絵地図を買ってきました。
 寛文8年(1668年)の「犬山御城当分之絵図」ってやつです。
 原図は380cm×321cmらしいんですが、購入したやつもかなりな大きさでした。
 つい買っちゃうんですよねえ・・・

犬山城城下

犬山城東側からの図
右に天守、その下に七曲門が見えます。

犬山城下の商家「磯部邸」
むくり屋根と呼ばれる
傾斜の屋根が美しいです。
 かなり日も傾いてきました。
 犬山城下にはいくつか商家が残されていまして、見学してきました。
 

犬山城下の路地

城下から見る犬山城
 閉館間際のどんでん館で、犬山祭りの展示を15分で見てきました。
 車山のからくりは一見の価値ありです。

犬山祭りの車山蔵
(本町のもの)

犬山城下
青紫が武家地、赤紫が町人地です。
水色が水堀、緑が空堀、オレンジが土塁、黄色が当時の道路です。

土岐市の朝焼け
 犬山城を後にして出発したのは日没後でした。
 県道461号線、49号線とつないで小牧東ICから中央自動車道へ。一路東を目指します。
本当は恵那あたりで1泊したかったのですが宿がなく、やむなく手前の土岐市で泊まることにしました。
 土岐ICで高速を降りまして、目についた餃子の王将で晩ご飯。
そのまま宿にチェックインしまして、一日目終了です。
 翌朝も天気は快晴。
 無料朝食を平らげまして、出発します。
 そういえばここ土岐市は、土岐氏発祥の地なんですよね。
史跡もあるようなんですが、今回の旅の主目的を先にしようと出発します。
美濃・尾張城巡り 続く
2015.3.2作成
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