琵琶湖と朝日
 大津市内のビジネスホテルで朝を迎えました。
 6:00からの無料朝食会場は大混雑。ゆで卵とバターロールだけの簡単な朝食を済ませて7:10にチェックアウトしました。
 大津駅前のコンビニで非常食を買い込んで出発。
 土曜日なので空いているのかと思いきや、けっこうな混雑でした。
 草津駅で草津線に乗り換えて貴生川駅を目指します。

大津市のマンホール

近江鉄道の切符は硬券!
マニアの心揺さぶります!
 貴生川駅からは近江鉄道で、昨日のゴール地点である水口石橋駅を目指します。
近江鉄道800系
元は西武鉄道の401系。
近江鉄道は西武系列の会社です。

路線風景
 乗車時間わずか7分間。水口石橋駅に到着しました。
 駅北側の踏切が東海道で、踏切を渡ったところから街道が三つに分かれています。
 

水口城(岡山)跡
この山に長束正家の居城がありました。

昔懐かしいキョロちゃんです。
 この辺りは宿場だったところで、空き地が点在して寂れていますが、辛うじて宿場町の雰囲気を残していました。
水口の様子

水口の様子

ずんずん歩きます。
 水口宿の東の外れに本陣跡がありました。
本陣跡
鵜飼伝左衛門本陣

東見附跡
 東見附まで来ました。水口藩が成立すると枡形土居が築かれて木戸や番所が置かれていたそうです。
水口宿を出ました。

大津逢坂で買った走井餅
 今郷一里塚までやって来ました。
 近くに東屋があったので休憩しました。
 荷物を軽くするため、大津で買ったお餅をいただきました。
 大変うまかったです。

いただきまーす

今郷の一里塚
江戸まであと112里
 江戸まであと112里(約448キロ)です。
 この日はふくらはぎを中心に、見事なまでに筋肉痛でしたが、歩き出したら少しマシになってきました。 

復元されていました。

石碑
今宿村の名産は焼酎だったそうです。
 国道1号線を横切ったところに今宿の石碑と山灯籠がありました。
土山のマンホール
雉?

茅葺きの民家
 再び国道1号線を横切ると大野村に入ります。
 ここは間の宿で、雉、鴨、鷺などの野鳥の焼き鳥と、玉井というお酒が名物だったそうです。

大野村に入りました。


安井酒造所
初桜というお酒を造ってます。
買いませんでしたよ(^^;
 この日は日差しもあってようやく少し暖かくなってきました。
明治天皇聖蹟碑
旅籠小幡屋跡

大野村
 街道らしい風情もあって歩くのもはかどります。
大野村

旅籠桝屋
料理旅館ますやとして現役のようです。
 鈴鹿の山々には雪が残っていました。
はるか鈴鹿の山には残雪

大野の松並木
 松並木がありました。旧街道の風情を今に伝えています。
大野の松並木

是より東淀藩領
土山には淀藩の飛び地がありました。
 時折地元の方が車で通る以外は静かな道でした。
うーんいい感じですね

松の巨木が残っていました。
  松並木を過ぎて大日川を渡ると市場の一里塚がありました。
 大体時速4キロから5キロペースで進んでいます。

一里塚碑発見!
市場の一里塚
日本橋まであと111里

前野村
 先ほどおやつを食べたのが10:00だったので、そろそろお腹も空いてきました。
土山はお茶所で
茶畑がたくさんありました。

前野村
 街道沿いのお寺さんは立派なお寺が多いですね。
 あと、この辺りは信楽焼のたぬきさんがたくさんいらっしゃいます。

そうです。
この辺りは信楽が近いのです。
たぬきがたくさんいました。

地安寺の山門
鐘楼門です。

江戸時代の東海道
解説板
 前野村のはずれに東海道の分岐点がありました。
 旧東海道はここで左に折れて松尾川沿いにしばらく歩いて渡しになっていたのですが、明治になって架橋されて街道が付け替えられたそうです。
 旧道には橋がないので明治の東海道を歩きます。

こちらが江戸時代の東海道です。

道標
 野洲川を渡って再び国道1号線と合流。
 土山宿も近づいてきたときに道標が立っていました。
 右 北国 たが(多賀)街道 ひの(日野)はちまんみち

北国街道への道標で、文化4年(1807年)建立のものでした。

国道を渡るとそこが土山宿
 京三条大橋を出発して5つめの宿場町、土山宿に到着しました。
 江戸からは49番目になります。鈴鹿峠を控えていたため賑わったそうです。
 しかし明治にはいって草津線ができたとき、鈴鹿の急勾配が仇となって西よりの寺庄ルートとなったため、寂れていったそうです。

東海道53次 土山
 昨日、すやきを食べた「谷野食堂」のおやっさんが、「水口は何もないが、土山は見所が多い。でんぱかんにはぜひ寄ってみて~」と言われていました。
高札場
大黒屋本陣跡

土山宿のようす
 「でんぱかん」って何だろうと思ったのですが、土山まで行けば分かるだろう、とちゃんと聞いていませんでした。
土山本陣の建物
寛永11年(1634年)の三代将軍家光上洛に
際して建てられました。
江戸に向かっていた明治天皇は
ここで17歳の誕生日を迎えたそうです。

問屋宅跡
 公民館みたいなところでトイレを済ませて宿場を歩いていきました。
 ご夫婦で歩いている方に遭遇。
 8年がかりで東海道を歩いているそうです。お休みがなかなかないそうで・・・

問屋宅跡

伝馬館前
土山宿の資料が展示されていました。
なんと無料です。
おすすめ!
 「あ、あれは?」
 街道沿いに「伝馬館」と書かれた建物がありました。
 「これのことじゃないかな?」
 どうも二人とも聞き違えていたようで、「伝馬」が「でんぱ」って聞こえたようです。

伝馬館の展示
こうやって馬にえさをあげていたそうです。

土山宿にて
 なんか怪しい建物を想像していたので、二人で爆笑しました。
土山の一里塚
日本橋まであと110里

扇屋文化伝承館
扇や櫛を販売していた商家さん
 土山宿の外れに道の駅がありまして、そこでお昼ご飯にしました。12:50でした。
 相方さんは海老天丼を頼んでました。
 滋賀県でエビ天って・・・

近江牛牛丼
私は地元のものをいただきまっせー

ソフトクリーム盛り放題400円
土山茶の抹茶ソフトが落とさなければ
盛り放題!
さっそくチャレンジです!
 ご飯を食べてうろうろしていたら、おもしろそうなものを発見しました。
 こぼさない限り、400円でソフトクリーム巻き放題なんだそうです。
 なかなか楽しかったですよ!
 寒いのに大量のソフトを食べることになったのはご愛敬です。

結果
東海道をゆく 続く
2018.1.28作成
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