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![]() 開店前から並びます |
4月下旬のこと。 ようやくお休みをゲットしまして三重県へと向かいます。 3月に三重県関で中断していた東海道の旅を再開するためです。 ひとまず関を通過して亀山へと向かいます。 亀山にある亀八食堂さんで腹ごしらえと参ります。 |
![]() 亀八食堂さんです。 |
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![]() まずは焼き肉から |
亀八食堂さんは「亀山みそ焼うどん」が有名ですが、あくまで焼き肉屋さん。 常連さんたちがトッピングでうどんを追加して焼いていたのが有名になったのだとか。 鉄板の上に大量のキャベツとお肉と味噌だれを載せてジュージューと焼き上げます。 ほどよく焼き肉を平らげたところにおうどんを投入。甘辛いお味噌がうどんに絡んで絶品でございました。 ごちそうさまでした。 |
![]() おうどん投入! |
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![]() 亀山市のマンホール |
お昼ご飯が済んだところで、亀山駅にほど近いビジネスホテルにチェックイン。車を停めさせていただいて、駅まで歩きます。 | ![]() 亀山駅前 すっかり寂れていますが、 かつては大阪と名古屋を結ぶ 急行が行き交う駅でした。 |
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![]() 亀山駅 |
亀山駅はJR東海の管理駅ですが、JR西日本が奈良・加茂方面から乗り入れている境界の駅です。 ここで加茂行きに乗車。前回中断した関駅を目指します。 |
![]() 加茂行きに再会 |
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![]() 関駅を出発する気動車を 見送ります。 |
関駅までは1駅ですが、そこはJRなのでけっこう距離はあります。 関駅に到着したのは12:20。6分間の乗車でした。 関駅前には国道1号線が走ってまして、道の駅なんかもあります。 道の駅をしばしぶらついて12:35に歩き出しました。 明日以降の行程を軽くするため、亀山宿までを歩いて行きます。 |
![]() 旧 関市のマンホール |
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![]() 志ら玉さん |
志ら玉さんを再び訪問。またも購入してきました。 高札場跡を通過します。 |
![]() 高札場跡 |
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![]() 関の戸さん |
志ら玉に寄ったらこちらも寄らないといけません。 関の戸さんにもお邪魔して、またしてもお土産を購入します。 今回はホテルに荷物を置いてきているので、多少のお土産は余裕で持ち歩けるのです。 |
![]() 唐破風のついた看板が 立派です。 |
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![]() 関宿にある展望台からの眺め あの山を越えてきたのです。 |
関宿は天保14年(1843年)には、本陣2、脇本陣2、旅籠42軒、家数632軒を数え、大変繁盛していたそうです。 | ![]() こちらは東側の眺め |
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![]() 映画のロケできそうですね |
この日も薄曇りですが、先月とは気温は大違い。 長袖シャツで歩きます。 |
![]() ツバメがたくさん飛んでました。 |
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![]() 破風のついたお家 |
てくてく歩きます。 | ![]() かつての賑わいが想像できます |
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![]() どんどん歩きます。 |
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![]() 下り坂になりました |
被写体がたくさんあるので退屈しませn。 | ![]() もう一度振り返ります。 |
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![]() 東追分 ここで東海道と伊勢別街道が 分岐します。 我々は直進します。 |
関宿の東の外れまできました。 ここは東追分といいまして、東海道と伊勢別街道が分かれているところです。 京から伊勢参りに来た旅人は、ここを右に折れていきました。 |
![]() この鳥居は伊勢神宮の 式年遷宮のたびに 古い鳥居が移されてくるそうです。 |
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![]() 一里塚もありました。 関の一里塚 日本橋まで106里 (424キロ) |
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![]() さようなら関宿 |
河岸段丘の上にある関宿から坂を小野川まで下ります。 | ![]() 国道い1号線沿いにある 関宿入り口の看板 |
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![]() 関宿の麓には田んぼが広がっていました。 |
国道1号線を少し歩いて小野川を渡り、関西本線の小野踏切を渡ります。 | ![]() 小野踏切 |
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![]() 田んぼに水が入っていました。 向こうに見える高架は 東名阪道です。 |
鈴鹿川沿いの土手を歩きます。 間もなく東名阪道の高架下をくぐります。 この辺りが亀山ICになります。 |
![]() 東名阪道の高架下 昭和8年架橋の 大岡寺畷橋 |
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![]() 大岡寺畷 すっかり葉桜ですが、桜並木です。 |
この辺りは大岡寺畷と呼ばれた約2kmの直線でした。 今は桜並木ですが、江戸時代には松並木が続いていて他の木はなかったそうです。 そのため、 「わしの想いは大岡寺 他に気(木)はなし 待つ(松)ばかり」 と謡われていたそうです。 昔の人は気が利いてますよね。 |
![]() 解説板 |
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![]() 八重桜 |
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![]() 常夜灯 安政6年(1859年)建立 |
東海道は関西本線で寸断されていて消滅していました。 跨線橋を渡って線路北側にでます。 古い常夜灯が残っていました。 ここから上り坂になっていました。 |
![]() 街道の面影が残ってますね~ |
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![]() 新緑がまぶしいです。 |
街道沿いに布気皇館太神社がありました。 延喜式によれば推仁天皇18年(紀元前19年)から続く神社だそうです。 神戸七郷の総社だそうで、参道には66基の常夜灯が並びます。 |
![]() 布気皇館太神社 (ふけこうたつだいじんじゃ) |
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![]() 本殿 |
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![]() 樹齢400年、江戸時代初期から 道行く旅人を見てきた・・・ と考えると、すごいロマンですよね! |
街道は三つ辻に当たって左に折れます。 亀山藩領の見聞記を書いた庄屋さんの屋敷跡などを過ぎてしばらくいくと、野村一里塚がありました。 日本橋まで105里、樹齢400年の椋の木がある現存の一里塚です。 |
![]() 椋の一里塚は 全国でもここだけなんだそうで 国史跡です。 |
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![]() 森家住宅 国の有形文化財 |
いよいよ亀山宿に近くなってきました。 | ![]() 大きな蔵もありました。 |
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![]() 滝川 |
亀山城京口門跡までやって来ました。 今は滝川をまたいで橋が架けられていますが、明治まではいったん滝川まで降りて再び京口門までの坂を登っていたのです。 |
![]() 解説板 |
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![]() 東海道53次亀山宿の図 亀山城下の京口門に向かって 登っていく大名行列を描いています。 |
滝川が刻んだ深い谷が、亀山城下を守る外堀の役目を果たしていたのです。 | ![]() 明治初年の京口門 まだ谷をまたぐ橋はなく、 門を見上げています。 |
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![]() 橋の脇に残るかつての東海道 河原から登ってくる道でした。 |
京口門跡を過ぎてすぐに街道は右に折れます。 その角に小さな公園がありました。 発掘された亀山城外堀が復元された場所でした。 |
![]() 発掘された亀山城 西の丸外堀跡 画面中央が外堀 右にある茶色の壁が西の丸土塁跡 |
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![]() 写真左に外堀と土塁がちらりと見えます。 街道はクランク状になっています。 |
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![]() 亀山城下の東海道 |
亀山宿は亀山城の城下町でもありました。 亀山城は江戸時代に亀山藩の政庁となったところです。 城主はめまぐるしくかわりましたが、最後は徳川譜代の石川家が11代続いて維新を迎えました。 石高は6万石でした。 |
![]() 明治時代の道標 右 東海道 左 停車場 |
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![]() 加藤家長屋門 亀山藩の家老屋敷跡 |
ちょっと寄り道して家老屋敷の長屋門を見たりしました。 | ![]() 石井兄弟敵討ちの碑 元禄時代に敵討ちが亀山城下であったとか |
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![]() 亀山城多門櫓 現存です |
「あれっ?」 久しぶりに見た亀山城の多聞櫓が漆喰白壁に変わっていました。 確か以前は下見板張りだったのですが・・・ 調べたら平成23年の改修工事の時に江戸時代の白壁に戻したんだそうです。 |
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![]() 多門櫓から亀山市街を見る |
多門櫓のある本丸から坂を下って東海道へ戻りました。 堀でもあった池を迂回するように街道も曲がりくねってます。 |
![]() 東海道 曲がりくねってます |
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![]() 東海道から多門櫓を見る |
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![]() 亀山城下を歩きます。 |
街道沿いの少し奥まったところに立派な楼門がありました。 遍照寺です。 |
![]() 立派な楼門を発見 |
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![]() 遍照寺本堂 亀山城二の丸御殿の 式台書院を移築したそうです。 |
遍照寺には亀山城二の丸御殿の式台書院が移築されていました。 亀山城本丸は上洛の際は将軍家の宿所になったことから、歴代藩主は将軍家に遠慮して二の丸で居住していました。 その御殿になります。 |
![]() お城の御殿らしく、 立派な懸魚を持った大きな破風が見事です。 |
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![]() 鬼瓦の紋は笹竜胆 石川家の家紋です。 |
笹竜胆の家紋が入った鬼瓦がかっこよかったです。 | ![]() 三つ雀紋 どこの家紋でしょうか? |
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![]() まだまだ信楽の勢力圈内です(笑) |
さらに亀山城かを進んで大きなクランクを越えます。 | ![]() 城下らしいクランク |
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![]() 亀山城大手門跡 ここにかつて櫓門があったとは 思えませんよねえ。 |
交差点までやってきました。 ここにはかつて大きな櫓門を持つ亀山城の大手門がありました。 幕末の写真が残されています。 今は櫓台もすべて撤去されています。 |
![]() 江戸口門跡を過ぎて亀山を後にします。 |
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![]() 亀山城 |
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東海道をゆく 続く | |||
2018.2.24作成 | |||
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