電車は去って行きました。
左は新幹線
 新居の渡しにちなんで一駅だけ電車に乗りました。
 電車を待つ間に休憩しようと思ったのですが、電車がすぐに来てしまって走って乗車したあげく、車内は満席で座ることもできず、そのまま次の駅(弁天島)に到着しました。
 ぼーぜんと下車した我々の頬を、さわやかな風がやさしくなでていきました・・・
 浜名湖からの風が大変心地よかったです。
 さて、この弁天島は人工の島でして、波よけに杭を打ち込んだら土砂が自然に堆積してできたんだそうです。
 今はいろんなホテルが建っていました。

弁天島駅

浜名バイパス
浜名大橋

浜名バイパス
浜名大橋
有名な鳥居が見えます。

舞阪宿のモニュメント
 国道301号線をすぐに外れて旧街道に入ります。
 女性の団体さんに相方さんが話しかけられていました。
 なんでも東京から分割で街道を歩いているのだとか。
 少々どや顔だったのはご愛敬。
 こちらは大坂から歩いてきてると話すとびっくりしてました。

マンホール
浜松市西区

東海道53次
「舞坂」

北雁木の解説板
 舞坂宿に到着しました。
 対岸の新居宿とを渡しで結ぶ宿場町です。
 ここには雁木(船着き場)がいくつかあって、一番北側の北雁木が大名などの武家用でした。

今は漁港です。

秋葉山常夜灯
 本雁木が一般旅客用、南雁木は荷物専用の船着き場だったそうです。
 往来の賑やかさが伝わってきますね。

東海道

舞阪宿脇本陣
疲れていたので内部見学はパス
 舞坂宿も津波被害を受けた宿場でした。また風が強い立地のためなのか、防火の神様である秋葉山の常夜灯が宿場内に三基もあったそうです。
 天保年間に海苔の養殖に成功して名物となりました。

宝珠院と
仲町常夜灯
常夜灯は1813年のもの

舟肘木のお家
 街道沿いに釜揚げシラスのお店がたくさんありました。
 買って帰りたかったのですが、生もののため断念しました。

こちらもそう

舞坂の一里塚跡
日本橋まで68里(282km)
文化12年(1815年)建立の
新田常夜灯
 舞坂宿を通過して東海道と国道301号線の交差点までやって来ました。
 国道をまたいで東海道を歩きます。

国道301号線と
県道316号線の分岐
左の県道が東海道です。

長池の松並木
 また街道らしい風景に出会いました。
 しかし疲労がピークに差し掛かっていました。
 木陰で休憩しつつ前進します。昔の旅人もこうやって木陰で休んだんだろうねっと相方さんと話しました。

春日神社
三代将軍家光より社領6石を
拝領した神社です。

ちょっとでも地元の名物を
ってことでこれになりました。
 よくよく考えてみると、お昼ご飯を食べていません。
 おいしい地元の料理を!とか欲張っているうちに機会を逸していました。
 結局コンビニで地元名物のおにぎりを1コ食べました。
 水が体に染み渡るという経験はしましたが、おにぎりが体に染み渡る体験を初めてしました(笑)
 しかもまだ名物を諦めずにおにぎりを1コで済ませるという闘志を見せております。

稲荷神社
永享12年(1440年)
伏見稲荷より勧請
本殿は天正16年(1588年)のもの
 松並木を過ぎると単調で退屈な県道になりまして、ひたすら歩くつらい展開になりました。
とにかく暑いのです

愛宕神社
秋葉灯籠もあります。
 東海道はバス道になってまして、浜松駅行きのバスが通っていきます。
 乗っていきたい・・・笑

バスに乗りたい・・・

変わった歩行者用信号
押しボタン
 道々の変なもの懐かしいものを写真に撮りながら進みます。
これまた懐かしい・・・

歩くにつれて
銀行も変化していきます。
 歩いていると銀行なんかが変化していくのが面白いです。
 愛知県から静岡県に入ると銀行ががらっと変わります。
 静岡県は静岡銀行のようです。

立派な石造りの蔵

一里塚跡
 篠原の一里塚跡まできました。
 日本橋まで67里(268km)、塚木は北が榎、南が松だったそうです。
 いよいよ体力も限界に近づき、お腹もおにぎり一個では限界を迎えました・・・

この看板はっ!
 東海道が国道257号線に合流する交差点に、見たことのある看板がありました。
「あ、あれは?!」
 某ケンミン番組で何度も紹介された「さわやか」ではありませんか!
 あの「げんこつハンバーグ」で有名な「さわやか」です。
 「ここでご飯を食べよう!」
と即決して店内に入ると・・・
「な、なんじゃこりゃー」
ゴールデンウィーク中という悪条件で、店内には順番待ちの人があふれかえっていました・・・
 店員さんに聞いてみると「2時間待ちです」との非情なお答えが・・・
「浜松いくのは諦めよう」と即決。店内のベンチに二人で座り込みました。
「もう動けない・・・」
私は30分くらい寝てしまってました。(結構うるさい店内だったのですが)
 結局1時間半待ちで席に案内されました。目指すは「げんこつハンバーグ(250g)一択であります。
 相方さんも「げんこつハンバーグ」を注文。肉の焼ける香ばしい匂いによだれをじゅるじゅるしながら待ちました・・・
 「きたでー」
 じゅうじゅうなってる鉄板が運ばれてきまして、巨大なハンバーグがやって来ました。
笑顔が自然とこぼれます!
半分に切り分けてミディアムに仕上げてもらいます。
「いただきまーす!!!」
あっという間に平らげました。
単品でもう一回頼もうかというくらい美味でした。
うまかった・・・・

さすが浜松
ステンドグラスもバイクです。

感動のご対面!

戦い済んで日が暮れて
 時間も18:00、浜松行きはとっくに諦めてますので、近くの高塚駅でゴールとしました。
(浜松駅まであと5km・・・)
 高塚駅に18:40ゴール。26キロ歩きました。

高塚駅にて

電車来たー
 さすがに4日目ともなると結構体にきますね。3.5日間合計で123km(約31里)歩きました。
 18:53発の電車に乗って、豊橋駅で名鉄に乗り換え。
駅ナカの成城石井でパンとヨーグルトを買いました。
 名古屋駅には20:30に到着。21:00に宿にたどり着きました。

国道1号線
尾張大橋
 翌日6日(土)はGW最終日を待たず移動日です。
 しかも朝早く出てゴールデンウィークの渋滞を避ける作戦です。

三重県に入ります。

伊勢大橋
 せっかく早く出たので東海道を下道でたどります。
長良川河口堰

桑名市内
安永餅の看板
 三重県内を歩いたのは4月なので、先月のことになるのですが、もう懐かしかったです。
この交差点を横切りましたね

日永の追分
 国道1号線を南下します。
この陸橋が東海道
石薬師宿です。

井田川の歩道橋
 井田川の歩道橋です。ここを渡って国道を横切りました。
 名古屋からここまでわずか数時間。車って早いなあ・・・としみじみ思いました。

車内でおやつ
豊橋銘菓「宿場の月」

豊橋名物
 しかし豊橋銘菓といえばこれでしょう。
 「ブラックサンダー」です。安くてうまい駄菓子の王様。
 職場へのお土産にぴったりでした。

手筒花火など
豊橋の名物をパッケージに
描いております。

ここまで来ましたで~
東海道をゆく 続く
2018.7.22作成
2017年ツーレポトップへ
Home