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![]() 下りです 日差しが相変わらず厳しい・・・ |
小夜の中山も後半戦。下り坂に差し掛かりました。 小夜とは「塞」という意味、中山とは「境界」という意味で、小夜の中山とは悪霊を遮る塞の神が宿った峠なんだそうです。 反対側から団体さんが登ってきましたが、最後尾の人は死にそうな顔をしていました。 おおげさやな~と相方さんと話していたのですが・・・ |
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![]() 茶畑が広がる |
下りの傾斜が段々厳しくなっていって・・・ | ![]() おおすごい! |
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![]() 振り返るとこんな感じ |
ごらんの通り。 これは死にそうな顔になるよな~っと納得の一コマでございます。 |
![]() 車登るのかな? 以上青木坂からの中継でした。 |
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![]() 江戸時代の石畳 これが意外と歩きにくい 厚底の靴(登山靴)おすすめ |
さて、この辺りの地名は菊川市なのですが、その地名の由来となったのが右の 菊花石。 菊の花のようにヒビが入ったことからその名で呼ばれたようです。 昔からこの辺りでよく見られたそうです。 |
![]() 菊川の由来となった菊石 |
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![]() 菊川集落 |
東海道本線は先ほど見た急勾配を避けて大きく南に迂回して敷設されました。 一度菊川の谷筋に降りてきました。つかの間の平坦な道を歩きます。 この辺りは間の宿で、菜飯田楽が名物だったそうです。 鎌倉時代は宿場で、源頼朝も宿泊したそうです。 |
![]() 左に大きくカーブ 前方に見える峠に挑みます。 |
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![]() 四郡の辻道標 |
旧菊川村を過ぎ、菊川坂に差し掛かりました。 先ほどに劣らない急坂を登り始めます。 相方さんは杖を突いて歩いておりました。 |
![]() 菊川坂入り口 |
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![]() 江戸時代から続く石畳 は数m、あとは復元だそう |
ぬかるみを歩くよりは歩きやすいのでしょうが、この丸石の舗装は意外と歩きにくいのです・・・ | ![]() 丸石で舗装されています。 |
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![]() 右に左にカーブして |
上り坂に弱い相方さんはみるみる遅れていきます。 | ![]() 相方さん撮影 |
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![]() こんな感じです。 底の柔らかい靴はお勧めできません |
舗装路をはさんでまた石畳。 空からはかんかん照りの太陽です。 |
![]() 日向は厳しい・・・ |
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![]() 並木に入るとほっとします。 |
ようやく菊川坂を登り切りました。 東やで少し休憩します。 東やの目の前が、以前にも訪問した諏訪原城跡です。 徳川家と遠江を争った武田家によって築城されたお城です。 |
![]() 東海道と諏訪原城の標識 |
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![]() 解説板 牧ノ原台地の舌状台地先端に 築かれました。 |
せっかくのお城でちょっと見ていきたかったのですが、相方さんの疲労度を考えて大手前の空堀撮影だけで諦めました・・・ | ![]() 空堀 |
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![]() 金谷坂 |
しばらく舗装路を歩いて金谷坂を下ります。 ここも石畳です。町民一人一石運動で平成3年に完成した石畳だそうです。 |
![]() 下り |
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![]() すべらず地蔵 |
坂の途中にはお地蔵さんがありました。 | ![]() 六角堂地蔵尊 |
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![]() 金谷一里塚跡 日本橋まで53里(212km) |
金谷宿に入りました。有名な大井川の渡しを控えた宿場町で、川留めの時は大いに賑わったそうです。 | ![]() 金谷宿絵図 |
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![]() お七里役所跡 紀州藩の継ぎ飛脚が置かれた場所です。 |
今はすっかり寂れた静かな町になっていました。 東海道の駅も置かれたんですけどね・・・やはり通過駅では厳しいですかね。 |
![]() 佐塚本陣跡 本屋さんになってました 営業してなさそうですが |
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![]() 金谷宿を歩きます |
じりじりと照りつける太陽を恨めしく思いながら歩きます。 | ![]() 清水川には鯉のぼりが |
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![]() 大城川 |
金谷宿の外れによさそうなお店を見つけました。 | ![]() 東海道53次 金谷 大井川の渡しを描いています |
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![]() よし善 |
生葉からつくる菜飯とは違い、湯がいたりから煎りしたりした菜飯は、お殿様に出されたものだったとか。 結構な時代になりました。 大変美味しくいただきました。 また食べたいな~ |
![]() 菜飯田楽と感動の対面 |
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![]() 機関車 |
菜飯田楽のお店近くには大井川鐵道新金谷駅があります。 | ![]() SL |
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![]() 国鉄の匂いがぷんぷんする 客車 |
以前にもご紹介しましたが、SLはじめ各地の旧車を集めて走らせて鉄道ファンの魂をわしづかみにしている鉄道です。 | ![]() SL点検中? |
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![]() 駅舎 |
しばらくSLを見物した後、再び歩き出します。 | ![]() 新金谷駅北側踏切 |
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![]() 電気機関車が見えます |
大井川近くまでやって来ました。 昔はここから肩車や蓮台に乗せられて川を越しました。 |
![]() 川越し解説板 |
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![]() 大井川と大井川橋 |
昭和3年に架橋された大井川橋を渡ります。 天竜橋と同時期に架橋された17連のトラス橋で、全長1026mです。 |
![]() 橋のたもとに解説板 |
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![]() 島田市が見えます |
歩道をてくてくと歩いて渡ります。昭和3年までは渡し船で渡っていたわけで、そんなに昔のことではありません。 | ![]() 越すに越されぬ大井川 |
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![]() 結構長いのです。 |
ようやく渡り終えて島田市に入りました。 ここから駿河国です。紀伊國をでて和泉・摂津・河内・山城・近江・伊勢・尾張・三河・遠江と歩いてきたと考えると感慨深いですね。 島田市博物館で涼みながら島田宿の歴史を勉強しまして、再び歩き出しました。 |
![]() 大井川堤防 |
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![]() 島田宿 |
島田宿も難所である大井川を控え、大いに賑わったそうです。 また大井川水運を利用した木材の集積地としても繁栄したそうで、今でも島田市にある製紙工場はその名残なのかも。 |
![]() 東海道53次 島田宿 金谷宿と同じく大井川の渡しを描いてます |
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![]() 川会所 |
川越しの事務を扱った川会所が残ってました。 前にもご紹介しましたかな。 |
![]() 川会所 |
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![]() 大井神社 |
大井川の水神を祀った大井神社にやって来ました。 | ![]() |
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![]() 古そうな石橋 |
大井神社では3年に1度 「帯祭り」 と言われるお祭りがあります。 その昔、島田宿に嫁いだ花嫁が、晴れ着姿で神社に詣で、そのまま町内に挨拶回りをしていたのが始まりだそうです。 |
![]() 本殿 |
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![]() 帯祭りの像 |
宿場が栄えると、花嫁が帯を神社に奉納して後日町内に帯を披露するようになったそうです。 祭りのときは大奴が日本刀を差し、そこに帯をかけて練り歩くスタイル。 そこには当然見栄もあり、「島田に嫁をやると家が傾く」と言われたとか。 |
![]() マンホール |
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![]() 相方さんがチェックしていた 鯛焼きやさん |
東海道沿いに鯛焼きのお店がありました。 うまいものに目がない相方さんがチェックしていたそうで、寄ってみました。 暑い5月にもかかわらず、結構繁盛していました。 とってもおいしかったです。 |
![]() めちゃうまでした |
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![]() おいしい井戸水 |
島田でゴールかな?と思ったのですが、藤枝宿を目指すことにしました。 | ![]() 昭和感満載のお店 もう営業はしていないよう |
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![]() 古そうな建物 |
島田宿からあふれた人が泊まったという御仮屋交差点を過ぎて県道381号線を歩きます。 | ![]() 倉庫がすごい雰囲気 クールです。 |
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![]() 監物川 |
田中城主水野監物忠善が水不足の村に大井川の水を引いたという監物川がありました。 | ||
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もう30km歩いたし、暑くて疲れたので、藤枝宿まであと6km地点、六合駅でゴールすることにしました。 電車がすぐ来てよかったのですが、満席だったのがつらかったです。 丸一日かけて歩いたのですが、電車に乗るとわずか22分。掛川駅に到着です。 |
![]() 浜松行き 掛川駅にて |
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![]() ビールうまい |
めんどくさいので駅下で晩ご飯。まあうまかったです。 汗かいた後のビールがうまかったです。 |
![]() しらす丼 |
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![]() さくら海老のかき揚げそば |
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![]() さくら屋さん |
翌日は帰宅の日。 掛川から菊川市街へ寄り道。くずシャリを大量に買い込みました。 |
![]() 茶畑 |
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![]() 横須賀城跡 以前ご紹介しましたね。 |
その後南の方へさらに寄り道。開運というお酒を買い込みまして、ようやく帰路へ。(笑) | ![]() 天竜川 国道1号線 |
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![]() 浜松市に入ります。 |
下道を走って帰ります。今日中に帰り着くのでしょうか・・・ | ![]() 遠州灘 |
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![]() 浜名バイパスにて |
音羽蒲郡でようやく高速道路に乗りました。 | ![]() 国府にて 名鉄の再会 |
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![]() 赤だし味噌ラーメン |
今回の戦利品。 | ![]() 台湾混ぜそば |
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![]() シナモン麩菓子 おいしいです |
掛川にお麩やさんがありまして、変わった麩菓子ありました。 | ![]() こちらは三色? 子供喜びそう |
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![]() 豊橋はうずらたまご生産で有名 |
今回は地味だったかな? | ![]() これはおいしかった |
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東海道をゆく 続く | |||
2018.8.26作成 | |||
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