歩道橋の上から国道1号線
宇津ノ谷峠方面
 交通量の非常に多い藤枝バイパスを歩道橋で渡ります。
歩道橋から国道1号線
静岡市方面

ここから側道に入ります。
 サークルKの辺りで旧東海道は側道に入ります。
 サークルKの裏を歩くような形で歩いて行くと、日本の紅茶発祥の地という看板がありました。

丸子紅茶って初めて聞きます。

丸子宿御高札場
実存する高札のレプリカ
なんだそうです。
 天和の高札が復元されている御高札場を過ぎると、二人の足が自然と速くなります。
 それはなぜかと言いますと・・・

あったあ!

東海道53次にも描かれました。
 丸子宿の名物、ととろ汁で有名な丁子屋さんでございます。
 丁子屋さんの創業は1596年で、以来400年余り営業を続けています。気が遠くなりますね。
 相方さんが
「とろろ汁、絶対食う!」
と気合い入っていたので、食べることが出来てよかったです。

ちょうどお昼時に間に合ってよかった
いただきまーす!
ご飯にとろろをかけていただきます。

丸子宿にも紀州徳川家が
置いたお七里役所がありました。
 丸子宿は東海道で一番小さい宿場町であったそうで、本陣1、脇本陣2、旅籠24軒を数えました。
 安倍川の川越しの権利を持っていたため、大変賑わったそうです。

現在の丸子宿

明治天皇も小休止したそうです。
脇本陣跡
 丁子屋さんでお腹いっぱい食べまして、少し眠くなりながらの出発です。
こちらは本陣跡
 大満足の丸子宿でした。
ここが丸子宿
江戸方見附跡

丸子交番付近
 丸子宿を出て、現在交番がある辺りで街道は左に大きくカーブします。
名残の松がありました。

あ!富士山見えた!
 国道1号線を渡って県道208号線を歩きます。
 すると正面に雲がかかった高い山が見えました。
 「あ!富士山だ!」
ようやく富士山が見えるところまでやって来ました。

カーブミラーを取り込んで
成長している木

安倍川を渡ります。
 かつて徒渡りであった安倍川を渡って府中宿のあった静岡市街地へと入ります。
前方に富士山

安倍川義夫碑
 安倍川を渡ったところに石碑がありました。
 勝手に川越しした旅人の落とした財布を、川越人足が宇津ノ谷まで追いかけて手渡したという善行を称えた碑だそうです。

安倍川餅のお店
石部屋
文化元年(1804年)創業の老舗
 安倍川といえばやはりこれ!
 安倍川餅でしょう!
「まだあんまりお腹空かない」(←とろろ汁食べすぎ)という相方さんと一緒に、安倍川餅一皿平らげました。
 うまかったっす!

安倍川餅の由来
徳川家康が茶屋に立ち寄った際、
砂金に見立てたきなこを
つきたての餅にまぶして献上したところ
喜んだ家康が
安倍川餅と名付けたそうな。

秋葉神社
神社の下がガレージになってます。
こんな神社見たことない・・・
 安倍川を渡ったところが府中宿の西見附でした。
 駿府は城下町でもあったので、かなり大きな町だったようです。
 天保14年(1843年)の記録では、本陣2軒、旅籠43軒、3673軒の家があり、人口は1万4千人余りありました。
 さて、我々はというと、札の辻にあった伊勢丹でトイレ休憩しました。

府中宿
駿府城下の解説板

東海道53次
府中宿
安倍川の渡しを描いてます。

駿府城三の丸堀
 天下人徳川家康の隠居城、駿府城までやって来ました。
 京都方面から来ると、駿府城の天守が富士山を背景にしてそびえていたと言われており、天下人にふさわしいお城だったようです。

大手御門から入ります。

大手御門跡
歩いている人の大きさから
その巨大さが分かります。
 街道を外れて少しお城見物しました。
 前回来たときは土砂降りの雨で、最悪のコンディションだったもので・・・

復元された二の丸巽櫓

巨大です。
 復元された櫓の巨大さに、かつての栄華が偲ばれます。
二の丸東御門も復元されていました。

発掘された本丸石垣と本丸堀
 駿府城は三重の堀に囲まれた巨大なお城でしたが、明治維新後に陸軍が入ったため、本丸石垣が崩されて、本丸堀が埋め立てられています。
 現在その一部が掘り返されて展示されています。

巽櫓と静岡県庁

確か静岡鉄道柚木駅
 さて、府中宿東の外れ横田見附跡を過ぎると、街道は東海道本線の下を地下道でくぐって南側に出ます。
 JR東静岡駅付近で鉄道で姿を消した街道を外れて再び地下道で東海道本線の北側に出ます。
 この辺りが静岡鉄道の柚木駅辺りになります。

国道1号線を歩きます。
日傘代わりに傘差してますね。

富士山を見ながら歩きます。
 静岡鉄道沿いの国道1号線を歩きます。
なにが「痔・END」やねん(笑)

静鉄、いろんな車両あるなあ
 街道は再び国道を外れていきます。
広告も豊富
 静鉄長沼駅の向こうに大きな建物が。
 バンダイホビーセンター(バンダイの工場)です。
 いわゆる「ガンプラ」はここから出荷されているそうです。

でっかいなー

長沼の一里塚
日本橋より44里
(176km)
 長沼一里塚跡まで来ました。 江戸まで176キロです。
 しばらく歩くと再び国道1号線と合流し、また国道を南側に渡ります。

静岡市内でなぜか買ってしまった食パン
 国道1号線を再び外れ、街道は東海道本線に突き当たります。
 この辺りの街道は操車場によって消滅していました。線路沿いの道を歩いて地下道を通って東海道本線の南側に出ました。
 そこからもしばらく歩いたのですが、余りの暑さにバテまして草薙駅で中断することにしました。
 晩ご飯も駅前のローソンで購入。500円の切符を買って、藤枝駅へと引き返しました。
 この日は36.5km歩き、宿に到着したのは18:30でした。疲れた・・・
東海道をゆく 続く
2018.9.17作成
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