バス停に向かって
レンタカーで移動
 さて屋久島旅行も最終日を迎えました。
泣いても笑っても今日の18:00発の飛行機で帰ります。
 しかし縄文杉を諦めきれなかった我々。あえて最終日に縄文杉に挑みます!
相方さんは若干不安があるようですが、「大丈夫!今日は野宿して、明日朝一のトッピー乗ったら鹿児島空港から帰れるから」というおおざっぱな計画で安心させました。

荒川登山口にて
 前日頼んだ登山弁当を受け取り、4:00にホテルをチェックアウト。
なんか雨が降りそうですが、登山口へ向かうバス乗り場へ移動。4:30に到着。
荷物を減らそうと朝食用の弁当を平らげます。
 相方さんは朝早すぎるのと、不安で朝ご飯がのどを通らない様子。
私はばくばくと平らげて、相方さんのおにぎりも一個食べました。
 朝5:00にバスは出発。うねうねと標高を上げながらバスは走りまして、登山口に5:45に到着しました。
 準備運動もそこそこに歩き始めます。私は13年ぶり、相方さんは初めての縄文杉チャレンジです。

さて出発します。
 しばらく歩くと川を渡る鉄橋にでます。
 ここを渡ると、いよいよだなって気になりますね。

鉄橋を渡る

まだまだもやっております
 ざっくり説明すると、縄文杉への登山道はほとんどがかつて林業で使用されていた軌道上を歩くルートです。
 今は廃止され、登山道の整備などにしか使われていないようです。
 軌道上を歩くので、スタンドバイミーみたいな雰囲気を味わえます。

素掘りのトンネルを走ります。

どんどんあるく
 帰りの飛行機を考えると、登山口15:00発のバスがタイムリミットでしょう。
 ということは14:30には登山口に戻らないとイケないわけで、急ぐまではいきませんが、ペースは速くなります(笑)

手すりのない鉄橋

遠くで雷鳴が聞こえます。
 時折雨が通っていく中をずんずんと歩いて行きます。
切り通しを歩く

分岐点まできました。
小杉谷まですぐです
 林業軌道の分岐まできました。
 ここを右にカーブしていくと小杉橋はすぐです。

小杉橋

小杉谷
 橋を渡るとそこはかつての小杉谷集落の跡です。
 昭和45年に廃村になるまで、小中学校や郵便局がありました。

小杉谷小中学校跡
校庭跡は杉がにょきにょき成長中

小杉谷集落跡を通過中
 小杉谷集落を過ぎて歩くと、昨日歩いた雲水峡への分岐点があります。
雲水峡への分岐点

三代杉
 三代杉前を通過。
 三代杉は初代の倒木の上に二代目が生長し、伐採された二代目の切り株の上に、現在三代目が成長している杉なのです。
 寿命の短い人間には気の遠くなるようなサイクルで、森は成長しています。

苔にびっしり覆われた切り株

渓流の水は澄んでました
 13年前と若干ルートが変わっているところはありましたが、ほぼ記憶通りの道が続きます。
 途中少し本降りになって雨具を着込んだりしたりしましたが、長続きしなかったのでほっとしました。

切り通し

林業軌道終点
ここから整備された登山道を
行きます。
 前回来たときは風格を漂わせていた翁杉が倒れて枯死していました・・・
 2009年9月に倒れたそうです。幹の90%が空洞になっていたそうで、寿命を全うしたそうです。
 合掌・・・

翁杉跡

ウィルソン株
 おっしゃおらー!と登山道を登りまして、ウィルソン株までやって来ました。
 ここで小休止して呼吸を整えます。

有名なハート型

ウィルソン株
別アングルで
 ウィルソン株を過ぎると整備された遊歩道を歩くのですが、
とにかく階段
なので、私の歩幅と合わずに苦戦を強いられます。
 「俺を置いていけ-」と相方さんに泣き言を言っておりました。

ここから地獄の遊歩道始まる

大王杉
 「一緒に行くんだ!」という男前な相方さんに励まされ、休み休み登っていきます。
 

夫婦杉

すごい表面がつるつる・・・
 最後の方はアップダウンの繰り返しになるのでけっこう体力使います。
これくらいの杉はたくさんある

木のトンネル
 戻りの人から「もうすぐですよ」と励まされつつ、なんとか歩いて行きます。
階段を降りてる私。
後頭部が寂しいですなあ・・・

シシガミさまみたいな倒木
13年たっても残ってました。

縄文杉と再会!
 ようやく縄文杉に到着しました!
13年前と違ってはるか手前に展望台ができて近づけなくなっていました。
 私はほっとして動きませんでしたが、初めての相方さんは大興奮!

相方さんと記念撮影
信号機みたいですが、
お気になさらず

縄文杉
別角度から
 別の展望台に移動したり、すごく元気に写真を撮っておりました。
 15分ほどいたでしょうか?
名残惜しくはありましたが、帰りの飛行機という現実もありますので、折り返しすることになりました。

さようなら縄文杉
また逢うことはあるのかなあ・・・
2017年屋久島紀行 続く
2018.10.28作成
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