流星の滝
 見知らぬ土地をバイクで走って疲れていたのでしょうか?
昨日は早くから寝てしまいました。
 翌6月19日(日)はワールドカップダイジェストをテレビで見ながら朝ご飯を食べ、
8:00には宿を出発しました。
 まず向かったのは銀河・流星の滝
 今はバイパスが開通し側道から見る形ですが、当時は国道から見たのです。
 層雲峡付近は大地の裂け目といった具合の峡谷でして、
国道と石狩川が谷底を流れるといった風情でした。

国道の両側がこういう感じ
 峡谷の底を走るという事に感動したのでしょう。
崖の写真を残しています。(笑)

大函
 次にやって来たのが大函・小函という観光名所。
岩の崖が珍しい場所です。
 土産物屋さんがたくさん並んで、観光バスがひっきりなしにやって来てました。
 観光バスの皆さんは15分ほどの滞在で、写真だけ撮って土産物屋さん冷やかして、もう次の場所に移動していくのです・・・

 「一人旅って自由なんだなあ〜」

居たいだけ居られるという一人旅の便利さに気づいた瞬間でした。

 大雪ダムで国道273号線に入り、道内国道最高所である三国峠を目指します。
 上川側は2車線道路に整備されていて、気持ちよく走る事ができました。
 交通量も皆無といっていいほど。すれ違う車もほとんどありません。
「日曜日だもんね」
 自分のバイクのエンジン音だけが響きます・・・
 工事中のような素堀っぽいトンネルをくぐると、いきなり視界が開けました。
 

三国峠にて
 「すげ〜」
 見渡す限り人家が見えない盆地の風景でした。
 「これが北海道か〜」
北海道の広さに、ただただ圧倒されてしまいました。
 現在、峠の駐車場には売店・食堂がありますが、当時はトイレくらいしかなかった記憶がありますね。

峠からの眺め

未舗装の国道273号線
 景色を堪能したので峠を下り始めました。
 と、途中から未舗装道に早変わり。
「こ、国道が未舗装なのか・・・」
 再びカルチャーショックでした。
国道は整備されているものっていう思いこみがありましたからね〜
 距離としては数キロだったですが、
本人は脳内パリダカ気分
「うひゃひゃひゃひゃ〜」
 わざと砂埃を上げながら走って雰囲気を盛り上げます(笑)
 たまに対向車の埃を浴びるのはご愛敬です。
 パリダカ気分を記録に残すべく、バイクを降りて砂埃の写真を撮りました。

然別湖
 糠平までやって来たところで国道を外れ、道道85号線を走ります。
 北海道フリークの先輩の話では、この道路で車のCMが撮影されたのだとか?
(インプレッサだったかな?)
 ワインディングで楽しいよ!との事で走りましたが、紀伊山地の林道育ちですから至って普通でした(笑)
 然別湖畔でちょっと休憩。
 この奥に東雲湖という神秘的な沼があると聞いていたのですが、
単独行でクマーが怖かったので行きませんでした・・・・
 

扇が原展望台付近
 然別から白樺峠を越えると、いきなり視界が広がりました。
「うひょー」
 今まで見たことのない、広大な平野が広がっていたのです・・・
「これが十勝平野か・・・」
あまりの巨大さに息を呑みます。
 あんまりうれしくって展望台の駐車場で踊ってました。

これが十勝平野
 あまりの広さに心も晴れ晴れです。
十勝さんの広大さにただ感動

国道274号線
 ずーっと眺めていましたが、気を取り直して坂道を下っていきます。
 自衛隊の演習場を突っ切ったところで左折。
 国道274号線に入ります。
この国道、多少のアップダウンはあるものの、
一直線
なんです。
 これまた初めての風景。
どこまでも大きくてだだっ広い北海道・・・
 夢中になって走ってました。
 

ツーレポのお約束(笑)
「愛車と風景」

広い畑にまた感動

ルピナス満開
 士幌町の役場前を通過して国道241号線へ合流。
上士幌へと向かいます。
 上士幌市街で道道806号線に入ります。
 音更川の河川敷ではルピナスの花が満開でした。
 
 むしゃむしゃと草を食べる牛を見ながら山道を登っていきます・・・

ナイタイ高原牧場からの景色
 ナイタイ高原牧場に到着。
 ここのソフトクリームと景色が最高ってことでやって来ました。
 ゲストハウスでさっそくソフトを注文。
ソフトを食べるにはちと寒いですが、寒さをこらえて食べ始めます。
「うまい!」
 濃厚でとってもうまかったです。
私的には、ここのソフトが日本で一番うまいと思うんだけどなあ・・・
 しかも景色が最高!
 もうちょっと暖かかったらね・・・
でも、この日は日差しは暖かで、なんとかしのげました。
 

オンネトーの風景
雌阿寒岳と阿寒冨士
 あちこちでゆっくりしすぎたので、かなり時間が遅くなってました。
帯広辺りで泊まることも考えたんですが、弟子屈まで行ってみる事にしました。
 日が傾いてからの移動だったので、びくびくしながら走り始めます。
 上士幌から国道241号線を走り、足寄を経由してひたすら東を目指します。
 途中、どうしても寄りたい所があったので寄り道。
 オンネトーを見に行きます。
 神秘的な青い湖だって聞いていったのですが、
時間が夕暮れ時だったので青色はいまいちでした。
 でも、初めてなもんでなんでも感動です(笑)
 

オンネトーの水の色
 ここの奥にオンネトー湯の滝っていう露天風呂があるって聞いていたのですが、
日が陰ってきていたので断念。
 再び国道に戻って走り始めます。
 阿寒湖手前で国道240号線と合流。
阿寒湖のコンビニでホットコーヒーで一息入れまして、弟子屈を目指します。

双湖台からの眺め
ペンケトーを見る
 日が陰って気温がぐんぐん下がって来ました。
やはりこんな時間から峠越えは無茶だったようです。
 歯が合わなくなってきました・・・
 しかし双湖台にはしっかり寄ってます(笑)
 雌阿寒岳裾野にある二つの湖、
ペンケトーとパンケトー
が見えるって事だったのですが、ペンケトーしか見えませんでした。
 双湖台からみるペンケトーは、北海道の形に見えるそうですよ。
言われてみれば見えなくもないかな?

キタキツネが道路沿いに
 標高はぐんぐん上がって、気温はぐんぐん下がっていきます。
 なんとか日のあるうちに宿に到着しようと必死です。

キタキツネがいました。
 ・・・必死な割りには寄り道が多い(笑)
 道路脇にキタキツネがいたので、バイクを停めて見てしまいました。
 草むらに隠れてコチラを伺っているのが分かります?
 昔、「キタキツネ物語」という映画を見て、
一度会いたいなあ〜と思っていたのです。
 しかし「エキノコックス」という寄生虫がいるから触っちゃいけないよ、
って先輩に聞いていたのでこちらも見るだけでした。
 観光客がえさをやるので、国道沿いに出てくるようになったんだそうです。

宿の部屋
 弟子屈でにわか雨に降られました。
 が、防寒のために常にカッパ着用しているので被害はありません。(笑)
 そのまま突っ走ります。
 西の空がすっかり暗くなる頃、美留和駅近くの宿にようやく到着しました。
 近所にある温泉(銭湯?)に行って、晩ご飯は大きなお好み焼きでした。
to be continued・・・
2011.2.20作成
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