阪神西宮駅
 2024年2月。今回は中国街道を歩いてみることにしました。
 西国街道は、京都から西宮を経由して下関を目指すのですが、やがて大坂から西宮を結ぶ中国街道も賑わいを見せました。
 今回はそのルートを歩いてみます。
 まずは阪神電車で西宮駅を目指します。

西宮市のマンホール
甲子園が描かれています。
 西宮駅からしばらく歩くと西宮神社です。
 ここから、大阪市内を目指して歩きます。

西宮神社

金鍔屋さん
谷矢製餡株式会社
 街道を歩いてすぐのところに、金鍔屋さんがありました。
 店の前に金鍔の自動販売機があったので、興味本位で買ってみました。

自動販売機

蛭児大神神輿屋伝説地
 西宮神社所縁の石碑を見ながら街道を東に歩きます。
札場筋交差点
高架は阪神高速神戸線

西宮市のマンホール
 小さな川沿いを歩きます。
 街道はやがて阪神本線の高架下をくぐって、阪急今津線の下を通ります。

阪急今津駅

阪神今津駅

街道
 名神高速道路の下をくぐってさらに東へ。
上野神社

新川橋

阪神甲子園駅
 阪神甲子園駅の北側に出ました。
 角に賑やかなパン屋さんがあったので、買い食いしてみました。
 おいしかったです。

パン・ド・カンパーニュ本店
あんぱん

街道っぽい名前の公園

あましん
阪神タイガース定期預金
 岡太神社にやって来ました。
 延喜元年(901年)開基と伝わる神社です。

岡太神社

是より東 尼崎領の碑
 境内には、是より東 尼崎領と刻まれた石碑が保存されていました。
境内
 この辺りは街道が回りから高い場所にあるようで、坂道があります。
 やがて武庫川橋にでました。

武庫川橋

下流には阪神武庫川駅があります。
 川の上にあることで有名な、阪神武庫川駅が見えました。
 夏はいいけど、冬は寒そうな駅です。
 橋の真ん中から尼崎市に入ります。

ここから尼崎市

解説板
 武庫川の東側に雉が坂という場所がありました。
 羽柴秀吉の中国大返しの時、この付近に明智勢が伏兵を置いていたのですが、雉が飛び立つのを見て見破ったという伝説があるそうです。

この辺りにあったそうです。

なんかおしゃれなお宅
 街道に警備員さんが何名か立ってました。
 なんでかなっと思ったら、街道の少し南側に尼崎競艇場がありました。

琴浦神社
 琴浦神社までやって来ました。
 源融(みなもとのとおる)公が祭神の神社です。
 源融は嵯峨天皇の皇子で、六条河原に屋敷があり、この場所から毎日30石の海水を運ばせて、屋敷内で塩を焼いていたそうです。
 想像付かないお金持ちですねえ。

解説板

尼崎市消火栓
 琴浦神社を過ぎて街道を東に歩きます。
歩道に埋め込まれた街道のタイル

尼崎市のマンホール
 蓮川を渡ります。
蓮川

右 大坂道 左 西ノ宮
 大きな道標があって、街道は右に折れています。
 近くに古い商店街があったので、寄り道していくことにしました。

昭和な商店街

讃岐うどん 穂乃香
 もうお昼が近かったので、ご飯にします。
 行列のできてたうどん屋さんで、名物の肉うどんをいただきました。
 安くてうまかったです。

肉うどん

商店街
 商店街をぶらぶら歩きましたが、まだまだ活気のある商店街で楽しかったです。
 もつ焼きなんか買い食いしてました。
 ビールがほしかったですが、歩けなくなるのでがまんです。

肉のかごもと

もつ焼きうまうま
 古い町屋を見ながら街道を南下して阪神の高架をくぐり、貴布禰神社にやって来ました。
 嘉暦元年(1326年)創建と伝わり、現在地には承徳5年(1715年)に遷座しました。
 城下絵図にも描かれた、尼崎の鎮守です。

貴布禰神社
 ここから街道は、阪神高速神戸線の下、国道43号線を歩きます。
 庄下川の手前を左折します。
 庄下川は、尼崎城の外堀でした。
 水飴で有名なヒノデ阿免さんの前を通ります。
 お城見てから寄ろうと思ったのですが、忘れてしまいました。残念。

国道43号線

ヒノデ阿免

庄下川
 庄下川を渡ると、かつての尼崎城内です。
 

川沿いに歩く

尼崎城天守
 尼崎城は元和3年(1617年)に、戸田氏鉄により築城されました。
 豊臣家滅亡後、西国大名を押さえるために築城されただけあって、5万石に似合わない4重の天守が上げられました。
 尼崎城は平城だったため、明治維新後の城跡の保存状態はよくなかったのですが、平成30年に、地元出身のミドリ電化の社長が寄贈し、天守が外観復元されました。

尼崎城天守
中国街道を歩く つづく
2025.1.13作成
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